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A氏
:昨日の 朝日新聞朝刊
の 1面の左側
に「 原発大半、安全策に難点
」として、 福島第1原発の事故
に伴い、 各原発
の 海水ポンプの防水対策
と 非常用電源の設置場所
を本社で調査したデータをかかげているね。
17箇所にある原発
のうち、 両方共対策済
なのは、 福島第2
、 柏崎刈羽
、 東海第2
、 滋賀
の 4つ
だけだね。
私
:この1面の続きが 3面
に「 原発 想定すべて破られた
」と題してあるね。
題名からして、新聞社もまだ、「 想定外
」が分かっていないことがわかるね、。
A氏
: 北海道電力
の 佐藤佳孝
社長
は、
「 福島第1原発を襲った津波が高さ 14メートル
なら、 15メートル
にすればいいのか、 16メートル
がいいのか、収まりがつかない
」
と語ったという。
私
:まだ、 ことの本質
を分かっていないね。
16メートル
にして、また「 安全神話」改訂版
を作ろうというのかね。
北海道の泊原発
の 津波想定値
は、こないだの 読売新聞の調査
によると 9.8m
だ。
問題は、 この値
そのものでなく、「 この値(設計基準値)を超えたときの非常時の対応準備
」 をきちんと予想してとっているか
、なのにね。
泊原発
は 非常用電源が頑丈な原子炉建屋に全部入っていない
。
一部しか入っていない。
それが「 設計基準値を超えたときの対応
」をよく考えていないことを証明している。
A氏 : 柳田 氏が 指摘している 「『 想定値 」で 線引き(割り切り)する発想 から抜け出し、『 予防できること 』と『 予防できないこと 』を明示 し、『 予防できないこと 』は『 ではどうするか』という議論の展開を導入することだ 』というのをまだ理解していないね。
四国電力の30代の中堅社員
は
「 伊万原発
の近くにも 大きな活断層
があり、『 想定外
』の 地震や津波
を乗り切れるのか不安だ。
ここまでやれば安心という方策
があるなら教えてほしい」
ともらしたという。
私
:これも分かっていなね。
伊万原発
の 津波想定値
は 3.49~4.24m
だ。
これを超える津波
が「 想定
」されるから、それに備えて 海水ポンプや非常用電源が確保
されないといけない。
それなのに、 伊万原発
は、 海水ポンプの防水準備していないし、非常用電源が原子炉の外
にあるという。
「 予防できない場合
」の 準備対応は最悪
だね。
足元
をみていない。
足元の努力
をしないで、 すぐに問題を抽象的に大げさにする
。
本当にやる気がない。
新聞記者も「 安全神話
」 発想
に陥っているから、そこを追求しない。
A氏
: 東日本の電力会社の幹部
は
「 すべての対策にはコストがかかる
。
電力料金に転嫁
しなくてはならない」という。
私
:また、 抽象的なグチ
だね。
グチ
だから、 電力料金をいくらあげるかの数字が言えない
。
現行料金
の 5割アップ
なのか、 2倍
なのか、すぐに出ない。
A氏 : 元東電社員の原子力技術者 は「 基本設計の見直しは多額の費用がかかる 」と同じようなことを言っているね。
私
:一体、 何億かかるのか
大雑把でいいから、 具体的な数字
がすぐに出てこないのが問題だね。
新聞記者もそれを追求しない。
福島第1原発の事故による被害補償
は、 兆円の単位
になるだろうというのにね。
まだ、日本は新聞社も含め、 発想
が「 安全神話教
」の 呪縛
から本当に脱していないね。