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Ryu-chan6708

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2011.05.22
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【送料無料】ベイジン(上)

私:
この本を図書館から借りた動機は、 文藝春秋 真山仁 氏が今度の 福島第1原発事故 について感想を述べていたことからだね。

A氏 真山 氏のコメントは君のブログの「 原発を直視する勇気を 」でふれているね。
  この小説は 原子炉のトラブル を扱っているんだが、最初、 日本の原子炉を舞台 にしようとしたが、日本の専門家に「 日本の原子炉は絶対安全だ 」と言われ、 中国に舞台 を移したという経緯がある。

上巻 は、 大連近くの最新鋭原子炉 北京オリンピックの開会 に間に合わせようと進むまでだね。
主人公 は日本人の原子炉の技術者で、 顧問 としてこの中国の原子炉に乗り込む。
  背景に、 中国の共産党独裁 幹部の汚職 が描かれている。

  日本を舞台にしていたら、「 原子力村 」の姿が描かれていただろうね。
  そして、 原発の危機 を叫んだ人が「 村八分 」にされている姿もね。

A氏 :小説ではどういうトラブルが発生したのかね。

:上巻ではまだ、大きなトラブルはないが、 兆候 は出ているね。

 今度の 福島第1原発 のトラブルは「 想定外 」で逃げているが、それは「 想定外」 でなく、 当事者 の「 想像力 」の欠乏からくる「 想定外 」だね。

原子力村 」の人びとにせめて 真山 氏くらいの 謙虚な「 想像力 があったら、今度の事故対応は大きく変わり、逆に 日本の原子力技術 を世界に宣伝できただろうにね。
 「 想像力 」欠如の「 傲慢 」というのは怖いね。

真山仁 氏は「 全電源喪失 」をすでに「 想定 」してこの小説を書いているね。
  これが下巻のメインテーマだろうね。
  著者の「 想像力 」に期待したい。






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Last updated  2011.05.22 08:33:54
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