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日本は医療については、比較的安心して向き合える国です。保険制度があって過度の高額医療費負担の心配もそれほどありません。医療機器、設備についても外国と比較してもトップレベルにあるともいわれています。また献身的に勤勉に働く医師、看護士たちも数多くおられます。しかし問題がないわけではありません。その1つが輸血です。日本の病院の多くが一定のヘモグロビン値よりも数値が下がると、当たり前のように輸血を施します。しかしこの輸血は驚くほどリスクの高い治療法であることを一般の患者は知りません。もちろん一部の医師たちは輸血の高リスクを認識しているようですが、様々な事情から声高に意見を述べることがなく、決められたルール―に従っているようです。なかには輸血拒否患者を最初から受け入れようとしない残念な病院もあるようです。私が思うにはそういう病院は病気の治療には向き合っていても患者の心や信念とはまともに向き合っていないのか、それとも輸血しないことによって生じるかもしれない様々な厄介な問題を回避したいのかはわかりません。ところで2016年1月24日産経新聞には「輸血で慢性肝炎新たに3人疑い」という記事がありました。他にも報道している新聞社があるかもしれません。つまり輸血を施されることは、スクリーニング処理をくぐり抜けた細菌、ウィルス等も施されてしまうことを覚悟しなければならない治療です。しかし問題が発覚すればスクリーニング処理を強化する、しかし新たな細菌、ウィルス等がスクリーニング処理をくぐり抜ける。するとまた強化する。いわばイタチごっこのような状態です。しかもネット検索で「輸血 免疫力の低下」で検索すると恐ろしいほど情報がヒットします。これほどの情報があるということは、明らかに輸血=免疫力低下は事実といわざるを得ません。さらに輸血は高コスト治療ともいわれています。(日本の場合は事情が異なります)もちろん患者は保険制度のおかげでそのことをあまり実感することはありませんが、外国ではそのように考えられている国もあります。そう考えると輸血ありきの日本の医療制度も見直しを行うべきではないかと思います。 追記:輸血を避ける治療を無輸血治療と言われていますが、医療機器面では、外国と比較して優れた医療機器を有する日本ですが、残念ながら無輸血治療の分野では、外国よりも劣る面があるようです。やはり無輸血治療が面倒といったことがあるのと、万が一、無輸血治療で失敗した場合に、医者としてのキャリアに傷がつくことや病院の評判損なわれることを怖れていることがあるのかもしれません。ただ輸血をしても必ず命が救われる保証があるわけではなく、ある調査によると、輸血をすると、免疫力が弱くなり、輸血をしたことがない患者よりも、延命できないという無視できない結果もあるようです。実は私もの父も末期がんで亡くなりましたが、担当する医師がポロリと本音を漏らしました。「このケースの場合は本当は輸血しないといけないですけど、でも輸血しても結局は同じで、もたずに亡くなります・・」そこで父は輸血をしませんでしたが、医師の余命宣告の時期よりも、数カ月長く生きることができました。ひょとしたら輸血していたら、もっと早く亡くなっていたかもしれません。
2021.11.25
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