プロのつぶやき1150「京都の老舗の底力には憧れますねぇー!」
カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています。卸先のお店からも喜ばれています、ありがとうございます。
朝6時には日が出ていて明るく・・・一気に暖かくなって春になりました、そして花粉がたくさん飛んでいます。
戦争の行方が見えませんが・・・東京大空襲76年、そして大震災11年を迎えました。東京大空襲は親戚が焼け出されて、千葉に疎開していて都内の実家が焼けて戦争孤児になってしまった叔父さんがいて・・・子供の頃話しを聞いていました。震災は常連のお客さんが何人も福島宮城岩手にいて大きな被害を受けました。
戦争や震災が無くなりません、胸が痛みます・・・それでも暮らしは続いていきます。
そんなこんなで・・・京都に用事ができて1泊で行ってきました。日曜の昼前に出て、月曜の午後帰ってきたので・・・観光する時間は無かったのですが・・・せっかくなので、和菓子の老舗2軒に寄ってきました。
日曜日は、新作ブレンド「花かすみ」の元ネタを頂いた祇園の鍵善良房さんの喫茶で・・・名物の「葛切り」と「わらび餅」を頂き・・・干菓子の「老松」をお土産にしました。
月曜日は宿から少し歩いて西陣の塩芳軒さんへ・・・名物「聚楽」に「最中」と「上生菓子」も追加してお土産にしました。
2軒ともに、どれを味わっても風味、口どけ、甘さのバランスが洗練されていて・・・主張や過剰さを抑え、静かでとんがらない味わい・・・圧倒的な魅力が余韻にただよって・・・すぐには次のひと口へ進めません。余韻をゆっくりと味わいたい欲望に襲われてしまいます。
それにお店の設えが伝統の美しさで・・・やはり気持ちが落ち着いてきます。
「葛切り」は作りたての食感にクリーンでまろやかで豊かなコクの黒蜜・・・「わらび餅」は柔らかすぎ無い食感にきな粉の風味の豊かさに惹かれます。
4つの上生菓子をその日のうちに味わいたくて・・・お昼の新幹線で帰宅・・・ひとつひとつが洗練、成熟としか言葉がないもので、風味の違い、食感の違い、余韻の違いが明確で・・・静かでバランスが良くて・・・近々また訪れたい気持ちになりました。
京都の老舗の底力には憧れますねぇー!
塩芳軒さんは30年くらい前かな、専門誌かムック本かで、小豆をハンドピックしていて腰を抜かして覚えていました。以前、知人からお土産でいただいてそのクオリティや魅力に圧倒されて、お店に行きたかったのです。
まぁ、都内の老舗の和菓子屋さんも好きなお店がいくつもあって・・・駿河台下のささまさんの松葉最中、麹町の一元屋さんのきんつば、人形町の清寿軒さんのどら焼きは中でも大好物です。
それに年に何回か無性に食べたくなるのが渋谷ヴィロンのバケット、麹町ル・グルニエ・ア・パンのクロワッサンです。繁盛店でもふらっと行って買えるのが嬉しいです。行列とか予約だとハードル高いです。
そうそう、4才の孫は鍵善さんの干菓子「老松」が気に入ったようです(笑)まぁ、お砂糖ですが、只者ではないお砂糖ですからね。
お菓子にお茶やこーひーの穏やかなひとときは平和です。
さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
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