GEORGIA: The crazy thing is that what's bothering Ally right now is the same thing that's bothering me !
この文でThe crazy thing is that what's bothering〜とありますが、isの後のthatは必要なのでしょうか?接続詞のthatと思ったのですが、後ろに関係代名詞のwhatがあり、名詞節になるからthatはいらないんじゃないかと思ってしまいました。。 接続詞のthatとwh節は一緒に使えないと思うのですが、関係代名詞whatなら一緒に使うことは可能なのでしょうか?
(2016年04月03日 23時41分44秒)
>I’ll be glad to take the books, which you don’t want.と同様に解釈されているのでしょうか?だとすると、学校英語と同じと思います。
I’ll be glad to take the books which you don’t want. これはたくさんある中の本の中から一部の本を指しています。その一部とは「君がいらない本」のことです。 I’ll be glad to take the books, which you don’t want. これは全部の本を指します。喜んで全部本もらっていくよ。なぜなら君がいらない本だからね。こんなイメージですね。したがって、両者は意味が異なります。
最初に当ブログの文法解釈は私が勝手に作り出しているものではありません。今回の関係代名詞についてはThe Cambridge Grammar of the English Language(CGEL)からの抜粋です。CGELでは従来の文法書で関係代名詞 that と呼ばれている that はむしろ、名詞節を導く that節の that に近いものであると説明しています(P1056) そしてCGELによると、その違いは制限用法と非制限用法の違いではないようです。
私の中でも関係代名詞に関しては長年の疑問でした。そして2006年にこのCGELで解説を読んだときにやっとクリアーになったのです。それまでthat which 制限、非制限など従来の文法書などでは違いがわからず、どちらかというとモノの先行詞にはthat 人の先行詞には who などと曖昧に使っていました。これは違いがハッキリわからないので曖昧になっていたのです。しかし、that が which とは異なることがはっきりわかり、自分なりに使い方が楽になったのです。そして周りのネイティブたちが無意識レベルで両者を使っていることも理解できるようになったのです。
私はアメリカ、カナダに15近く住んでいますが、日常的に that も which も登場するので区別ができた方がわかりやすいというだけです。確かに, that の方がwhichより圧倒的に多いのも事実でしょう。しかし、この理由も関係代名詞which と that の本質的な違いが理解できることで納得ができるようになったのです。