I’ll be glad to take the books which you don’t want.喜んで本を引き取るよ。どの本かって、(たくさんある本を指し)君が要らない本だよ。

。。。ですが、I’ll be glad to take the books, which you don’t want.と同様に解釈されているのでしょうか?だとすると、学校英語と同じと思います。

「形式が違えば、かならず差異が生じる」とのことですが、それでは、「maize」と「corn」や「必ず」と「かならず」にも差があるのでしょうか?勿論、読者の印象やこれらの語の使われ方においては差があると思いますが、意味の面では同じです。形式が違うことにより何らかの差が生じることは事実と思いますが、意味においては必ずしも差が生じるとは限らないと思います。

あと、私の見解では、「which」を「that」と同じ意味で使用するのは稀です。口語では勿論のこと、一般文書では、「which」が「that」と同じ意味で使われているのを見かけません。その代り、「, which」は口語でも一般文書でも使用されているのを結構頻繁に見かけます。尤も、「, which」は「that」と同義ではないのでここで言及する必要はないのかもしれませんが。 (2016年04月14日 00時11分34秒)

学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

学校で教えて欲しかった、こんな英文法!

2011年05月30日
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カテゴリ: 関係詞節
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東日本大震災で被災された皆様へ

このたびの東日本大震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

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本日の問題


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空所に入るのは  to park   それとも  parking ?


You need to practice (     ) the car in the garage.
(車を車庫に入れる練習をしないといけないね)














答:parking


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当ブログはメルマガと連動した内容の文法項目を取り上げるのが主旨ですが、今回もメルマガとは異なる内容をお届けします。


2週にわたり、


1. 関係代名詞の省略というものは本来ない!

2. that は関係代名詞というより実は限りなく接続詞に近いもの!


という関係詞節に関する学校では教わらない新事実について紹介してきました。


今週は、最後に関係代名詞 which that の意味的な違いについて紹介しましょう。


学校英語では which の代りに that を用いてもよいと教わり、両者は同じ訳文になると習います。


しかし「形式が違えば、かならず差異が生じる」という持論を唱える私としては、 which that が同じ意味になるという捉え方ができないのです。


本当に両者が全く同じ意味なら2つは要りません。どちらかは言語から消滅する運命にあるはずです。しかし、どちらも存在しているということはやはり差異があるからです。


次の2文の意味は?


I’ll be glad to take the books which you don’t want.

I’ll be glad to take the books that you don’t want.


「あなたが要らない本を喜んで引き取りますよ」と どちらも同じような訳し方をしていませんか?もちろん、この訳でもコミュニケーション上の問題は生じないでしょう。


しかし、形式の違う両者には異なる原理が働いているので、やはり両者の意味も異なります。


意味というよりは頭の中の絵柄(イメージ)が異なるのです。


wh系関係代名詞 who, which の元をたどれば「 」「 どれ 」という 疑問代名詞 です。


例文の the books which…  のように用いて、「本、 どの 本かというと…」のように、先行詞の内容が何を示すのかを which の関係節で相手にわかるように述べるのです。


つまり、 I’ll be glad to take the books とまで相手が聞いたときに「 どれ? 」と相手が特定できないので、その疑問に答えるように、相手が特定できるような内容を伝えていくような働きがあるのです。


I’ll be glad to take the books 「どの本?」  which you don’t want 「あなたが要らない本」


このように which 以下を付け足すことで相手はどの本のことを指しているのかがわかるのです。


つまり、たくさんある本の中からあなたが要らない本と特定してあげないと相手はどの本のことを言っているのかわからないのです。


それに対して、 that はもともと 指示代名詞 だから、「 それ、あれ 」と実際に指し示すことができる「人」「もの」がある場合に使われるのです。


つまり、 I’ll be glad to take the books と言った段階で、聞いている相手は「その本」が具体的にわかるという前提なのです。


例えば、あなたが本棚から要らなくなった本を段ボール箱に詰め、これ誰か引き取ってくれないかなぁと言ったとしましょう。


そこで話し手が I’ll be glad to take the books that you don’t want.  と言ったとします。


I’ll be glad to take the books まで言った段階で聞き手のあなたはその対象の本が具体的にわかりますね。


that はその具体的にわかっている段ボール箱の本を指して、 that それ、あれ 」と続けていくのです。


I’ll be glad to take the books 「その本」  that you don’t want 「そのあなたが要らない本」


よく文法書などでは、最上級、all, every, the only, the first などが先行詞につくと that が使われるというような記述を見かけますが、これも that が指示代名詞的な働きをしていることがわかれば納得できますね。


She is the most beautiful woman that I’ve ever met.


話し手が She is the most beautiful woman と言えば、聞き手のあなたはthat以下が予測できませんか。おそらく「私が出会った中で」とか「私が知っている中で」みたいな文が続くと予想できませんか。



では、もう一度2文の訳を考えてみましょう。


I’ll be glad to take the books which you don’t want.

喜んで本を引き取るよ。どの本かって、(たくさんある本を指し)君が要らない本だよ。


I’ll be glad to take the books that you don’t want.

喜んで本を引き取るよ。(本の入った段ボール箱を指して)君が要らないその本をね。


この発想は従来の学校英語からはかなり逸脱するものかもしれません。したがって、疑問を感じる人もいるかと思いますが、個人的には関係詞 which と that に対する見方は今後大きな修正が必要であると考えています。


* 関係代名詞 who/which/that については「ザ・英文法」Unit 9 にてイラスト付で詳しく解説してあります。


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最終更新日  2015年12月20日 17時31分30秒
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Re:関係代名詞 which と that は同じじゃない!(05/30)  
south さん
形容詞の限定用法と叙述用法に似ていますね (2015年12月20日 12時00分19秒)

southさん  
samito07  さん
ご訪問ありがとうございました。

>形容詞の限定用法と叙述用法に似ていますね

関係代名詞節は形容詞節と呼ばれるところからも概念は似ているのかも知れませんね。



(2015年12月21日 03時06分32秒)

Re:関係代名詞 which と that は同じじゃない!(05/30)  
まさみ さん
こんにちは。samitoさん、質問があります!

海外ドラマのアリーマイラブで、このセリフがあります。

GEORGIA: The crazy thing is that what's bothering Ally right now is the same thing that's bothering me !

この文でThe crazy thing is that what's bothering〜とありますが、isの後のthatは必要なのでしょうか?接続詞のthatと思ったのですが、後ろに関係代名詞のwhatがあり、名詞節になるからthatはいらないんじゃないかと思ってしまいました。。
接続詞のthatとwh節は一緒に使えないと思うのですが、関係代名詞whatなら一緒に使うことは可能なのでしょうか? (2016年04月03日 23時41分44秒)

まさみさん  
samito07  さん
まさみさん、こんにちは。

ご質問の that ですが、名詞節を導く that です。

今回の質問文はやや複雑なので、簡単な文で説明します。

The truth is that I like baseball.
(実は私は野球が好きなのです)

that 以下がS+V+O の補語節になっていますよね。この構文と質問文が同じ構造なのです。もう少し質問文に近い例文を作ってみます。

The truth is that what I really don't like is his attitude toward his studies.
(実は私が本当に好きでないのは彼の勉強に対する態度なのです)

これもthat 以下がS+V+O の補語節になっています。ただ、that以下の節の主語が関係代名詞what の文ですので、質問文とよく似てますよね。

そしてご質問のis の後のthatは必要なのかについては、thatは省略可能です。

これは推測ですが、アリーマイラブはコメディ調ではありますが、設定は法律事務所です。だから使う文章もそれなりに洗練された文章がたくさんあります。きっとthatを省略しないのは洗練さを保つためではないでしょうか?

that は確かに省略可能ですが、それはカジュアルなときです。フォーマルな書き言葉ではthat はふつう省略されません。

I think he is honest. カジュアル
I think that he is honest. フォーマル
(2016年04月05日 00時36分31秒)

まさみさん(訂正)  
samito07  さん
訂正箇所:これもthat 以下がS+V+O の補語節になっています。

訂正:S+V+O → S+V+C

(2016年04月05日 09時39分22秒)

Re[5]:関係代名詞 which と that は同じじゃない!(05/30)  
まさみ さん
解答ありがとうございます!

納得できました! (2016年04月05日 20時58分59秒)

Re:関係代名詞 which と that は同じじゃない!(05/30)  
思考盗聴犯が自滅する近未来 さん

思考盗聴犯が自滅する近未来さん  
samito07  さん
はじめまして。ご指摘ありがとうございます。

>I’ll be glad to take the books, which you don’t want.と同様に解釈されているのでしょうか?だとすると、学校英語と同じと思います。

I’ll be glad to take the books which you don’t want. これはたくさんある中の本の中から一部の本を指しています。その一部とは「君がいらない本」のことです。
I’ll be glad to take the books, which you don’t want. これは全部の本を指します。喜んで全部本もらっていくよ。なぜなら君がいらない本だからね。こんなイメージですね。したがって、両者は意味が異なります。


>「形式が違えば、かならず差異が生じる」とのことですが、それでは、「maize」と「corn」や「必ず」と「かならず」にも差があるのでしょうか?

少し言葉が足りなかったようで誤解を生じたかもしれませんが、単語ではなく、文の構造のことです。たとえば、関係代名詞のthatとwhichは単語が違いますが、両者は文全体の意味に対して違いをもたらすと申し上げたかったわけです。

おっしゃるように「maize」と「corn」や「必ず」と「かならず」など単語の場合は、意味の差ではなく、使われる国であったり、ニュアンス違いであったり、結果的には意味的な差が生じるとは限りません。


(2016年04月14日 14時00分06秒)

Re:関係代名詞 which と that は同じじゃない!(05/30)  
mishel さん
関係代名詞のthatとwhichの違いは単純に制限用法と非制限用法の違いだと思いますが…。
仕事でも私生活でも日常的にアメリカ英語を使いますが、「思考盗聴犯が自滅する近未来さん」の記されているように、私の経験でも制限用法としてのwhichが使われているのはあまり見たり聞いたりしたことがありません。制限用法には「that」、非制限用法には「, which」が使われています。メールなどですとカンマがない場合もありますが、文章の前後やそれまでのやりとりから、whichを使われているのは非制限用法(, which)の意味のときです。
明らかにwhichが制限用法で使われているのは、新聞や公の文書など非常にフォーマルな文体の文書でしか見たことがありません。
英語圏のサイトや文法フォーラムをざっとサーチしてみましたが、thatとwhichの違いは、制限用法と非制限用法の違いとして説明されたものばかりです。 (2016年05月25日 16時34分20秒)

mishelさん  
samito07  さん
最初に当ブログの文法解釈は私が勝手に作り出しているものではありません。今回の関係代名詞についてはThe Cambridge Grammar of the English Language(CGEL)からの抜粋です。CGELでは従来の文法書で関係代名詞 that と呼ばれている that はむしろ、名詞節を導く that節の that に近いものであると説明しています(P1056) そしてCGELによると、その違いは制限用法と非制限用法の違いではないようです。

私の中でも関係代名詞に関しては長年の疑問でした。そして2006年にこのCGELで解説を読んだときにやっとクリアーになったのです。それまでthat which 制限、非制限など従来の文法書などでは違いがわからず、どちらかというとモノの先行詞にはthat 人の先行詞には who などと曖昧に使っていました。これは違いがハッキリわからないので曖昧になっていたのです。しかし、that が which とは異なることがはっきりわかり、自分なりに使い方が楽になったのです。そして周りのネイティブたちが無意識レベルで両者を使っていることも理解できるようになったのです。

だからあくまでもCGELを基にした個人的な見解ですので、私の解釈を押し付けるつもりはありません。あくまでもこういう解釈のほうがわかりやすい、つまり使いやすいと思われるかたは参考にしていただければ良いと思って提示しているのです。

自分にとって一番わかりやすい、つまり、使いやすい方法がベストだと思います。したがって、mishelさんにとって「関係代名詞のthatとwhichの違いは単純に制限用法と非制限用法の違い」がわかりやすいのであれば、それでいいのではないでしょうか。仕事や日常的にアメリカ英語を使っていて問題なければ良いと思いますよ。これに対して私からの異論はありません。単に私個人の解釈は違うというだけです。

私はアメリカ、カナダに15近く住んでいますが、日常的に that も which も登場するので区別ができた方がわかりやすいというだけです。確かに, that の方がwhichより圧倒的に多いのも事実でしょう。しかし、この理由も関係代名詞which と that の本質的な違いが理解できることで納得ができるようになったのです。

周りのネイティブ(先生も含む)に何度も質問したことがありますが、きちんと説明されたことがありません。彼らは語感のレベルでわかっているので文法的な解釈ができないのも理解しています。また、英語文法フォーラムなど以前たくさん調べましたが、ネイティブたちの中でも意見はわかれています。またネイティブ自身が「どちらを使うのか」という質問すらあります。これは個人的憶測ですが、that の方が頻度が高く、which より ,which の方が頻度が高いのでthatとwhichの違いは、制限用法と非制限用法の違いと説明されるのではないかと想像します。

もう一度繰り返しますが、英文法は話すため、書くために自分が使いやすい覚え方がベストだと思います。したがって私の解釈より、それぞれの解釈でいいと思います。ただ、もし私の解釈が腑に落ちたり、こっちのがわかりやすいのであれば参考にしていただければ良いのです。要はコミュニケーション能力を身につける上で簡単な方でいいのではないでしょうか。
(2016年05月26日 14時39分10秒)

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