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2021.07.01
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最近は飲酒運転したトラック運転手が小学生の列に突っ込んで死傷したり、荒川で酒を飲んで遊んでいた少年が双子の弟を川に突き落として溺死させたり、YouTuberが緊急事態宣言中に宴会をして批判されたりして、酒が絡んだ事件が起きているので、酒について考えることにした。

●酒とは何か

酒はアルコールを含む飲料のことで、ビールなどの発泡性酒類、清酒や果実酒やワインなどの醸造酒類、ウイスキーやブランデーやスピリッツなどの蒸留酒類、合成清酒やみりんやリキュールなどの混成酒類に分類される。

●酒の歴史

世界中の文明で紀元前から酒が作られている。穀類や木の実を噛んででんぷんを糖化させたものを吐き出して貯めて発酵させた口噛み酒や、果物を発酵させた果実酒が世界各地で作られてきた。
酒は水やジュースと違って殺菌や酩酊の特殊効果があるので、すごい飲み物として賞賛するか、人をダメにする飲み物として否定するか両極端の反応になる。神道のように酒を神聖視して神に供えたり、キリスト教のようにワインがイエスの血として扱われてミサでパンとワインを分けるのが宗教儀式として定着したり、イスラム教のように酒全般を禁止することもある。
飽食の現代と違って昔はおいしいものをたくさん食べることが贅沢だったので、貴族が食事に酒を取り入れるようになって、献上品として上等な酒が造られるようになって、神事や祭りや祝い事などで酒が振る舞われて食文化として定着した。職人が酒蔵で手作りしていたころは生産量が少なかったものの、産業革命以後に工場ができると大量生産されて酒が安価になって品質も安定して庶民に普及して、ワインやウイスキーなどの高級品は輸出品として取引されるようになって、数が限られるヴィンテージ酒は高値で取引されるようになる。

●酒のメリット

・マリアージュで料理がおいしくなる

酒は甘口から辛口までいろいろあって、多様な料理に合う。揚げ物や味が濃い食べ物にはビールが合って、炭酸で胃がすっきりするので食欲も増進する。

・調味料として料理がおいしくなる

ワインは洋食のソースとかに使われるし、日本酒やみりんは和食の煮物に使われるし、ラムは洋菓子やアイスに使われていて、酒は飲み物としてだけでなくて調味料として使ってもおいしい。

・血行を良くする

寒い地域だと体を温めるためにアルコール度数が高い酒が好まれていて、ロシア人がウォッカが好きなのが典型的である。スイスの山岳救助犬のセントバーナードの首の樽にはアルコール度数が高いラム酒やブランデーが入っていて、酒で遭難者の体温を上げて救助したそうな。

・気分がよくなってコミュニケーションを促す

居酒屋は雰囲気が賑やかで、自宅で飲むのとは違う雰囲気だからこそ飲食を楽しめる。バーやクラブはおしゃれな雰囲気で酒を飲みながら店員と会話を楽しむこともできる。

●酒のデメリット

・脳に悪影響を及ぼす

酔うと理性をつかさどる前頭葉が鈍って認知能力や判断能力が低下する。それゆえに酔った状態で車の運転などの複雑な操作や即座の判断が必要な動作をすると、操作ミスや判断ミスで大事故につながる。飲酒量と脳委縮には相関関係があって、飲酒量が増えるほど脳が委縮する。

・二日酔いになる

アルコールの分解には時間がかかるので、翌日まで酒が分解しきれないと二日酔いになって仕事のパフォーマンスが落ちる。

・健康に悪影響を及ぼす

酒はカロリーが高いので肥満につながって糖尿病のリスク要因になるし、肝臓に負担がかかるので脂肪肝や肝硬変にもなるし、動脈硬化で高血圧になって脳梗塞や脳出血になったりする。

・アルコール依存症になる

ストレス解消のために普段から大量に飲酒していると、アルコール依存症になって自分の意志で飲酒量をコントロールできなくなる。アルコールが抜けると手の震えとかの離脱症状がおきて、しゃっきりするためにまたアルコールをほしがるというループになる。

・ハラスメントにつながる

アルコールの分解能力は遺伝的に人によって違っていて、酒に強い人とか、醸造酒は飲めるけど蒸留酒は駄目な人とか、その逆とか、まったく飲めない人とかがいる。その体質を無視して酒に強いのがすごいことのような非科学的な変な価値観を持っている人が威張り散らして他人に酒を強要する。これを断れなくて自分の本来のアルコールの分解速度に合わないペースで酒を飲むと急性アルコール中毒になったりする。

・酔っ払いが近所の迷惑になる

酔っ払いは汚い、うるさい、暴力的で周りに様々な被害をもたらす。繁華街の周りにはたいていゲロが落ちているし、酔っ払いの喧嘩も多くてしばしば殺人事件に発展する。学生街は民度が低くて深夜に民家の敷地にゲロをしたり立小便をしたり大声で騒いだりする学生がいる。終電で酔っぱらって寝ゲロをしてゲロまみれになっているサラリーマンや、ストレスをためすぎてブチギレて叫んでいるサラリーマンもいる。タクシーで暴れたりゲロを吐いたりする酔客もいる。沖縄だと酔って路上で寝て車に轢かれる人がいる。

●酒の害の制御が不十分な問題

酔って暴力をふるう人が大勢いて、飲酒運転の死亡事故がたびたび起きて、アルコール依存症になる大人がけっこういて、急性アルコール中毒で死亡する学生やBBQで酔って川で溺死するDQNがたまにいて、酒のデメリットが大きいのになぜ禁止されないのかと言うと、食文化の一部として定着しているので禁止したときの飲食店や製造業への影響が大きいし、他の麻薬ほど依存度がないし、アメリカの禁酒法でギャングが禁酒法に賛成した裏で密造酒を売って儲けていたように違法にすることで反社会的勢力の資金源になってしまうし、製造が比較的に簡単なので禁止したところで密造を取り締まりきれないので、今更禁止する流れにはならない。
それゆえに酒自体を禁止するのではなくて、酒を飲んだら車を運転してはいけないとか、酒の販売店で年齢確認をして未成年に酒を売らないとか、泥酔している人は警察が保護するとかの法律の運用で酒の害を制御することになる。しかし警察が毎日飲酒検問をして交通渋滞を起こすわけにもいかないので、飲酒運転を取り締まり切れていない。飲酒運転した人が事故後に逃げて大量の水を飲んで飲酒を隠蔽しようとすることが問題視されて2007年に自動車運転過失致死傷罪が新設されて厳罰化されたけれど、厳罰化がかえってひき逃げを誘発することになって防止効果は疑問視されている。
既存の法律の運用だけでは飲酒運転の悲惨な事故を十分に防げていないのだから、何か他の対応する必要があるだろう。例えば運転席の呼気からアルコール濃度を検出して車が動かなくなるようにしたりしてハードウェアで制限をかけるとか、バス会社やタクシー会社で毎日運転手のアルコール濃度チェックをやっているのを他の業種の運転手にも義務付けるとか、飲酒運転で免許取り消しになったら免許の再取得を不可能にして二度と運転する業務につけなくするように罰則を厳しくするとか、飲食店に一人で来た客が飲酒する時の店側の確認を強化するとか、会社の制服や作業服を着ている人は仕事中とみなして量販店で酒を買えなくしたり飲食店での酒の提供を店が断れるようにするとか、アメリカみたいに車内での飲酒を禁止してトランク以外の車内に開封済みの酒の容器があったら罰金をとるとか、単に交通事故の罰則を厳しくするのでなくて複合的な対策で飲酒運転を社会からなくす必要があるだろう。

●芸術と酒

芸術家には酒好きがけっこういる。ヘミングウェイがアブサンやモヒートを好きだったり、ビートジェネレーションが酒を飲みながら小説を書いたように、作家は酒やドラッグから着想を得ることがある。何年物のワインがどうのこうのといううんちくも小ネタになることがあるけれど、酒に詳しいからといってよい小説になるわけでもない。音楽は酒と相性がよい。EDMだと歌詞の内容はどうでもよくて、パーティーピーポーが飲んで騒ぐのにちょうどいいようなノリがいい曲が作られている。演歌だと「舟唄」みたいにしみじみ酒を飲むのが渋くてかっこいい大人像として表現されていて、酒が好意的に扱われている。

●私は酒があまり好きではない

私は別に酒が嫌いなわけではないけれど、好きなわけでもない。実家に梅とかりんの木があるので自家製の梅酒とかりん酒は飲むし、夏に冷たいビールを飲みたくなるし、カルーアとかモーツァルトとかの牛乳で割る甘い酒は好きだけれど、自分で買ってまで飲みたいとは思わないので貰い物の酒ばかり飲んでいる。
そもそも私は脳のパフォーマンスを落としたくない。私は起きている間は寝る直前まで本を読んだりギターを弾いたりして何かしら活動したいので、他に用事がなくてあとは寝るだけというときくらいしか酒を飲まないのであまり酒を飲むタイミングがない。
それに私は都会を信用していなくて酔った状態で帰宅するのは避けたいので、飲み会に参加しても外ではあまり酒を飲まないようにしている。都内の大きな駅の付近だと夜にキャバクラとかの違法な客引きが酩酊した人を自分の店に案内する光景を見かけるけれど、たぶんぼったくられているのだろう。飲み会で楽しく談笑しても酔って翌日に会話の内容を忘れてしまうのでは意味がないと思うので、私は夜の飲み会よりも昼のお茶会のほうが好きである。
それに酒に栄養があるわけでもないので、貧乏人がお金をかけるなら酒よりも食べ物のほうを優先する。親がお中元かなんかでもらった5千円くらいのワインを飲んだらろくにワインを飲んだことがない貧乏舌でもわかるくらいおいしかったのだけれど、貧乏な家庭にはマリアージュするような凝った料理があるわけでもないので、酒だけあってもしょうがない。酒のフルーティーな味わいがどうのこうのというより直接フルーツを食べたりジュースを飲んだりするほうがコスパがよい。缶チューハイとかのアルコールに香料を足したような安酒はまずいので飲まないほうがましである。
あと正月に親戚に挨拶しにいくと行く先々で酒を出されるのも嫌である。酒を飲むなら自分の好きなタイミングで好きなつまみを用意してリラックスして飲みたい。
それに私は酔っ払いに絡まれるのが嫌いである。野外ライブとかの楽しいイベントでも酔っ払いに絡まれると台無しになる。酒を飲んで騒ぐ人はストレスが発散出来て楽しいのだろうけれど、そのぶん周りが迷惑している。紳士淑女はいかなるときでも理性と礼節を持つべきで、酩酊した人とは社交をするに値しない。衣食が足りても酒を飲んで礼節を忘れてしまうのがストレスが多い現代人の生き方なのだろうけれど、果たしてそれは豊かな生活といえるのか。礼節を忘れて人間性を失うのなら酒を飲まないほうがましである。
最近はサッカー選手のポグバが記者会見でハイネケンを机からどかしたことが話題になって、イスラム教徒の選手に対してはスポンサーのハイネケンのビールを置く必要がなくなったりして、スポーツ界でも酒に対して配慮する方向になっている。その一方でプロ野球で優勝したチームがビールかけをするのは意識が低くてみっともなくて昭和っぽい時代遅れの祝い方なのでやめるほうがよい。プロ野球選手はファッションセンスだけでなくて酒の扱い方もださいので、ビールをかけあってふざけるのでなくて子供の手本になるように紳士にふるまうべきだろう。






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最終更新日  2021.09.28 20:27:49
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Re:酒について考える(07/01)  
つきがきれいですね さん
都内に住んでいらっしゃるのですね……(?)。
横浜と近いですね………(´◉◞౪◟◉) (2021.07.01 21:13:22)

Re[1]:酒について考える(07/01)  
三角猫 さん
つきがきれいですねさんへ

都内といっても池袋近辺なので横浜まで一時間くらいかかってそんなに近くないかもしれないのです。 (2021.07.01 23:43:13)

Re[2]:酒について考える(07/01)  
つきがきれいですね さん
三角猫さんへ

そうだったんですね!
今までずっと、勝手に岡山ら辺の山奥とかに住んでそうだなと思っていたのと、三角猫さんはあまりご自身のことを書かないので、初めて具体的な情報を入手できて嬉しいです!

いい作品に触れると、それをつくった人にも興味が湧くのは自然の摂理ですから( ΦωΦ )
(2021.07.04 01:08:27)

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