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最近仕入れました「キス専用の包丁」です。とあるご縁から、広島県呉市川尻にありますHagakure_knivesにて実物を拝見して、即一目惚れでの購入です。一目惚れといいましても、このイメージでずっと以前から探していた包丁ですから、決めるのにそう時間はかからなかった、というのが正直なところです。山本直作 青紙スーパー黒打ち片刃ペティ85mmこの刃渡りのサイズ感。メチャクチャ細かい作業ができそうでしょ!?実際に使ってみましたので、Reviewを兼ねて、いろいろと画像見ていただこうかな・・・と思います。 キスを開くとき、この持ち方でやります。口では説明しづらいのですが、正確に開けるといいましょうか、特に小型の場合、誤って3枚おろしになってしまうような事態を防ぐことができます。 背開きの様子。背骨に沿ってガイドラインを入れているところです。このときは、包丁の柄に近い部分に人差し指をあてがいます。 人差し指の位置をキスの体高に合わせて先端寄りに当てて、そのままスーっと包丁を移動させ、あとは、はさみで骨を外します。包丁で骨を切りたくいないので、骨はすべてはさみで切っております。 左腹骨をすいているところです。ある程度まで包丁ですいて、仕上げははさみで。はさみ・・・メッチャ重宝します。続いて右腹骨同様にはさみで仕上げて、最後はキッチンペーパーかティッシュで腹膜をきれいにふき取り、残った細かい骨を骨抜きで抜いたらキスの背開きのできあがり。20cm以下のキスは、面倒ならば骨抜きは省略していいかも。天ぷらや唐揚げにして熱いうちに食べる分には、小骨は全くといっていいほど気になりませんから。見た目にこだわらなければ、簡単に大名おろしで食べていただいても No problem! ワタクシは、個人的にこの背開きの形に美を感じているので、見た目重視なだけ・・・あと、ちょっとマニアックですが、天ぷらにしたとき一番美味しいと思っている部位が「尻尾の付け根+尻尾」なので、できる限りこの部分を美味しく味わうためでもあります。パリッと揚がった尻尾と鍛え上げられた付け根の筋肉は絶品の一言!人によっては尻尾を食べ残されているみたいですが、なんだかすごくもったいないような・・・。 さて、包丁って、みなさん拘っておられますでしょうか?これまでスーパーで売っている安い小出刃をメインに使っていたのですが、これに特に不満があったわけではございません。イメージとして、「高い包丁=すごく切れる」と思っておられる方も多いかと思いますが、切れ味という点だけで語ると正直、いつも使っている小出刃はメッチャ切れますし、今回買った包丁と差はございません。定期的にきちんと研いでメンテナンスしていれば、ほぼどの包丁も良く切れるはずです。あとは、どこに拘るかで包丁の良し悪しは決まってくるものと思われます。とにかくこのたびの包丁は、「キスを開く」ことのみに特化して選んだもので、これから使っていくうちにさらに進化させていくべき相棒であります。魚を捌くことを楽しませてくれるアイテムの一つである包丁・・・拘ってみたい方はぜひこの世界へ!! 話題ちょっと変わりまして、最近作った南蛮漬けをちょこっと紹介。 前回の釣行で13~15cmのキスが結構な数釣れましたので、腹開きにして南蛮漬けを作ることに。南蛮漬けにするキスは腹開きがお勧めです。骨はついたままにします。骨がいやな人は、骨を取り除く工程がひと手間増えるだけです。お好みでやっていただいて、クレームは一切ございません。開いたキスは薄い塩水に適当な時間つけたあと、水分を取って冷凍保存しておけば、いつでも時間が空いたときに調理できます。個人的には、キスの揚げ物はかならず一旦冷凍したものを使います。 調理するときは、自然解凍ではなく電子レンジの解凍モードで、完全解凍される手前で取り出します。くっついている魚どうしが分離する程度でかまいません。 もう手順はおわかりとは思いますが、小麦粉ではなく片栗粉をまぶして揚げるだけなのですが、揚げるときにはちょっと注意点があります。つまり、骨の側をパリパリに仕上げるということ。焦がさないということ。ワタクシはこの2点に注意して、弱火でじっくりと揚げていきます。とにかく焦がさずパリパリ、かつ中身はジューシー。これをタレにつけた瞬間ジュポッという音が立たなければダメ。出来上がりのイメージは濡れ煎餅。これを目指していただければ絶品の南蛮漬けができます。骨もぜんぜん気になりませんし、むしろ骨がついたままの方がはるかに美味しいです。くどいようですが、骨の部分をパリパリに仕上げる・・・ここがポイント。揚げ方が不十分だと食感に結構影響いたします。 南蛮漬けのタレですが、正直「勘」でやってます。好みによって調味料の量を加減していただくとしかいいようがありませんが、寿し酢を使うと簡単でおいしく作れます。使うものはズバリ「寿し酢、だし道楽、梅酒かレモン」これだけ。あっ、画像にある瀬戸内レモンジュースは参考画像です。ワタクシは梅酒または梅シロップを使います。人工甘味料などの食品添加物を使ってないものがいいです。できれば自作していただければなおよし!!梅と魚の相性は抜群です。ワタクシは梅の香りが強めなものを好むので、結構梅酒いれますが、これは個人の好みでやっていただければと思います(もちろん、アルコール分は飛ばしておいてくださいね)。砂糖は寿し酢や梅酒に入っているので一切使いません。甘いのが嫌いな方は、寿し酢ではなく普通の酢を使って、味の調整をしてください。ただ、砂糖って、甘みを出すためというより、旨みを出すための調味料なので、ある程度は入れなければ美味しくありません。は~い、出来上がり。腹開きにするのが面倒と言わず、ぜひぜひ試してみてくださいませ。手間を惜しまなければ、味は必ずそれにこたえてくれるはずです。さ~て、時期的にもピンギス釣りに嵌りつつある昨今、仕掛けも入念に準備できました。これまでお蔵入りになっていた極小バリを結んでおきましたので、当面ピンギス釣りが楽しめそうです。極小バリにもメバル系のハリが大活躍です。シーズン初期はチンタメバル8~9号を使っておりましたが、これでも十分にピンギスはかかります。ただ、たくさん抱え込んだ極小バリがもったいなくて、これを機に少しずつ消費することにいたします。キス釣りにメバルバリ使っておられる例をあまり、というか勉強不足かもしれませんが、まったく見かけたことがございません。強くは勧めませんけど、結構いい仕事するのだけどな~・・・ 今日の話題は盛りだくさんです。最後を飾るのは、コレ・・・ ワタクシ、魚のお刺身の中で一番好きなのがコレ・・・そう、コノシロです。この魚、通常は酢で〆て寿司ねたにしたりしますが、そんなことをするなんてホントもったいない。刺身にできる鮮度のものが魚屋やスーパーにおいてあれば何を置いても即買いです。特に春先とか晩秋などの脂がギトギトしているものが最高で、しかもメッチャ安いです。髪の毛レベルの小骨がたくさんありますが、骨なんてとらなくても全然気になりません(というか、骨取りは不可能に近いです)。普通にお刺身にして生姜醤油でいただきます。個人的にホントこれに目が無くて、見つけたらメッチャ買います。どんぶり一杯でもペロリと平らげます。今日はお刺身になっているものが売ってたので、3パック即買い。4パック買おうかな?悩んだが、ぐっとこらえました(泣)。南蛮漬けはもう速攻で消費されてしまったゆえ、今晩は大好物「コノシロのお刺身で」独り晩酌だ~!!
2022.09.10
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倉橋島周りの地磯はほとんど全域「超」がつくほどの一級キス場です。今シーズンに入って3度ほどまったくの新規開拓をしていますけど、どれもほぼ当たりでした。かなりの高確率! ちなみに冒頭画像は知り合いが、私もよく行く倉橋島某所で上げた27cmですが、別の日には同じ地点で同サイズ2匹+29.5cmという泣き尺サイズまで上げておられます。 いかがです?こういうのをコンスタントに獲ることができるのも、やはりこれまでのご本人の新規開拓の努力があったからこそなのです。 一口に新規開拓といっても、いつやるの?それは、やはり「今」しかないのでは? たいていの人は、キスの盛期であるこの時期を新規開拓にあてることはしません。やはり、この時期は確実に釣れるマイポイントなり有名ポイントなりを釣り場として選択しがちなのですが、これって、結局、「毎年同じ時期同じことを繰り返している」ということでして、ちょっと言葉はキツイかもしれませんが、自分の釣り場のバリエーションはいつまで経っても広がらないということに。 盛期こそが新規開拓のチャンスなのです! 最近はワタクシもこれまで開拓した同じ釣り場にはなるべく行かないようにして、特にこのハイシーズンには、マイポイントに行きたい気持ちをグッとこらえて、全くの新しい場所を求めるようにしております。だって、倉橋島はキスのパラダイスですから。しかも、マイポイントの数を考えると、まだまだ開拓の余地は無限です。ほぼ毎日、倉橋島の細部を航空写真で研究しておりますが、すばらしいキス場であるに違いないと確信できる地点が多すぎです。 今日はその中の一つに行ってきました。以前、エギングで入ったことのある地点。そのときから「いつかはココでキスパラダイス!」と念じておりました。 パラダイスって、道なき道を危険を顧みず突き進むというイメージを抱いておられる方も多いと思いますが、ワタクシが行くキス磯は、8割がほぼ車横付けか、もしくは車から徒歩10分です。至って楽チンな釣り場が多いです。 投点は2~3色といったところか?ルアーロッドでの釣りです。かなり落ちているので3色でラインがほぼ足元に突き刺さる感じで入っていきます。で、その落ち込みが駆け上がったところに・・・・居ます居ます。今日のキスはアベレージサイズが大きめ。20cmクラスなら2連3連で釣れます。 デカイのも来ますよ。27cmには満たないものの、24~26.5が10本近く。距離が近いので激震だ。しびれる~。 50匹になった時点で本日は終了。この時点でまだ10時半。4時間の間、ほぼ入れ食いでございました。 次回は今日のポイントの対岸を攻めてみます。
2013.06.17
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みなさま、ご無沙汰しております。 年明けより仕事が立て込み、釣りの機会もないままここまで来ました。4月になって、「さあ~、キスシーズンだな~.....今年も釣るぞ~!」..... 意気込みだけはあったのですが、これまた仕事が予想外の展開で、釣りに行く余裕も出来ないまま。こんなときたまたまできた隙間時間にチョコッと釣行してみたのはいいのですが、仕事の進み具合を気にしながらの釣りはいけませんねっ!その日に同じ場所でお気に入りの竿を2本も立て続けに折ってしまい、長期間釣り恐怖症状態が続き、引きこもり気味に(笑).....まっ、この引きこもりもコレはこれでやることがたくさんあるので楽しいって言えば楽しいのですけど、とにかく釣りからは完全に撤退した形となっております。で、昨日ですが、かねてからお話をいただいていたということもあって、「釣りごろ釣られごろ」の収録に傷心のまま出かけてまいりましたが、コッチは結構楽しめました。これを機に、シーズンインも近いことであるし、完全復活を.....と考えております。 さて、詳細は語れませんが、昨日のテーマは(テレビ側がどのようなタイトルにするかはわかりませんけど)、「早くからキスが釣れ始める場所の紹介」という位置づけでご覧いただければよろしいかと思われます。「釣り場の公開」は、様々な問題を含み、個人個人のこれまた様々な思いや利害(?)のようなものが絡んで、むずかしいテーマではありますが、今回ワタクシの信頼する釣り友のフィールドから、「有名どころなら,,,」ということでご紹介いただける運びとなり、みなさんの釣り場開拓のヒントとなればいいのでは、と考えております。番組をご覧になられるころには、もちろん昨日の比ではないくらいに釣れると思います(昨日はたいした釣果ではございません)。もちろん、直接行かれてみてもよろしいでしょうし、番組をヒントに自身のフィールドで似たようなシチュエーションの釣り場を探す、という方向にいかれてもよろしいかと思います。あるいは、番組で紹介されたエリアで新しい釣り場を探してみることもできますし、利用の仕方はいくらでもございましょう。ここ4~5年ほどは、早春になると必ずといっていいくらい一度はお邪魔させていただいているフィールドでして、キスが早くから釣れ始めることでは全国的に有名なところですから、地名くらいは聞かれてことがおありではないかと思われる場所なのですが、そこのどのポイントをどう攻めるかは、番組を見ただけではやはりわからないこと(ロケを行った場所に関しては分かるようには釣っておりますけど)。「通う」ということが前提になるのは当然であります。いずれにしましても、何らかの形でみなさんの釣りのお役に立てれば幸いです。
2014.04.20
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今日(7月13日)はこのお方との釣りです。我らがチャージさん。ほんとお久しぶりです。で、ご覧ください、この無邪気な釣り方。どんな釣りをさせても、心から無邪気に楽しむ・・・そんなところが彼の天賦の才能。今日は至近距離のキス釣りを思う存分楽しんでいただきました。詳細はたぶん、某雑誌の記事となる可能性ありです。チャージさんの方から告知がありましたら、久々に雑誌買ってみましょうかね。さてさて、あまり詳細は語れませんが、今日はサーフ・・・といっても両脇に磯がからむサーフなのですが・・・の釣り。キスって、意外に近いところにいます。「もちろんそんなことはわかってる」っておっしゃりたいでしょ!?でもねっ、通常の投げタックルでやってると、この至近距離をなかなか攻略できてないんですよ、みなさん。例えば、通常の投げ竿で細いPEライン使うと、軽く投げても4色くらい飛んでしまいます。そこから辛抱強く1色まで丁寧に引けている人は、たぶんそんなにいません。4色→1色を探るのって、かなり粘り強さが必要で、1色付近になると集中力が切れてしまいがちです。そんなときは割り切って「2色以内しか探れないタックル」でやってみると、「キスの付き場の本当の意味」を科学することが出来て、新鮮な驚きがえられます。ワタクシは4色投げれるタックルでやりましたが、投げたのはほとんど2色以内。アタッテくるのはほとんどが1色、場所によっては「キスいないな~」とあきらめて回収し始めた仕掛けに食ってくるというケースも。かなり丁寧に探れていると自負するワタクシでさえ驚くほどでございます。基本は足元の段差をみつけることなのですが、磯周りはやはりその段差が至近距離にできやすく、キスの密度も濃いです。これからの季節、トウセン浜に代表される島嶼部の各浜ではこういう釣りがとってもホットで、家族連れでも十分な荷になります。壷に嵌れば良型ばかりゴッソリという釣りにもなりえますよ。手前はピンばかりだよ~なんて根拠のない先入観をもってらっしゃる方、日ごろガンガン投げまくってらっしゃる方、たまには力を抜いてこんな釣りをされてみてはいかがでしょう?暑さに負けて、いつもより控えめな釣果で今日はストップフィッシング。6時~11時くらいで良型30くらいいましたから十分でしょ!一部を昆布締めにして鹿児島から取り寄せた「サクラカネヨ」の濃い口醤油でいただきました。シアワセです~♪
2011.07.14
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久しぶりの買い物です♪シーバスロッド……昔よく馬鹿にされてた…かな?う~ん、というよりは、こういう竿でキス本気で狙っていると、よく「上から目線で」話しかけられてました。 「それじゃ~飛ばんじゃろ~」とか、 「リールと竿のバランスが悪いんじゃない?」みたいな。「ちゃんとした?投げ竿でのキス釣り=本格的なキス釣り」なる偏見は、あからさまに言葉には出さないけれど、残念ながら存在します。キス釣りをあまりにもなめた見方と言わざるをえないかも。ワタクシは試行錯誤の過程を楽しみたいの!!いきなり結論に至って何がおもしろいのだろう?リールと竿のバランス…悪くて結構じゃない!?試行錯誤の結果、わざと「悪く」してるんですっ。「飛ばんじゃろ~」…まっ、これは仰せの通りでございます。でも何らかの工夫はしてみたいのです。ただそれだけ。最近は釣り場で人と出会うこと自体なくなったので、めったにこういう経験はしなくなりましたが、それでも油断していると年に1回くらいは経験する年もあります。結構肩身の狭い思いをしているのです、この釣りは。議論するだけの技量と弁を持ち合わせていない小心者のワタクシは、そんな人との会話はなるべく早めに切り上げて、逃げるようにしてその場を後にします。「クーラーの中見せてや~」なんて言われた日にゃ~、「いや、遠慮してください!」きっぱり断っていそいそと逃げます。「中見るよ~」なんて勝手なまねをするなど言語道断。「止めなさい!!」となります(笑)。一応マナーってやつがありますから。そんなことを何回か経験しているうちに、ワタクシ自身も洗脳されてしまったのか?バブリーな高級投げ竿を何本も買いあさって使っていた時代もあったな~。この時代は、ワタクシ自身もかなり生意気だったと思います…反省。なんだろうね~…いい道具もつとえらくなった気分になるんだろうね。いかんいかん。まあ、お金があれば、それはそれで楽しいのだけれど、めぐりめぐってなぜか最終的?かどうかはわかんないけど、再びシーバスロッドに落ち着きつつある今日この頃です。ここ数年は、投げ竿というものをほとんど使っておりません。使っても335とか365といったショートレングスのものばかり。ただ、それでもキス釣りにはオーバーパワーだな~という印象が否めません。キスというたかだか20数センチの小魚を釣る道具として、投げ竿はあまりにパワーがありすぎます。キス釣りの楽しさをとってもスポイルしているのじゃないかな~、と「ワタクシは」思うのです。竿のパワーがキスに近ければ近いほど、「ワタクシは」楽しいのです。アタリの出方、海底の起伏や障害物の種類、砂地の種類などの区別、場合によってはキスがエサを吸い込んだ気配、など、細かい情報を忠実に近い感触で伝えてくれるのも、やはりシーバスロッドやエギングロッドだ。この点では、どんな高価な投げ竿もかなわない。唯一?かどうか自信ないけど、勝っているのはやはり飛距離。とはいえ、最近のシーバスロッドはけっこうイケます。もちろん投げ竿にはかないませんが、ワタクシの釣り場は9割が磯場。ワタクシがロッドに求める飛距離は、「仕掛けを浮かせて投げて4色+力糸くらい」でかまいません。今までキス釣り用に転用してきたシーバスロッドは、どれもほぼこの条件をクリヤーしております。リールもワタクシがキス釣りにとって理想とするレベルのものがやっと出回るようになりました。あるメーカーのものには、軽量化に特化することだけに重点が置かれるあまり、リール自体の剛性がまったく無視されたケースもありましたが、それをきちんとクリヤーしてくれたのがこのリール。コイツは現時点でワタクシの理想にかなり近いところを狙って世に送り出されたものと認識しております。はっきり言って、「あのリール」には怒りを覚えます。2台も買ったにもかかわらず、いずれも同じ病気を発症。ありえません。あまりに悔しいので、ワタクシは、その対処方法を編み出しました。皮肉なことに、剛性不足ゆえの逆療法とでも名づけておきます。これをすれば釣り場でのトラブルは一時的に回避できます。みんな文句はないのだろうか?それとも泣き寝入り?ワタクシは絶対にそれはしません。今回の買い物、リールと合わせて結構な散財にはなりましたが、それでも高級投げ竿+リールの組み合わせの半値以下に収まり、磯場で使うかぎり、群を抜いたパフォーマンスを見せてくれるはずです。実釣はまだですが、先日試し投げで、仕掛けをつけて「PE1号+力糸PE2号、シンカー23号」の組み合わせ、「仕掛けを浮かせた(←磯ではこれができないと意味がない)ハーフスイング」でおよそ5.5色+力糸を完全に出しきります。素晴らしいパフォーマンス!本格的な?投げ師には完全に馬鹿にされる飛距離ですが、ワタクシの釣りにはお釣りがくるほどすばらしいです。しかも片手で長時間ロッドを操作してもまったく疲れないというロッド自体の軽さ。そして海底の状況を忠実に教えてくれる感度。このロッドにしても、キスにはかなりオーバーパワーではありますが、投げ竿の最軽量FXクラスよりも40gほど軽く、胴の部分から先端にかけて結構しっかりしているので、デカイキスが急に襲ってきても瞬時に掛けることができそうだし、その操作性は、投げ竿の比ではありません。ほぼ思い通りに操れます。新しいものにはそんなに飛びつかないのですが、恐る恐る買いました。一応最先端のガイドシステムです。おススメではありませんが、実験的に思いっきりねじってみましたが、たぶん問題ないと思われます。ネット上で検索すると、「ベチッ」とう音とともに、割れてしまった、という書き込みが結構ありましたが、このロッドのガイドに関しては思いっきり以上の力を加えても大丈夫でした。瞬間的なパワーに耐えられるかどうかはこんど実験してみたいと思います。最近ではほとんどなくなりましたが、投げにつきものの、「パッチ~ン」に耐えられなければ、シーバスロッドとしても失格でしょ!?この竿は、コツコツこれまで愚直に努力を重ねてきた自分への、ちょっとしたご褒美です。今シーズンは、オール・シーバスロッドでのキス釣りを展開していきたいと思っております。安上がりで楽しいっすよっ!みなさんにもオススメです♪
2015.02.11
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穏やかだな~。釣りに行けばよかった。イメージとしては、「今日カレイやって、この連休で瀬戸内の落ちギスへ....」と思い描いていたのだが。やはり....これは一種の病気だ。「釣りに行けない病」....釣行の前日になると決まって準備が億劫になってしまう。で、何かに理由付けをして結局飲んでしまって、翌日は朝寝...というパターン。とっても不健康です。 ということで、今日はリハビリを兼ねて、昼前に起き出して、「The 投げ練!」に行ってきました。 ちょっと前の記事にも書いたのだけど、最近のワタクシの飛距離って、ほんとショボイです。以前は仕掛けエサ付きで6色は楽勝だったのだけど、昨今は4色~5色でチビチビやっております。筋力の衰えも実感しておりますが、何より、シンカーをきれいに乗せるという感覚が完全に抜け落ちており、目いっぱい投げても全然爽快感が得られません。焦れば焦るほどミスキャストを連発し、自己嫌悪。 スリークウォーター....コイツがいけねー!これやると10投中8投が引っ掛け気味の投擲になってしまいます。よって、今日は落ち着いて、リラックスして仕掛けを浮かせたオーバーヘッド投げに徹して練習してみることに。磯からの投げが多いので、この方が実践的でもあることだし。 結果、オーバーヘッドの方がはるかにオモリを載せやすいし、リリースのタイミングもつかみやすい。リラックスできるのもやはりこっちの方だ。弾道もとってもきれいな放物線を描いて飛んでいく。シンカーにまったくブレがない。きれいな飛行姿勢だ。 「スピンパワー335DX+にシンカー25号、リール:SAサーリーダーC14+30、ライン:PE1.2号、仕掛けなし」のタックルで5.5~5.8色 「ライン:PE08号、シンカー27号」にすれば6.5色平均仕掛けをつければかなり飛距離は落ちるだろうが、とりあえず「昔の感覚」がよみがえってきました。何より「美しい弾道」はとても癒しになります。爽快感を取り戻すのももうすぐかもしれない。 今のワタクシのキス釣りスタイルにはハッキリ言って「遠投」は不要....競技はあまり好きではないけれど、仮に、瀬戸内の磯が競技会場なら、シーバスロッドだけでかなりの順位には行くかもね。でも、そんなバカな空想は横に置いといて、投げ釣りである以上、磯であろうが波止であろうが砂浜であろうが、スカッと遠投して気持ちよく釣りたいという部分はあるよね。また、どうしても遠投が必要な釣り場やシーンもあることだし、今一度「投げ」ということを見つめなおす時期に来ているのだろうな~、ボク。 今日のもう一つの目的は、このリール。ったく、このSAサーフリーダーC14+30....買った当初から不具合続きでホント閉口しております。新品であるにもかかわらず実践で負荷をかけたリーリングにその欠陥をあらわにいたします。部屋でリールのハンドルくるくるまわしているだけでは決して露呈することのない爆弾を抱えているのがこのリール、と言わざるをえません。すでに3度もクレーム修理に出しているにもかかわらず、企業側にはいっこうに「原因を究明しようという姿勢」が見られません。新品のギアーをですよ!まだ1~2回しか使用していない新品同様のギアーを3回とも別の新品に入れ替えただけ。それで原因は不明とのこと。そんな修理なら素人の自分でも出来るよ!わざわざシマノに頼まなくても。で、ついに先日、このワタクシのリールだけが欠陥品なのかを確かめるためにだけ、仕方なく、もう一台新品を購入しました。果たして、1回目の使用でもろに同じ症状が。3投しかしておりません。その3投目。投げた仕掛けを回収しているときにギアーがゴロゴロ、なぜかロッドの先がブルブル、ホントあり得ん!! 代金を返せとは申しません。不具合が出ないように修理(当然無償で)して欲しいのです。で、原因を究明してそれを公表して欲しいだけ。でないと、同じ被害者が続出するのは目に見えております、事実、色々なお方のブログをココ最近拝見させていただくと、全く同じ症状に悩んでおられる方がかなりいらっしゃいます。私の知り合いにもおられます。ワタクシが所有しています経年劣化したリールにも起こらないほどひどいゴロゴロ感が新品に出るというのはどう考えても欠陥としかいいようがない。 少々語気が荒くなりましたことをお詫び申し上げます。 少し心を落ち着かせて...とにかくワタクシはこのリールが使いたいのです。だから、不具合がでれば今後もクレーム修理はお願いしようと思いますし、何より単なる部品入れ替えという安易な解決策をとるのではなく、ちゃんとフィールドテストもされてとにかく原因を究明していただきたいだけなのです、それが物をつくって売る側の最低限の責任だと思います。 こういう問題を相談するどこか第3者機関のようなものはないのだろうか? ホント、悩ましいリールですわ(笑)。
2013.10.31
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今日はスーパーエアロ・サーフリーダーC14+30ストロークの耐久テスト。できれば100匹釣り上げたいのだが。開始早々はダブルの連発で順調だ。いくら100匹といっても、あまりに小さいのはいやなので、18cm以上に的を絞っての数釣り。ハリは15cm以下をはじくように、今ワタクシが準備している中で一番大バリを使いました。チンタメバル8号3本バリです。キープ力抜群のハリです。ガツンときたらほぼハリ掛かりしており、そのまま引き続けてもバレが少ない。そして何より、不意に大型がアタックしてきてもほぼオートマチックにフッキングする。これで普通に数釣りはできますから、キスバリの4号とか5号、6号みたいな極小バリを見ると、なぜにここまで小さくする?という強い疑問が湧いてまいります。キス専用バリなら、10号か11号くらいでキス釣りは十分成立いたします。25cmがきました。さすがこれはそのまま引き続けてというわけにはいかないので、即回収。やはりこのクラスの引きは最高ですね。今日は25cmが2本でました。26cmオーバーは出ず。たまにですが、3連も数回あったりして、10時を待たずして50匹くらい上がった模様。疲れて置き竿にしていると、竿尻が大きく浮き上がる大当たりが。「これは尺かもしれないぞ~」・・・・期待を込めてリールを巻き始めるとズッシリと重い。「コレはもらったな!」・・・重量感ある引きを味わいながら海面に浮上させた魚は、30cmのカレイ♪ これはこれでメッチャ嬉しいです。この時期~梅雨にかけてキスの引き釣りによく良型カレイがヒットいたします。この時期のカレイは肉厚でとっても美味。今日の晩御飯はカレイの煮付けで決まり!お昼をまわったころには、16リットルのクーラーボックスにセットしたタッパーはほぼ満タン。100匹はいってないだろうけど、もういい。リールも悲鳴を上げることなく過酷な使用に耐えたようだ。とりあえず、一件落着。
2013.05.23
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今日の釣行目的はコレ。先日キススキさんの画像投稿があって以来、「ちなみに最近はキスのなめろうに嵌ってます。激ウマでたまりません。」なるコメントが頭から離れなかった。「なめろう」・・・有名な漁師料理ですよね。普通はアジやイワシでやったりしますが、キスも・・・絶対に不味いはずがない。ということで、短時間での新鮮な食材調達のつもりだったのだけど・・・いや~、自然って人間の感覚ではまったく予測不可能ですね。今日のような荒れた日の翌日釣行を考えるとき、「明らかな水温低下による食い渋り」と見るのが通常なのですが、状況はまったくの逆。朝6時開始で、8時前にはクーラーボックスには30数匹のキスが。近年まれに見る凄まじい食い気でございました。オールPEの全遊動仕掛けでやっていたにもかかわらず、掛け損ねはほとんどなし。これは向こうサイドの食い気にもあるていど起因しているのかもしれませんが、ココ最近ワタクシはこの「オールPE全遊動仕掛け」をかなりやりこんでおりまして、ワンキャスト・ワンフィッシュという条件付ですけど、かなり掛けるテクが上手くなったかな~・・・などと感じていたところなので、単なる食材調達以上に釣りそのものも楽しめました。あまり大きな事は言えませんが、この釣りは「即掛け」にその醍醐味があります。前アタリを感じて、あるいは想像しながら(笑)、違和感と同時に「巻き合わせ」ですなっ。このときのダイレクト感覚がたまりません。ロッドはビンビンの短竿が面白いですよ!型は22~23cm止まりでございましたが、久々に心からスリルを味わうことができました。あとは、なめろう・・・食すだけ。揚げ物に実質的なドクターストップがかかってしまって、ちょうど新たなキス料理を模索していたところでしたので、ラッキー!
2011.04.20
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キス釣りをしていて一番多く釣れる外道キュウセン。釣り場でよく話しかけてくるおじいさん、おばあさんの間では、キスよりも「青ギザ(青べら)」が評価が上だし、実際に市場価格もかなりの高値(近県だけでの現象のようですが)。釣れはじめるといくらでも釣れて、喜んで持ち帰ると調理に困ってしまう。不味くはないのですが、あまり持ち帰ると必ず後悔する魚だ。これまでこのキュウセンの調理方法といえば、煮付けか塩焼きくらいだったのですが、身が柔らかくて煮ても焼いても、あるいは揚げても食感がイマイチ・・・何度も言うようですが、不味くはありません。これまで何度も試行錯誤をかさねてきた結果たどり着いた結論は、(1) 生きたまま持ち帰り刺身(←これはもう抜群の食感と味・・・絶品です。ただし、生かすのに装備が余計に必要で、実用的ではない。)(2) 捌いたものをいったん冷凍した後調理する。以上の二つに落ち着きました。画像は、1週間冷凍しておいたものを解凍して、身に切れ目を入れ、塩コショウを切れ目からすり込むようにして味付けし、さらにガーリックパウダーもすり込んで30分ほど味を馴染ませたあと、オリーブオイルで表面がカリカリになるまでソテーしているところです。オイルをやや多めにしき、やや揚げ気味に調理するのがコツ。食感がメバルのようになり、風味もよく、とても美味しいです。今までリリースしていたもののうち、型が大きいものは次回から持ち帰るようにして、さらに美味しい食べ方を追及していきたいと思います。 次に、臭うキス「カルキス」ですが、同じ調理法で臭いが消えるかな~と思って挑戦してみましたが、ダメでした。食えません。もったいないですが、捨てました。 なるべくこの手のキスは、釣り場でにおいを嗅ぎ分けて、リリースするようにしておりますが、ワタクシ鼻が悪いので、どうしても何匹か混じってしまいます。 どなたか、いい調理方法ご存じないですかね~。次回は、牛乳につけて匂いを取り除く方法を試してみたいと思っております。
2013.05.21
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昔どこかの誰かがこのような発砲シンカーを考案されてたと思いますが、当時ワタクシも下手くそではありますが、見よう見まねで類似品を作成してみました。何回か使用した記憶もございますが、あれこれ物を自作するのが面倒になったのと、引き感が軽くなりすぎるのがいやで、いつしか倉庫の肥やしと化してしまっておりましたが、何本かはいつも釣行に持っていくリュックに入れっぱなしになっていまして、今回の釣行でふと思い出したように使用してみたところ、ホンダワラの密生地帯を回避して仕掛けを浮かせるのに一定の効果がありました。 じつは、キスとホンダワラってセットのようになっているケースが多々ありまして、ホンダワラあるところには良型のキスあり!と言っても過言ではないくらい・・・という印象です。あくまでこれは経験則によって得られたもので、科学的根拠はないのですが、これまで何度も良型のキスをこのホンダワラに絡め取られていますので、ほぼ真理といっていいのでは・・・と思う次第です。正確に言うと、ホンダワラの沖が砂地になっているエリアでは、その砂地に高確率で良型のキスが群れているということになりましょうか。あまりにホンダワラに接近したエリアでは、たとえキスを掛けたとしても取り込みはほぼ不可能ですから、実質的にはホンダワラのやや沖目を集中的に狙うことになります。で、一番の問題は、掛けてから取り込めるか?ということでして、確実に取り込むにはどこまで引くかがメッチャ重要なポイントになります。どこで回収すればホンダワラに捕まらないかは、水深なども大いに関係してきますから、何度か失敗をしてみないとわからないということになります。 基本こういうエリアで釣りをすることがほとんどでありますから、最近は道糸にPE2号を使っており、最悪のケースでも道糸が切れるということだけは予防しておりますが、ほとんどの場合、コイツに捕まったらキスはさようなら、下手すると仕掛けもさようなら、となります。シンカーにフィンを付けて早めに浮き上がらせる工夫もしましたが、ダメでした。フィンの効果は思ったほどではありませんでした。結構いろいろと工夫はしているのですよ・・・ただ漫然と釣ってるように見えて。 で、今回のケース。発砲シンカーの浮き上がり特性は特筆に値する。水深によって捕まりそうになるケースもありましたが、ガッチリ掛かってしまうケースは激減しました。今回は27号シンカーを使いましたが、もう少し号数を下げて、発砲部分を大きなものに変えれば、かなり沖合いで浮上してくれるのではないかと期待しております。作るのが面倒ですが。これって市販はされてないのかしら?最近ほとんど釣具屋さんには行かないので、釣具に少し疎くなっております。前々回釣り動画をアップした際に、ホンダワラに捕まってしまったシーンがあったと思います。あれは回収のコースをほぼ90度変える事によって何とか無事にキスを取り込むことができましたが、毎回毎回あれをやるのはかなり面倒です。言うのはた易いのですが、実際にやってみてごらんなさい・・・1~2回もやればかなりやる気が萎えますから。「じゃあ、最初から90度の方角から攻めればいいのでは?」と思うよね、普通は。実際に現場を見たら、それが非常にやりにくいということはおわかりいただけると思うのですが、ちょっと釣り場の全景はお見せできないもので、すみません。何でもそうなんです。頭の中で想像するだけのことは机上の空論になるケースがほとんどで、やはり実際に体験してみてなんぼ・・・つくづくそう思う次第です。あのエリアはこれまで干潮時でないと釣りにならなかったのですが、そんな難所ですから人がまずやらないエリア。よってキスの魚影はそのまま手付かずで残っており、大好きなポイントではあります。干潮時、倒れたホンダワラの中に立ち込んで釣ります。 さて、今回の釣り。YouTubeの方にアップしてありますので、興味がおありの方は覗いてみてやってくださいませ。「ホンダワラの攻略:発砲シンカー」
2024.04.29
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キス釣りにおいて、「飛距離」は最も重要な要素ではございませんが、かなりのアドバンテージになることは確かです。ただし、これには最も根本的な条件がつきますけど。つまり、それは「投げた分だけ、責任を持って探れていること」・・・これに尽きます。飛距離を見せつけるためだけのキス釣りになっては、本末転倒というもの。 先日も書いたけど、最近のワタクシの飛距離はホントさびしいかぎり。いつも4色くらいでチビチビやってます(泣)。ただ、4色+力糸分には全責任を込めて探っていますから、キスが掛からないまま回収する投擲はまずありません。だから、30回投げれば、最低でも30匹は獲るということ。 とはいえ、飛距離は・・・正直言って・・・欲しい・・・場面がある。今本腰入れて探っているエリアがある。ココは、昔の須川を彷彿とさせる良質のキス場。何の変哲もない、いつもがら空きの波止なのだけど、魚影はかなり濃い・・・はず。「はず」というのは、自身全部探れていないということなのですが、それでも、今の時期に1箇所から全く動かないで良型ばかり15匹くらい獲れてしまう。この程度の釣り場ならば、磯を歩けばいくらでもある「普通の釣り場」ですが、車横付けポイントの中では極上の部類に入ります。ただ問題は、現時点でのキスの付き具合が「やや遠投より」であるということ。で、ナマリで感じたかぎりでは、5色以遠が落ち込みになっており、かなりのキスがたまっている模様。今のワタクシの遠投力では、入り口に付いているキスをポツポツ拾っているという感じになる。せめて、6色チョットくらい投げられればもっといい釣りになると思われます。瀬戸内の波止にしては例外的に遠投場だ。 ちょっと投擲の上手い人に教えを請うかな~。8色とはいいません。6色でいいです。完全に6色+力糸から探れる釣りもやり直してみたいと思う昨今であります。 今日もこの釣り場に入り浸ってやり込んできました。雨の中でしたが、魚影は抜群。波止からこんなに釣れる場所は、他にあまり多く知らない。久々にハイシーズンをやり込んでみたい気にさせる魅力的な場所です。 サイズ的にも重量級が多い。画像は25cmですけど、6~7月のビッグママに想像が及ぶ。 ところで、大きいのがメインになる釣り場で、いかにバラシをなくすか?みなさん、どのような工夫をしていらっしゃいますでしょうか? ワタクシは「走らせる釣り」をしなくなったので、先ずはバレないような大バリを使います。今日メインに使ったのは「チンタメバル8号」。コレにぶっといアオムシ付けてひこずります。で、この釣りには引き心地の重いナマリが必須です。だって、即掛けですから、すべての要素を「即掛け仕様」にしなければ・・・中途半端が一番いけません。先が尖っている形状のナマリは一般的に引き心地が重いです。理由は単純・・・砂にめり込むから。試してみたければ、「富士工業の海草テンビン」で引き釣りしてみてください。メッチャ軽い引き心地ですから。で、同じ号数の「デルナーテンビン」でやってみてください。メッチャ引き心地重いです。形状の違いを見て考えれば、引き心地の違いのわけはすぐにわかります。 そういうわけでワタクシは富士工業のデルナーを半遊動にして使うのですが、その引き心地をさらに重くする工夫をしております。それは、「接地面積の確保」。 通常、キスの引き釣りといえば「ロッドを高く立ててリールさびき」というスタイルが主流なのですが、これはハッキリ言いまして「中・小型」を掛けるぶんには全く問題はないのですが、こと20cm以上のキスに対するとき、かなりの確率で「外される」釣り方だと思っております・・・もちろん、実釣に裏打ちされての話ですけど。 つまり、ロッドを立てるとナマリは「立ち気味」になり「接地面積は少なく」なり、軽く引けるが、そうなったとき、重量級のキスはコレを軽々と引っ張っていき、完全フッキングしていないことが多いので、その間にハリを外すチャンスが生じるということだと思われます。 ところで、即掛けのイメージでキスを釣ろうとするとき、ロッドで掛けることは不可能です。ロッドでキスを掛けているというイメージでやってる人は、申し訳ないですが、キスの反応から少なくとも1秒は遅れているはずです。じゃあ、即掛けとはなにか?・・・それは「ナマリの接地面積で掛ける」釣りです。常識の範囲内で出きるだけ重く、引き心地も重いテンビンで、しかもそれをベッタリ海底に寝かせて「接地面積を最大限にとり」、なおかつラインに可能な限りテンションをかける・・・ワタクシが少ない知恵をしぼって考える範囲において、人間に出来うる最大限の「即掛けへの準備」ではなかろうか、と思います。この状態なら重量級のキスが不意に襲ってきても、すべての要素がブレーキとして働き、ほぼエサを吸い込んだ段階で「ドス~ンッ」とハリ掛かりいたします。もちろん、このとき「大バリ」を使っているということは必須です・・・くどいようですけど。小バリはこと重量級に対するとき、やはりバレやすいですし、消耗も激しいです。ちなみに、今日使ったハリと仕掛け一式は、3回使いまわしたものです。 とにかく、キスがエサに違和感を感じてそれを吐き出すまでは電光石火で、とても人間の感覚では対処できません。テンビンオモリにもっともっと絶大な信頼を置く釣りを展開するべきでありましょう。キス釣りというカテゴリーにおいて、最も重要な「部分」といえます。魚に対して最も近いところにある「テンビンを含めた仕掛け全体」を探求すれば、魚との駆け引きが単なる偶然性に支配されたものではなくなるはずだ・・・と思います。 「ロッドを立てたリールさびき」・・・確かに長時間釣ることを考えると、このスタイルがいいし、決して「掛け損ねが頻発する」釣り方ではありませんが、こと「重量級」に対するとき、「ロッドを寝かせてテンビンの接地面積を最大限にとる」スタイルにやや歩があるように感じております。 いろいろと考えていくと、 デルナーテンビンに全遊動仕様が欲しいところです。できれば、鉛部分をもっとラジアル仕様にして、さらに引き重りの大きなものが欲しいな~。もっと過激に、スパイクなんかつけてみてもオモシロイのだけど。キスを掛けるという意味においては「最強」のテンビンになるはずです。 今日はバンバン食っていましたが、雨のため途中ギブアップ。数は少ないですけど、短時間にかなり内容の濃い釣りができました。
2013.04.02
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みなさん、キュウセン専門に狙うことあります?いざ狙おうとすると、釣れないってことはありがちです。「夏の女王」なるキス釣りの人気に押されて、その存在感はキスの裏に隠れ気味ですが、ここ瀬戸内では、食味抜群のこの魚の市場価値は高く、釣味もなかなかパワフルで、今の時期専門に狙ってみる価値は大いにあると、個人的には思っております。そこで今日は、過去において印象に残ったキュウセンのよく釣れるポイントについて少しばかり語ってみようかと思います。ポイントの特徴は、ほぼほぼ例外なくキス場の手前側の藻と砂地の境目付近。よって、投点はそれほど遠くなく、手軽に?狙える・・・かな?場所次第ですけど・・・ 先ずは、ココ 早瀬大橋下(江田島側)。ここは、なぜか赤線エリアで「大潮のど干潮時」に良型が足元で連発します。以前、知り合いとここに偶然入釣した際、私が得意げにビュンビュン遠投をかまして全然釣れなかったのに対して、この知り合い(当時はど素人)は足元にしか投げられず、「コレじゃダメだ」と思ってた矢先、良型のキュウゼンばかりどんどんヒットして、ワタクシは敗北感に打ちのめされました。それ以来、キス釣りでもかならず足元まで探ることをいつも心がけて、結果的に、手前のヒットゾーンをつかむコツのようなものを勉強させていただきました。その後も何度かここにキュウセン狙いで入ってますが、決まって「昼以降に大潮のど干潮」が重なるときでないと釣れません。とっても不思議な釣り場です。つづいてワタクシのホームグラウンドといってもいい釣り場。深江新開です。ここは色々なクセのあるポイントの目白押しで、もう何度もここには来ていますが、それでもまだまだ開拓の余地が多く残っているとても魅力的な釣り場。ただ、難点は「道がメッチャ細い」こと。慣れれば全然気にならないのですが、初めて行った人はちょっと恐怖を感じるかも。白線エリアは道路からの釣りになりますのでイージーな部類に入りますが、あとのエリアはいずれも健脚向きで、一般にはお勧めできません。それでも・・・という方は、必ず「ライフジャケット・スパイクシューズ・ヘルメット・濡れてもいい格好」を装備されて入釣されてみてもいいかも・・・あまり強くは勧めませんけど。赤線エリアは良型が多いですが取り込みが難しいです。黄線エリアはキス・キュウセンともに抜群の魚影ですが、とってもアクセスし難いですし、必ず腰上まで濡れます。さらに人を寄せ付けないのは青線エリア。ここは親休鼻といって、超難路ですが歩いてたどり着くことは可能。ただし、干潮時を狙って入釣し、次の干潮まで釣る覚悟でないとダメなので、実質的には相当冒険好きでないと食指は動かないでしょうが、とっても面白い釣り場であることは確かです。大きな岩が2個ならんでいる地点があって、その間から沖を狙うと様々な魚種が狙えて面白いポイントです。しかも投点はさほど遠くありません。たどり着ければ釣り自体はイージーです。 さて、次は倉橋島へ。尾立西海岸。ここは最近雑誌等に取り上げられていて、とてもポピュラーな釣り場になってしまいましたが、最近はどうなんだろう?ずいぶん昔の記憶をたどると、白線エリアの浜からの釣りはとてもやりやすく、キス、キュウセンともにいけます。ワタクシが通っていた頃は、海に向かって右側がキュウセン、左側がキス、みたいな住み分けになっていました。最近はやっていないのでわかりませんが、入釣の経路も小さな道がついていて楽ですし、フラッと立ち寄りやすい浜なので、釣査はしやすいと思います。 お次も倉橋島。キュウセン狙いでは個人的には倉橋島に入ることが多いです。室尾小島。白線エリアはキュウセンの巣。メチャ魚影が濃いです。デカイのはあまりいませんが、20cmチョイ超えくらいのサイズは普通に釣れます。遠投すると根がかりしますので、狙うは白っぽい部分のみということに。右上の赤矢印に階段があって、アクセスもしやすいです。 次はココ、堀切橋周辺。白線エリアは途中までは普通に歩けますが、全域制覇しようと思うとそれなりの装備が要ります。歩きやすい地点だけで事足りるときもありますから、比較的気軽にアクセスしていい釣り場だと思います。ここは遠近手広く探った方がよろしいようです。 次は鹿島周り。白線エリアは鹿島大橋横の階段からアクセスできますが、ここも濡れることを想定した方がいいです。黄線エリアは航空画像で見ると歩き易そうですが、見た目以上に歩くのはハードな釣り場です。ゴロタ石がつるつる滑りますから、「スパイクシューズとヘルメット」は必携。で、潮位が低いときでないと釣りが成立しにくいです。釣れる型と魚影は抜群ですけど・・・。 続いて、みなさんよくご存知の「トウセン浜」。入釣の難易度は中級レベル。大きな岩場を二つ越えなければなりませんが、普通に海岸沿いを歩けます。スパイクシューズとヘルメットはやはり必携ですけど。トウセン浜の突き当たりまで車で行けますから、そこからは矢印の経路で歩くことになります。ここを見つけた当時は、山の中を歩いて入釣していました(道はあります)が、今はイノシシが多いので山歩きは止めた方がいいと思います。白線エリアではキス・キュウセン・カレイ・チヌと様々な魚種が狙える釣り場です。アオリイカの魚影も濃いのでイカ狙いで入ることも多いです。 最後は大迫海岸。先ほどのトウセン浜のさらに奥へ進んだ地点。大迫の集落からも入ろうと思えば入れますが、距離的にはトウセン浜経由の方が近いです。白線エリアには、あれ何かな~・・・桟橋の跡のようなものが2箇所あって、その近辺には良型のキュウセンがたくさん付いています。健脚向き。 比較的有名なポイントばかりですが、ちょっとアクセスに苦労するところもありますから、もし行かれる方がおられましたら、装備だけには気をつけてみてください。基本的に、磯あるいはテトラ帯に立つ場合、どの釣りでも「ライフジャケット・スパイクシューズ・ヘルメット」は常識としていおた方がよろしいかと思います。もっとイージーな釣り場があればいいのですが、自分の体験に裏打ちされたポイントはこんなところでしょうか。ただ、瀬戸内ではキュウセンとキスはセットですから、キスの筋に連接した地点を探るのが基本になります。ポイント開拓のヒントにされて、いいのが見つかったら教えてくだせ~。
2022.08.20
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4月10日の釣行記でございます。時間を巻き戻してご拝読くださいませ。 今日はこんなところまでたどり着きました。天気は良好、キスは激渋です。キスをベストな条件で狙おうとすると、何より前日までの天気(特に気温)がとっても大切でして、例えば、「前日までポカポカ陽気が続いていて、当日は雨(ケース1とする)」、「前日は冷たい雨が降っていたが、当日は一転してポカポカ陽気の快晴(ケース2とする)」。さて、ケース1,2のうちどちらが釣れるかといえば、たとえ雨でもケース1の方が釣れやすかったりします・・・よね!?経験上、たぶんそうなんです。ちょっとニュアンスは違いますが、昔足しげく通っていた江田島湾でのこと。前日まで小春日和が続いていたある真冬、当日はなんと途中から大荒れ。雪まで降ってくる始末。ところが不思議なことに、風がビュンビュン吹き始めてからキスの食いは急上昇。2連3連とすごい釣れ様に。そういえば、我が釣りの師匠である釣りじいさんと行動を共にしていた頃、「台風に向かって釣りに行くとよく釣れる」みたいなことをおっしゃっていたな~。で、実際にそのような釣行も経験させていただきました。何が言いたいかというと、当日の気象状況よりも前日までの気象状況の方が重要ということと(これはさっき言ったよね)、天気の急変は釣れるサインみたいなことが経験から言える・・・ということ。たぶん、科学的な根拠はあると思いますが、ちょっとその方面には疎いもので、経験と勘だけを頼りに釣りしてます。特に冬から春に移行する時期って、キスにとって非常にナーバスな時期でもありまして、場所によっては爆釣することもありますが、基本的には非常にキスは臆病な精神状態にあると思われます。同じ気温・同じ天気であっても、水温がまだ低い4月頭より、夏の水温の名残を引きずっている12月の方が良く釣れたりいたします。そのくらい4月ってのはちょっとしたことでキスが沈黙してしまう時期。前回の動画撮影の日は、比較的食いは良かった。撮影が手間取ったりして釣果の方はさほどでもなかったが、釣りだけに専念していれば、結構入れ食いっぽい釣れ具合でした。持続時間も長く、場所も磯キスの特徴である「1箇所から動かず」といった感触でした。 でっ、本日・・・沈黙してます。昨日冷たい雨が一日降ったのと、朝放射冷却により気温3度と極寒だったことが少なからず影響しているようです。正確に言いますと、キスは前回と同じくらいいる・・・はず、but あまりに外されます。ゴンッ・・・それっきり。みたいなアタリが連発し、そのうち臆病なキスたちはなりを潜める。それからはいくら投げ返してもダメ。相当歩き倒してたどり着いたのが冒頭画像のポイント。ここで良型を10匹ほど何とか掛けることに成功。 本日イチの25cmはここでゲット。だが、ここまで外された経験はこれまでで初めて。ハリを小さくしても、逆に大きくしても、シンカーを軽くしても、重くしても、・・・考えられうる策はほとんど投じた。が、結局コチラの気力が萎えた。あとで反省するに、あとひとつ試さなかったことは、高速サビキ!通常キスが臆病な時期は、ゆっくりジックリさびきがちですが、リアクションバイトを誘う高速サビキが状況次第では有効であることはあまり理解されていない。もう10年くらい昔の話になりますが、春ギスにどっぷりはまっていた頃、セオリー通り?ゆっくりジックリさびいていたところ、何度も大型らしきアタリを外されたことがありました。そのときは途中からポイントに入ると高速さびきに切り替えてみたところ、うそのように連続でハリ掛かりさせることに成功したという経験をしています。もうすぐこんなこと考えなくても勝手にハリ掛かりしてくれる時期がきますから、考えないでスルーしていただいてもいいのですが、やはり何やってもダメという状況は克服したいじゃないですか。ただそういう自己満足のためだけにやってます。共感していただける方は、試行錯誤してみてくださいませ。時すでに11時。帰宅時間が迫っています。ということで、本日は12匹にて終了。メッチャ疲れました。 型はまずまず揃っていましたし、25cmも出ましたので、とりあえずはよしといたしましょう。 たった10数匹でも、捌けばこのくらいの分量になりますから、一家3人の胃袋を満たすにはあり余る釣果。家内と娘2号はしゃぶしゃぶで、ワタクシは炙りとお刺身でいただきます。 いつもは背開きにしているのですが、今日はお刺身&しゃぶしゃぶということで基本の3枚おろしにいたしました。実際にやってみると、3枚おろしにしておけば何にでも使える食材となり重宝いたします。あらためて3枚おろしの利便性を認識させていただきました。で、簡単そうに思える3枚おろしですが、こだわろうと思えばそれなりにこだわりどころがあって、このたびは釣りの動画は撮っていませんので、3枚おろしのこだわり動画として後日上げてみたいと思います。キス捌きに興味をお持ちの方は、YouTubeの方も覗いてみてくださいませ。YouTubeアップいたしました。ちょこっと覗いてみてやってください。「キスという魚、何て美味しいのでしょう!」
2024.04.12
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