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2023年11月07日
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カテゴリ: 社会
市長の発言が物議をかましました。「不登校の責任の大半は親にある」「(フリースクールは)国家の根幹を崩しかねない」「(普通の親は)嫌でも(学校に)押し込んでる」とかいった内容のものです。

 いまどき行政の責任者でこんな認識の人がいるのかと私は驚きました。世間の多くもそう感じたようです。案の定抗議、非難、批判が殺到しました。

 市長は認識不足は認めたものの発言の撤回はしないと断言しました。信念からの発言だからだそうです。フリースクールの関係者も市長と面会した後、今後は話し合いを続けて相互の理解を深めていく、と言いました。

 元警察官で堅物で実直な人物のようです。そんな彼からはフリースクールは遊んでいるように見えるらしい。たぶんこういう人はあの黒柳徹子が過ごしたトモエ学園も“ふざけている”ぬるま湯的な場所に映るのでしょう。

 この人の義務教育における学校というのは、あのドラマでも描かれた警察学校のような厳しい教育としごきが展開されている場所であり、それらに耐えてこそ人はものになるという信念があるようです。きっと本音では体罰も容認していると思います。叩かれずに一人前になったものがいるか、甘ったれるなというわけです。

 今は普通に学校に行っているのにも関わらず学力が全く身につかず学ぶ意欲や気力も失われた学生が大勢います。大学生になっても分数計算ができない、漢字が書けない、まともに朝起きることのできない学生が増加しているのです。一方で不登校になる子供はどんどん増え、いじめの件数も減りません。これが義務教育の現実なのです。その上、最近は学校では普通でまじめで目立たない子が突然とんでもない事件を引き起こしたりする例も多発しています。大人として期待される自律性が全く育っていないのです。親の責任だけでどうにかなる問題ではありません。

 私はこれらは経済が高度に発展したために生じた負の部分、闇の部分の影響であると考えています。つまり格差の拡大です。子供は企業の儲けの対象であり、ただの消費者に成り下がってしまいました。金さえ払えば何でもありの時代なのです。甘やかしているのは世間全体でありフリースクールの方ではないのです。すべては一部の人の利益のためです。

 確かに子を育てる責任が親にはあります。重い責任です。それを国が支えるというのは政治の責任です。もちろん社会としては子育てが充実している方がいいに決まっています。市長という一番有権者に近い行政の責任者が腐る一歩手前の義務教育の状態を正確に把握せず、その改善にも手を付けず、フリースクールを嘲笑し軽蔑し親を蔑んでいる態度は人間としても問題があります。あまりにも心が狭いからです。

 フリースクールの関係者もその市長と直に話してこれは埒があかないと感じたと私は想像しています。だからオブラートにくるんだ応答になったのでしょう。行政がだんだん無能になり頼れなくなる、そういう予感が強くなってしまった出来事でした。

 義務教育を破壊しているのはフリースクールの方ではありません。この市長のような心の狭い頭の悪い人物が破壊していくのです。

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↑ストーリーをつくるのは本当に面白いです。これでオリジナルな漫画かイラストが書けるといいのですが・・・がんばります!
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by 倖和(サチナゴム)





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最終更新日  2023年11月07日 09時11分33秒
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