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相次ぐ証拠金引き上げで鎮静化しつつある欧米の銀市場であるが、価格は底割れせず30ドル台半ばで乱高下を繰り返している。その主役が中国人投機家たち。今や銀に殺到している状態だ。欧米とは全く異なる相場感覚で売買回転させ、ひたすら短期売買益を狙う。
その中心が上海黄金交易所。本来、金現物取引所であるがT+Dという中国特有の先物取引の金と銀を上場したところ、これが大ヒットして今やメーンの商品として定着した。T+Dは専門的には延べ取引(フォワード)と云われる範疇に入り、売買契約締結の日から1日ごとに毎日(1)反対取引で手じまう(2)現受けする(現物を引き取る)(3)ロールオーバー(決済を翌日に繰り延べる)の選択肢がある。しかし現受けは稀である。銀現物買いには17%のVAT(付加価値税)が課せられるからだ。ちなみに通貨の範疇に入る金は非課税である。
従って金投資家は物価上昇率に注目しつつ、インフレヘッジとして長期保有(バイ&ホールド)するが、銀投機となるとファンダメンタルズとは無縁の別世界だ。
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