MATRIX7

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2010.09.01
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カテゴリ: モータースポーツ
 節約路線を掲げて、じり貧に追い込まれていたACミランが、突然目覚めて、大補強に乗り出してきたことが衝撃を与えている。バルセロナを追放されたイブラヒモビッチとシティから戦力外通告を受けているロビーニョの二人を獲得したのである。移籍金は二人合わせてかなりの額に達するはずのに、ケチケチ路線のACミランが大枚をはたいたのだから、驚くのも当然だろう。もちろん、イブラヒモビッチとロビーニョ獲得に、本来支払うべき移籍金に比較すれば、ミランは相当安く買えたことになる。
 ACミランが移籍戦略を変更したのは、あまりに弱体化した戦力に尽きる。誰も優勝候補にあげない現状にクラブ内からも危機感が持ち上がっていたことは間違いない。イブラヒモビッチとロビーニョは自己主張の強い選手になる。ロナウジーニョやパトと同調できるかには疑問が残る。さらに、FWフンテラールとFWボリエッロを放出しているから、戦力面でのプラスは限られている。それでも、ロビーニョ、ロナウジーニョ、パトのブラジル人トリオとイブラヒモビッチの4トップの破壊力はセリエAで群を抜いている。
 ライバルのインテルは、ほとんど戦力を補強をしていない。昨年度のメンバーを温存しての戦いになる。監督がスペイン人のベニテスに代わったことも大きな影響が出るだろう。インテルを欧州無敵のクラブと考える人間は減少している。その隙を突くことができれば、セリエAでの大逆転も不可能ではなくなる。今回の大補強の特色は、冬眠していたミランが突然に目覚めて、強力なFWを二人も獲得したことにある。攻撃力ではイタリア随一になったミランが、インテルを崩すことができるかが課題になる。それでも、優勝が絶望的だった昨シーズンに比較すれば飛躍の年になるだろう。





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Last updated  2010.09.02 17:06:55
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