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5月下旬現在去年植えたエレムルス・クレオパトラが見頃を迎えています。植え込みからすらっとした花茎を伸ばして細かな花が下から順に花火のように次々と咲かせていく姿はとても優雅で見ごたえがあります。エレムルスは様々な名前で親しまれていて、フォックステール(狐の尾)、デザートキャンドル(砂漠の蝋燭)、キングズスピアー(王の槍)などの異名を取っています。2014年にロンドンのオリンピックパークを訪れた時に初めて目にしましたが、その時の強烈なインパクトは今でも忘れられません。それ以来いつか使ってみたいと考えていたところ、去年の11月に球根が安く売られているのを見かけて思わず購入してしまいました。(植え付けの記事はこちら)前置きはさておきエレムルスの解説に移りたいと思います。まず基本性質です。基本性質高さ:約1.5m広がり:約0.4m日照:日向湿度:乾燥耐寒性:-15℃から-20℃土質:砂の混じった肥沃なローム球根の選定と植え付け球根は大型のクモのようなグロテスクな形をしています。上からの圧力に弱いので、植え付けの後踏みつけないように注意しましょう。販売されているものを選ぶときも平積みの下敷きになっている場合はすでにダメージを受けている可能性があるので、なるべく棚からぶら下がっているものか、平積みであれば上の方から選んでいくほうが無難です。西アジアの乾燥地帯が原産のため乾燥を好み湿気を嫌います。水はけの良い土壌を選んで植え付けてください。球根の掘り上げに関しては、雨量の増える梅雨を乗り切れるかどうかがポイントになってくると思います。現在は水はけの良い場所に植えてあるので地植えでも一年間を乗り切れるかどうか経過を観察していきたいと思っています。成長の過程植え付け:10から11月。特に寒さ対策はしていません。発芽:3月中旬。一つの球根から二つ発芽しました。花茎の成長:発芽後から5月下旬まで。開花:5月下旬デザインと配置今回はエレムルス・クレオパトラをサン・ガーデンに配置しています。これまで初夏に咲く花がやや不足していることもあり、球根を足そうと思っていました。下の写真では背景に紫のサルビア・カラドンナ、手前にニフォフィア・ミニスターバーシュクール(クニフォフィアとの表記されることもありますが本ブログでは発音に近い音を採用しています。)、左側にオールドローズのデュシェス・ドゥ・ブラバンが咲いています。この時期は背の高い植物が少ないこともありストラクチャーのしっかりしたエレムルスは重宝されます。花壇の中盤に配置するのに適しています。ほとんどの球根類と同じくはの鑑賞価値が低いため前方の配置には不向きです。後方に配置することもできますが、後方には低木などより表面積が大きな植物を配置する方が適しています。1mからそれ以上のインターバルで数カ所に植えると花壇全体に統一感が生まれます。一カ所にまとめてしまうと目立つだけにやや異質感が出てしまいます。薄いオレンジ色なので他の色と合わせやすく、今回は紫、黄色と薄めのピンクとの組み合わせになっています。他にも黄色や白の品種もあるので花壇の他の植物との関係性を見ながら色を選択すると良いと思います。最後にエレムルスは非常に優雅で鑑賞価値の高い花で有名な庭園で使われているのを目にしたことがある方も多いと思います。少し手に入りにくい花かと思っていましたが、通信販売や少し大きめの園芸店に行けば普通に見かけるくらい流通しています。植え付け時期までに時間がありますが、来年の庭づくりに向けて採用を考えてみてはいかがでしょうか。今回の植物クニフォフィア ‘ミニスター ヴァーシュアー’サルビア ネモローサ ‘カラドンナ’デュシェスドゥブラバン EXPERIMENTAL GARDEN
2019.05.29
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サニー・メドーには五月になると毎年カリフォルニアポピーが一面に咲きます。オレンジとパステルイエローの二色がメインですがところどころにピンク系統のものも散見されます。日当たりの多いところであればよく育ち一年草で毎年こぼれ種から発芽が見込めます。ところどころに濃いブルーのヤグルマギクも見られます。こうした一年草はこぼれ種で増えて毎年花を咲かせるのでコストと管理面での利点が大きいです。大きなスペースがある場合こうした野草的なエリアを作っておくことをお勧めします。手前の薄紫の花はノウティア・アルベンシス(クノウティアとの表記も見られます。)で水はけのよい日当たりの良い場所でよく育っています。このエリアの一年草は年々他のエリアにに広がりつつありますが、ある意味自然のままにして経年変化を観察しているところです。今年はデスチャンプシア・セスピトーサが穂をつけてきています。野草的な風景からボーダー・ガーデンまで幅広く使える種類で、ローズ・ガーデンとサニー・メドーの間に大きくブロックで植える計画で、毎年株分けをしながら面積を増やしているところです。デスチャンプシアの穂は集合すると黄金のスモークのような見た目になるので、もし庭のどこかで使ってみようと考えているのであれば最低でも5から10株程度の集合で植え付けることをお勧めします。白色や黄色系統の花とよく合い、へレニウムやエキナセアと組み合わせるとシックな仕上がりになります。奥に咲いている濃い紫のサルビア・ネモロサ・カラドンナは当ガーデンでは鉄板の品種ですが、手前に咲いているブルーのネペタ・ウォーカーズロウもパステルカラーの品種とよく合います。去年初めて植え付けたアリウム・モンブランも背景に大輪の花を咲かせています。今回の植物ブルーキャットミント ‘ウォーカーズロウ’グラス ディスチャンプシア ‘ゴールドタウ’カリフォルニアポピーコバルトセージサルビア ネモローサ ‘カラドンナ’ EXPERIMENTAL GARDEN
2019.05.19
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少し前のことになりますが、庭に植物の植え付けを行いました。去年から始めた新しい小さな庭の植栽ですが、コテージガーデン風に仕上げようという大まかなコンセプトをどのように発展させていくかを考えていました。花壇の表面積も少なくやれることも限られているなと思いながら何かいいヒントはないかと思いBBCのガーデナーズワールドという番組を見ていると、番組の中でロンドンの小さなバックヤードを大きな温帯植物を使ってジャングルに仕立てるという一般の企画を紹介していました。何気なく見続けていると、プログラムの終わりで司会のモンティー・ドンが「小さな庭だからといって考え方までこぢんまりとすることはありません。大きなアイディアを持ちましょう。」と言って締めくくりました。植栽のスタイルこそ異なりましたが、そうか!と目からうろこが落ちた気がしました。空間が小さいからといって小さな植物を使わなくてはいけないということはなく、どんどん大きい植物を使ってダイナミックにデザインいた方がいいのではないかと思いました。そこで去年植えたバーベナ・ボナリエンシスと相性の良い背丈の高い植物を中心に探し始めました。紫色の細かな花とよく合う白色の花で、できればアキレアのような傘状の形態のものからあたって行き最終的にはアンミ・ マユスを選びました。最初は20cmほどだった背丈も今や1m近くまで成長してきています。白色の細かな花が集合したレース状の花を咲かせた時にバーベナとどのように組み合わさるのかがとても楽しみです。バーベナ・ボナリエンシスとアンミ・マユスで作るスクリーンにはアクセントとしてデルフィニウム・ブルーバードも使っています。今週から鮮やかなブルーの花が咲き始めました。去年植え付けたドリオプテリス・エリスロソラ(ベニシダ)は順調に生育しており左右対象で整った形態はシダ植物の中で最も美しいといっても過言ではありません。その手前に伸びてきているのは通称パイナップルリリーと呼ばれユーコミス・オータムナリスです。去年ダン・ピアーソンがキングズクロスの陸橋 で使っているのを見かけて以来チャンスがあったら育ててみたいと思っていました。下の写真の右端にあるパイナップルのような形のエキゾチックな花がユーコミスです。今回は黄色味がかった白色の物を選んでいます。気温も徐々に上昇し始めており、日に日に大きくなっていく植物を見ていると一ヶ月後にどうなっているのかとても楽しみになってきます。今回の植物ベニシダユーコミス プンクタータホワイトレースフラワー EXPERIMENTAL GARDEN
2019.05.12
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