今年の夏は全国的に高温でガーデナーの方々の中には頭を悩ませている方も多いのかもしれません。春先から初夏にかけて元気だった植物も盛夏から晩夏にかけてトーンダウンしてくるだけでなく、品種によっては枯死してしまうこともあります。植物の生育条件は様々な要因が絡んできますから、すべてのケースを暑さのせいにすることはできませんが夏を無事に越して、また来年元気な姿で戻ってきてもらいたいものです。
また夏から秋にかけての庭の演出という意味でも難しいものがあると思います。8月を過ぎてくると
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月のような瑞々しい緑から秋の色合いへと変化してきますし、盛夏に花を咲かせる品種も多くはありません。
小丘の庭は関東平野に位置するため夏の気温は高くなります。その環境の中で植物自体の美しさを最大限に引き出した植栽にしたいと考えています。近年の植栽デザインは旧来の視覚重視のデザインからより自然植生に近いものが主流になってきています。
ベス・シャトーの打ち出したシンプルな「
Right plants for right place
」
すなわち適草適所という考え方は知っている方も多いと思いますが、文字通り土地の環境に適した植物を適した場所に植えるというものです。それに従うのであれば暑くなる場所には暑さを好むものを植えるということになります。
オランダの植栽デザイナーのピート・ウードルフは植物の生活環のすべての期間、すなわち生長期、開花期、成熟期すべてが植栽デザインに取り入れられるべきだとしています。この考え方は花後の植物を ウインター・シルエット
として残しておくことに顕著に表れています。
ですから小丘の庭における植栽デザインの基本は 適草適所に基づく植物の選択と植物の成熟期を生かした景観の演出がテーマになっています。8月から9
月にかけては植物の成熟 期
をテーマにしています。

7月の プレーリー・ガーデン の様子です。

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月のプレーリーではへレニウム・ルビーチューズデー
(Helenium'Ruby Thuesday')
が元気に咲き続けている傍らでミューレンベルギア・レバコニアイ・アンドーンテッド
(Muhlenbergia reverchonii 'Undaunted')
が大きく穂を広げています。

8月から9月にかけて垂直に伸びた穂が美しいカラマグロスティス・アクティフローラ・カールフォースター
(Calamagrostis × acutiflora 'Karl Foerster')
は欠かせません。

バーベナ・ボナリエンシス
(Verbena bonariensis)
は9月に入っても衰えません。アガスターシェ・ブラックアダー
(Agastache 'Blackadder')
は花を維持していますが シードヘッド
も魅力的です。背景にはパニカム・チョコラータ
(Panicum virgatum 'chokolata')
の細かな穂も覗いています。
ミューレンベルギア レバコニー
アガスターシェ ‘ブラックアダー’
バーベナ ボナリエンシス