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相続税強化に伴って、最近あらかじめ子供に贈与しておこうという方法が超お金持ち以外にも増えているみたい。
もともと土地や建物は評価額という名の不思議なロジックで相続税評価額が低下するからそれを保有していることが「お得」となっていた。
でも、最近は、居住用の住居は別として、結局長年にわたってキャッシュフローを生まないものに価値はもともとないんだからそりゃ相続税が下がってもダ○○ハウスの言うことを鵜呑みにして土地の上に建物建てて手数料払う意味ないよね、という若者(40代~)が増えてきたように思える。
そこで、登場したのが、株の譲渡。(昔からあるけど)
「贈与を受けた前々月の終わり値の平均」で「贈与」したことと税務署がみなしてくれるのである。
ここで注意は、もともと100円の株が急に200円になった。だから贈与して、ラッキー。とまではうまくいかないこと。
株券を移している間に何が起きるかわからないし、株をやっている人ならわかると思いますが、そんな急に株の価値は変わらないのでバリュー投資的には??という感じ。
で、それなら、使えるものとしては「TOB」を発表した株でしょう。
100円の株を200円で買い取ることがきまってから息子に譲渡すれば、ダイブ安く譲渡できますね。(これでも払いたくない人は一杯いると思いますが、他の相続方法と組み合わせることによりうまく対処できそうです。)息子はTOBに応募してほぼ確実に200円入ってくるし、みなし相続価格は100円なわけです。
で、疑問に思ったのは、これはTOBを行っている関係者でもできるのか?ということ。
租税回避ものだとは思うのですが、最近IBMの裁判結果を見ていても書いていることをそのまま利用したものを否認するのは非常に困難ですから、これをうまく使いたいと思ってもおかしくないのでは?
結論:死にそうな大株主がいて、跡継ぎ以外にも株(財産)を譲りたいと思っている場合には、マイナー相続人にはこのTOB後に株を贈与する方法もあるなあと思った。
穴があるかなあ。
→あった。ふつうに発表前に贈与すればいいんだ。。。結局もともとの株の価値を信じている人にとって、今の株の時価との差を自覚しているなら問題ないのであって、今の不当に安い株価で甘んじている上場会社はよく考えているということですね。
なんか微妙な結論になりましたが、
「TOBがかかった株について、そのTOB価格よりも株価が高くなる原因の一つ」
に税金があるんだろうなというちょっとした投資アイデアでした。
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