Shameeee

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2018年01月08日
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テーマ: 暖房器具(162)
カテゴリ: 科学
冬場になると暖房器具と電気代の関係性についての話題をよく耳にする。
自分なりに簡単に整理する。
  1. 暖房の機構の種類はざっくりと3種類。①燃料系 ②ジュール熱系 ③エアコン系
  2. 電気代は ①<③<② ただし①は燃料代が別にかかる。
  3. 暖かさを決める他の因子として空間容積・空気の循環などがある。
とりあえず1.について詳細を述べる。



①石油系
機構:軽油やガスなどを燃焼させて熱量を発生させるタイプ。
特徴:熱と共に水が生じる(=湿度が上がる)。
   暖房機能には電気はほぼ寄与していない。
   電気代が安い代わりに、当然軽油やガスの燃料代がかかる。
器具:石油ファンヒーター、石油ストーブ、ガスファンヒーターなど




②ジュール熱系
機構:電流を器具内の抵抗に流すことで生じる抵抗熱(ジュール熱)を利用するタイプ。
特徴:燃料不要でコンセントにつなぐだけで使用できる。持ち運びできるものが多い。
   空気中の絶対水分量は変わらないが、温度が上がるため(相対)湿度は下がる=乾燥する。
器具:セラミックファンヒーター、ハロゲンヒーター、電気ストーブなど
   オイルヒーター(名前が少し紛らわしいがここに入る)



③エアコン系
機構:室外機で外気から熱を取り込んで、室内機から熱を送り出す。
   室外機から出る外気は元の外気よりも冷えている。
   断熱圧縮・膨張を利用した熱サイクルで温度差を生じさせる。
特徴:電気を使用するのは上記の熱サイクルの部分で、ジュール熱系よりも電力効率が良い。
   空気中の絶対水分量は変わらないが、温度が上がるため(相対)湿度は下がる=乾燥する。
   外気を取り込んで室内に送り出している訳ではない。
器具:エアコン





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最終更新日  2018年01月08日 18時16分06秒
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