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「ストレスって何だと思います?」と意地悪にも患者さんに聞き返してみることがある。「ストレス」。どうにも便利な言葉であるが、言葉が独り歩きしている感がいなめない今日この頃。僕の理解としては。従来、「ストレス」とは外からの刺激全てを指すはず。ところが巷で便利に使われている「ストレス」。これを従来のものと区別し「ストレス´」としよう。話を聞いていると、「ストレス´」は、外からの刺激の中でも、自分が適応できないものを指しているようである。適応できないゆえに、ぶつかって消耗する。逆に言うならば、「ストレス´」は自分の適応力の無さ。それをつくりだす要因の大なるは、我執、偏見、とらわれ、思い込み、固定観念といった自分の中のものたちだ。それらは無限なる自分を縛り、狭めてしまう。人体の70%は水だという。「水は器に方円を選ばず」という。時には柔軟に、時には硬く、丸く、四角く、速く、遅く。臨機応変に適応力を最大限発揮するならば、僕らは無限。器が小さすぎるというなら、溢れるのもまた然り。生まれて落ちた、いや、おなかの中で生じた瞬間から次々に迫り来る「ストレス」。それらに適応し続けている8ヶ月の娘に思う。赤ちゃんは水分77%というけれど。7%の違いの中に我執が含まれていたりするのだろうか。プチ意地悪に適応してくれる患者さんたちには常々、感謝、そして希望。
2008.09.30
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木津川にてカヤックなる乗り物にチャレンジ。船系は海でのゴムボート以来です。最初は一本両刃(?)のパドルに面食らい、力の限り漕ぎまくってみる。案の定、カヤックはあっちへ行ったり、こっちへ行ったりでうまく進みません。そして無駄に疲労。こりゃいかん。ということで工夫。座位のため、脚は使いにくい。ので、尻を交互に前後に動かして、腕の力を抜き、漕いでみる。好し!更に重力と水の抵抗を意識して、片側の動きを反対側にうまく伝えてみる。大地・水と仲良くなり、力を借りるんだ。さらに好し!余裕が出てくると、自力のみで漕いでいた時には気付かなかった風景、空気が目の前に広がりだす。パドルを通して、水の流れも感じられるようになる。皮膚で流れを敏感に感じるという魚の気持ち。に近づけたかな?自然の流れに添えば、必要以上に手を加える必要はなくなるんだ。これは、自然農や古武術と同じ発想。カヤック、本当に楽しかったです。ありがたや。
2008.09.28
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