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輸入住宅通信
by ブログ新聞maker

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さて、今回は、トロント市内の街並みについてお話したいと
思います。

商業施設が集まる中心街は、どこの国も然程違いもなく
最近流行りの巨大ビル群が林立する景色が広がっています。

まあ、そんなところは誰でも知っているので、お話の対象外です。

じゃあ、どんなところの話をするかというと、
市内の商店街や住宅ゾーンについて、ご紹介していきますね。

まずは、商店の立ち並ぶストリート。

ﾄﾛﾝﾄの街並み1

商店は、このように主要な道路に沿ってしか存在していません。
住宅が集まっているゾーンに商業施設はありませんし、
その逆で商店街には住宅ゾーンもないのです。

生活空間と仕事空間とが、きれいに区別されているので
住みやすい街になっていると言えますね。

また、商店も古いレンガ積みの建物の一角にある
ことが多く、趣きがあるのも特徴です。

勿論、こうしたお店には、モダンなレストランなんかも
あるのですが、古い箱を上手に利用して、新しいデザインを
街に供給しています。

さて、次は、住宅ゾーン。

ﾄﾛﾝﾄの街並み2

道路沿いには、街路樹が植えられていて、それぞれの
家々もデザイン的な統一感をもって建てられています。

それは、それぞれの住宅ゾーンが、成立した時期に
理由があります。あるゾーンが成立した時、そこは
新興住宅地だったのでしょうね。

そこで、彼らはその時代に流行っていたデザインで
一斉に家づくりをしたのだと思います。

ですから、多くの家に共通のデザイン性が生まれた訳です。

勿論、トロントの家は、耐火性能を求められていますので
全ての家がレンガ積みか石積みであるということも
統一感が出た原因だと思います。

静かな住宅街には、リスや鳥も住んでいます。

築100年近い建物と一緒に植えられた木々も大きく枝を
伸ばし、秋には街を赤や黄色に染めてくれます。

日本の都市計画のあり方を考えさせられますね。

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