ショップハンター

2009.09.03

無農薬・無肥料でエコ菜園

テーマ：無農薬・無肥料栽培(14)

カテゴリ：カテゴリ未分類

家庭菜園とは言っても、実はわざわざ種を購入しなくても、野菜の下ごしらえで出てきた種や野菜くず、土、容器、水さえあればどなたでも手軽に家庭菜園が始められます。

　巷では再生栽培と呼んでいますが、再生栽培の面白さはやはり育てて食べ、そして最終的には自家採種してまた植えて...と延々と栽培できるところにあります。

　春～夏場は虫が大発生するので管理が大変ですが、秋冬栽培は楽なので初心者でも問題ありません。

　私は今まで以下の野菜をエコ栽培しました。基本は水遣りと温度管理です。
　農薬も肥料も使わずに、誰でも簡単に栽培できるのでとりあえず始めてみたい方におすすめします。

長ネギ、万能ねぎ

　エコ栽培の中でもまずこれは外せないですね。

　根の部分 5cm くらいを土に植えるだけでどんどん伸びてきますのでいくらでも楽しめます。
　春先になると虫が付いたりして厄介なことにはなりますが、トウ立ちして採種することができますから、秋口にそれを蒔いてさらに増やします。
小松菜

　スーパーで購入したものを根の部分のみ切り落として土に植え、水をやると面白いくらい葉が出てきますので、また小松菜として楽しむことができます。

　自宅で育てたものはスーパーで購入したものより色が青々としており、味も美味しいです。ただ、春になり気温が上がるとトウ立ちして花が咲き、食用としては楽しめなくなりますが、その後は種を残すのでそれを秋に撒きます。

　最近気温が下がり始めたので、そろそろ蒔いてみる予定です。
大根

　大根は頭の部分を 5mm ほど残して水栽培すると、どんどん葉が茂ってきますので、大根の葉を炒めたり、浅漬けにしたりして楽しみます。

　このようにして数回は楽しめますが、春咲きに水栽培をするとトウ立ちしてきますので、その時点で土に埋め花を咲かせて採種します。
　小松菜同様、夏の終り頃に種を蒔くと芽が出てきます。
にんじん

　大根と同様、頭の部分を 5mm ほど残して水栽培すると葉が茂ってきますので、この葉を刻んでスープに入れたり、サラダに使用します。

　このようにして数回楽しめますが、採種するまでに時間がかかるので、私は試していません。
チンゲン菜

　根の部分を残して水栽培すると葉が茂るとともに根が出てくるので、根が揃ってきたら土に植えかえます。冬の間は葉は美味しく食べることが可能で、春になるとトウ立ちするので採種して種を秋に撒きます。
ピーマン

　下ごしらえのときに出てくるピーマンの種を春口に蒔くと芽が出てきます。
　春の間は生育が異様に遅いのが特徴ですが、暑くなるにつれ急に生長し、初心者でもたくさんの実を収穫することが可能です。

　今年は 3 つの種から 50 個ほど収穫しました。
　この要領で鷹の爪やパプリカも楽しめると思います。
ミニトマト

　ミニトマトから取り出した種をよく洗って乾かしたものを春先に土に蒔くと芽が出てきます。
　背が高くなるので支柱が必要ですが、適当に水やりすればそれなりに育って実を付けます。
金時豆

　5 月に煮豆用に購入したものを 5 粒ほど水に一晩漬けた後、土に撒きました。
　驚異の発芽率で全部発芽し、あっという間に花が咲き、2 ヵ月もしない間に実を付けました。
　スペースの関係上沢山は蒔けなかったのですが、来年は多めに蒔いてみる予定です。
小豆

　7 月にしるこ用に購入したものを 20 粒ほど水に一晩漬けた後、土に撒きました。こちらも金時豆同様驚異の発芽率で、ただ今栽培中ですが、10 月あたりには収穫できるのではないでしょうか。
キャベツ

　キャベツの芯の部分を 4 つに割り、水栽培すると葉が出てきますので、その葉をサラダに使ったりして楽しみます。

　しばらくすると根が出てくるので、土に植えかえると生長が早くなります。
　春先にトウ立ちして花が咲くので、種を採種し、秋口に蒔いて栽培します。

　キャベツの芯から再生栽培を行い、結球させてもう一個キャベツを収穫したツワモノもいるるので、エコ栽培の無限の可能性を感じさせてくれますね。
レタス

　レタスの芯を水栽培すると葉が出てきますので、その葉をサラダに使います。
　キャベツ同様、しばらくすると根が出てくるので土に植えかえて大きく育てます。

　レタスは暑い時期にトウ立ちするので、秋口に種を収穫して蒔いて育てます。