2014.10.26
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 2012年12月22日に、楽天プロフィールのコレクションで、AKG ヘッドフォンの K404 がイイなんてプチレビューをかましたわけですが、今回はその後日談となります。

コレクションでのつぶやきはこちら

 前回購入した K404 がこちらです。



 私の場合、ヘッドフォンを通勤時に使うため、車内の迷惑防止のために遮音性にすぐれていること、冬場はイヤーマフ代わりに使えること、メタル聴きの低音がしっかり出ることの三つをポイントにしています。

 AKG のヘッドフォンでは今もなお大人気の超お買い得モデルです。
 歴代の AKG はカナルタイプを含めて 4 つ使いましたが、それぞれ 7,000円~17,000円くらいかかっていましたから、それを考えるとこの価格を見た時は激安王だと思いました。

 K404 をお使いの方ならお気づきだと思いますが、音に関しては低音はしっかり出ます。
 しかし、携帯用を売りにしているのが分かる音質で、MP3 プレイヤーで聴く分には高音~低音の再生は問題ないのですが、自宅のステレオにつなげてみると音のこもりが目立ちます。

 イヤーパッドも圧力が強めですので、1時間連続で装着しているのは辛いかもしれません。
 30分おきにイヤーパッドをずらしたり、ニット帽などをかぶって圧力を緩和させるのも手です(その分音質は悪くなります)。

 さて、前置きが異様に長くなりましたが、2014年2月に撮影した K404 の写真をご覧ください。

AKG_K404外観

 このヘッドフォン、一年あまりでとんでもないことになったのですが、お気づきになったでしょうか?

AKG_K404ベロベロコードその1


 そうです。

 アングルを変えてもう一枚。

AKG_K404ベロベロコードその2

 悲惨な状態ですね。
 プラグ部分の結合部までこのありさまですよ。

AKG_K404ベロベロプラグ


 こちらもベロベロのベロ~~~~ン状態でございますね。

 携帯用とはいえ、振りまわしていたわけではありません。
 普通に頭に装着して外出し、そこそこていねいに扱っていたにもかかわらずベロムケ。

 ムケムケ連発してしまいましたが、私はこう思いましたね。
 エントリーモデルの音質を意識しつつ、安価な価格帯を追求したところ、とんでもなく耐久性が落ちたのではないかと。

 AKG はイヤ―パッド部分がボロボロになってもパッド交換すれば数年は使えるので、長年のお気に入りブランドですが、断線しては終わりでございます。
 K404 のご購入をお考えの方は、このベロベロ状態を考慮したうえで再度検討されることをおすすめします。


 この後も絶縁テープを巻いて使ってきましたが、今年の 5 月に左のケーブルが断線してしまったため、夏も近かったことで最近まで AKG カナルタイプの K321 を使っていました(ちなみに、こちらはサラウンドがちょっと弱い印象です)。


 そして、気温も下がってきたので秋冬向けに購入したのがこちら。

AKG_K619外箱


 AKG K619 です。




 外観を確認いただけるように写真を撮りましたので、見ていきましょう。
 まずはこちらが開封状態。

AKG_K619箱あけたところ

 本体のほか、付属品として変換プラグ、延長コード、携帯ポーチが付属しています。
 携帯ポーチは今回は厚手仕様になっているので、バッグの中でもあまり型くずれを気にしなくてよさそうです。

 本体はプラスチックケースにワイヤーで留めてあるため、裏返しにして外してください。

AKG_中箱裏面

 こちらが本体。
 肉厚仕様になっており、頭頂部もクッション入りでほどよくフィットしそうです。

AKG_K619本体外観

 装着感は前述の K404 よりソフトで、遮音性が格段にアップしています。
 この装着感なら、クラシックや環境音楽など、微かな音を楽しむのにも良いでしょう。

 イヤーパッドの耐久性は少々心配ですね。
 これだけやわらかいと、毎日のように装着するだけでも数ヶ月でボロボロになってしまうかもしれません。
 AKG はパッドを交換しつつ使えるのが嬉しいですが、この辺は気をつけながら長く使っていければと思います。

AKG_K619イヤ―パッド


 イヤ―パッドの内部は、R と L がバッチリ書かれていますので左右をまちがえなくてすみますね。
 これをクールだと思うかダサいと思うかは人によるでしょう。
 私は……(無言)。

 サイズ比較ついては、K404 と一緒にご覧いただくとわかりやすいかもしれません。

K404_K619比較


 K619 は DJ ヘッドフォンとしても使えるため、イヤ―パッドは K404 よりもひとまわり大きめになっています。
 ただ、ゼンハイザーのようなゴツい DJ ヘッドフォンに比べるとずっと小ぶりで、携帯用として違和感のない大きさですので、ちょっと本格的なヘッドフォンが欲しい方の要求を満たすレベルではないでしょうか。

 そして、いよいよコードについてですが、K404 に比べるとソフトになっています。
 つまり、K404 はカバーが固い材質になっている分、一旦ヒビが入るとムケるのが早いと考えられます。
 今回はビニール感高めで期待が持てそうです(仕様表に材質が書かれていないのでこれでご容赦ください)。

 また、アップル製品対応マイク付きリモコンがコードに付いていますので、手もとで音量やマイクを操作したい方には便利かもしれません。

K619延長コード

 延長コードが付属しているのはちょっと嬉しいですね。
 外出時は出番はなさそうですが、自宅使いでちょっと離れたオーディオ機器から音を聴きたいときによさそうです。


 音質はモッサリしたこもり感がなく、重低音がとても良く出ます(メタル聴きにはこれが一番重要)。
 ただ、遮音性の高いヘッドフォンのせいか、高音はちょっと苦手(?)な印象もあります。
 ヴァイオリンやギターの弦の音はよく聞こえます。

 ヘッドフォンは使い始めてから数ヶ月すると音が安定してくるので、これからが楽しみです。
 K404 はリケーブルで復活させるかな……。


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最終更新日  2014.10.27 12:32:47


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