音楽で楽しく(「生きている証明書」改め)

音楽で楽しく(「生きている証明書」改め)

2011.09.15
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カテゴリ: 童謡・唱歌
 110915(THU)
 晴れ。

 残暑厳しいが、夜はさまざまな月で空は賑わう季節だ。

 童謡は、月を悲しく歌っている。この悲しみは歌詞の1字1句にも重く篭められているだろう。曲集などではいろいろに直されているようだ。慎重にしてほしいと思う。当然、原作に忠実でなければならない。元の歌詞が一部異なる歌詞で世に出ることもあるかも知れないが、多くは一つであるはずだ。

 楽譜によって歌詞が変わると、利用する側はどれを取ればいいのか戸惑ってしまう。

 3番の歌詞の「母さんに」の読みは、好みでは「かあさんに」をとりたいが、原詩では「かかさんに」だということだ。しかし、下にとった初めの歌詞は「母さんに」と仮名は振らないし、後の歌詞は「母(かあ)さんに」と読んでいる。

 「母さんに」合いたいと悲痛に叫ぶ子供は男の子か女の子かは措くとして、正しく知ろうと思ったら歌詞がしっかりと磐石でなければなるまい。



    十五夜お月さん

         作詞 野口 雨情
         作曲 本居 長世

 十五夜 お月さん
 御機嫌さん
 婆やは お暇(いとま)
 とりました

 十五夜 お月さん
 妹は
 田舎へ貰られて (もられて)
 ゆきました


 十五夜 お月さん
 母さんに
 も一度 わたしは
 逢いたいな



    十五夜お月さん

         作詞 野口 雨情
         作曲 本居 長世

 十五夜お月さん
 御機嫌(ごきげん)さん
 婆(ばあ)やは お暇(いとま)とりました

 十五夜お月さん
 妹は
 田舎へ 貰(も)られてゆきました

 十五夜お月さん 母(かあ)さんに
 も一度(いちど)
 わたしは 逢(あ)ひたいな












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Last updated  2011.09.15 19:43:51
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