生きている証明書

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2014.01.01
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カテゴリ: 童謡・唱歌
140101(WED)【元日】。晴れ。

 あまり歌われないが祝祭日唱歌に「一月一日」がある。「天長節」とともに明治二六年八月一二日に官報附録で告示されたという。2番の1,2行は後にこのように改められたもので、最初は「初日のひかり 明らけく、治る御代の 今朝のそら」だったというもの。

 1番、2番を第1章、第2章とするなど重々しさが感じられるが、小学校で歌われる唱歌にしては大袈裟すぎるようだ。現在は歌える人がどれだけいるだろう。詞も曲も悪くないし正月にはもっと歌われていいのではないかと思う。

 一月一日の読みだが、「いちがついちじつ」というのだそうだ。「いちがつついたち」でも「いちがついちにち」でもよさそうなものだが、こんなことも人々から離れていく運命にある唱歌なのかも知れない。


    一月一日

        文部省唱歌

     第一章
年のはじめの ためしとて、
終なき世の めでたさを、
松竹たてて、かどごとに
いはふ今日こそ たのしけれ。

     第二章
初日のひかり さしいでて、
よもにかがやく 今朝のそら、
君がみかがえに たぐへつつ
仰ぎみるこそ たふとけれ。








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Last updated  2014.01.01 18:24:41
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