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酔いどれ舜帝

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2011年06月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は食堂同業者と飲み会があった。
そこの店主は、そこそこ腕はいいのだがメニューは数種類しか作れず、商売としては苦しまれているようであった。
僭越ながら私は「創作メニュー、限定メニューに力を注いでみてはどうか?」と言ってみた。
同席していた食べ歩きブロガーも同調していた。

それが気に入らなかったのか、店主は急に激昂し、
「俺は一生懸命やってるんだ!あんたたちにとやかく言われる筋合いはない!!!あんたたちは現場の人間じゃないだろう!!!」

と叫んだ。

私はやわらかい物腰で
「これは言わないでおこうと思っていたのですが、龍華桜の全メニューのレシピは私が作っています。創作メニューも限定メニューも全てです。私は影の存在ですから、全て富田が作った事になっていますが、私とてそれなりの努力はしているのですよ。」
と言った。

その店主は虚を突かれたように静かになった。
年は私より少し下なだけだが立派な大人である。
真面目、一本気と言えば聞こえはいいが、
正直言うと度量の小さい男だと思った。

腕はそこそこあるのにもったいない。
だが、何より見ていて不安になるのは探究心の低さだ。
生き馬の目を抜く飲食店業界。
度量が小さく、他人の意見に耳を貸さず、何の情報も持たない彼は戦争状態の地域を丸腰で歩くようなものだ。
残念だが、数年後には撃たれて死んでいるだろう。

言うまでもなく私が助言したのは、彼をやり込めてやろうなどという気持ちなどなく
純粋な親切心からの助言だ。
同業他店の彼に秘訣を教えても私に何のメリットもないのだ。

だが、彼には無意味な自尊心が邪魔をして
その事に気づかないのだろう。
哀れな男だと思った。

私と富田の龍華桜は激戦を乗り越え更なる高みに登って行く。





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Last updated  2011年06月30日 23時24分24秒
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