島根県民 政治を語る 2

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2005.09.08
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カテゴリ: その他時事
壱号です。

さて、毎度毎度「ここがおかしい」「何を考えとるんだ」と言葉を荒げるのも疲れますんで今日は気分を変えて久しぶりに本棚から引っ張り出して読んでいる本の紹介でも書かせていただきます。
感想文書くのは小学生の時から苦手なんでどうなるかわかりませんけれども。

本日紹介するのはコチラ、筒井康隆の『笑うな』。
彼の作品としては珍しいショートショート・短編集です。
あまりに好き勝手に書いていたため批判を浴び、断筆宣言までしてしまったことでも有名な筒井康隆。彼特有のブラックなツツイズム溢れる1冊です。

この本の中には34篇もの作品が収められていますが、中でも面白くそして印象的だったのは 「末世法華経」 という短編小説ですね。
現代(の、洋服箪笥の中)にタイムスリップしてきた 日蓮上人
彼の教えを 都合よく捻じ曲げ、布教活動・政治活動に利用している宗教団体 総花学会 を指示母体に持つ政党 恍瞑党 (実にナイスなネーミングだと思います)の講演会に彼が乗り込み、大騒動を起こすというスラップスティックコメディです。
フィクション(超重要)とはいえ、読み進めているうちに まるで総花学会や恍瞑党が実在するかのような錯覚 すら覚えるリアリティのある力作であります。

特に総花学会の青年部長の言う「日蓮の教え」に対して最初は
「わしはそんなこと、いったおぼえはない。そんなこと、わしが何処へ書いた・・・・。」
とつぶやきながらもなんとか自重していた日蓮が、最後にはとうとう我慢しきれずにその矛盾点を指摘し、
「口から出まかせも、ほどほどにせい!」
と怒鳴りつけるシーンなどは痛快の一言でした。
筒井さん、相当日蓮について研究して書いておられますね。

総花学会の教義を批判したことで結局、日蓮と彼をここまで連れて来た主人公とその友人は学会信者から
「そいつは共産党員だ!叩き出せ!」
「共産党のやつだ」

とリンチを受けた末に放り出されてしまいます。

日蓮はリンチからの帰途、
「何とかして、帰りたい。ここ(現代)は嫌いじゃ。」
と涙しますが、このシーンが何度読んでも胸に迫ってくるのは、今現在が このような無法がいつまかり通っても不思議ではない ことを私が知っているからでしょうか。
日蓮が身命を賭して自分の信念を貫き通した大人物であることに異論はありません。その生き方には尊敬すらしています。
ですからこの小説のように 彼のしてきたことを利用するような輩 が出て来ないことを心から祈るばかりです。




ん?ナニかに似てると?いやだなあ 偶然 ですって。
~壱号~





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Last updated  2005.09.08 18:53:45
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