アイディア積み荷軽トラ疾走

アイディア積み荷軽トラ疾走

2004年07月06日
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 以前、海沿いの電気メーカの工場で働いていたことがある。製鉄所は、その工場から派遣されて働いていたのだった。何百人と働いているその工場で、残業で残る労働者も
多かった。とにかく忙しい時代だった。月に150時間近くも残業したこともある。工場の機械の片隅で寝てしまったこともある。
 海沿いの工場は、昼休みも工場内で過ごす。大きなプレハブの食堂があって、ほぼ全員がそこで食事をする。
 夕方5時30分になると、終業のサイレンが鳴り、一旦
仕事は終わるが、そこで帰る人はいない。夕食を食べに食堂に行く。夕方の食堂は麺類だけになる。昼、麺類を食べてしまうと、夕にまたそれを食べようとは思わない。同じ麺類でも、カップ麺の自動販売機が食堂の外にあったのでそれを食べることが多かった。その自動販売機の前に長蛇の列ができる。ある時、列の終わりの方に並んで順番を待った。100円を入れると、カップ麺がでて、自動的に上からお湯を注入する管が、カップ麺のふたに差し込まれ、お湯が注がれる仕組みなっていた。列の終わりに並んだせいもあるが、それ以上にいいがげんな自動販売機だったのだ。取り出したカップ麺の容器が冷たい。水が入ったのだ。疲れた頭には、それ以上の考えも、怒りも浮かばなかった。次の日振り返って、自分のバカさ加減にあきれた。食堂の机に、冷たいカップ麺を
置くと、3分間待ったのだ。パブロフの犬だって、3分間は
待たないと思うのだが、なんと待ったのだ。(きっと今でも
待つと思う)
 3分後に開けたふたの内側には、ふやけていない、玉子やネギや肉のつぶつぶが、わびしく水の上に浮いていた。麺はどうだったか。残念ながら30年以上の時間の流れにその記憶は流れてしまった。ほかに、食べ物はない。しかもまだ何時間も働かなければならない。頭は他の事を考える余裕がなかった。全部食べて、麺をひたした水も飲んだ。史上最低の食い物を食ったというイメージだけが残り、ものすごく気持ちが悪くなった。しかし仕事はした。それから三日間食欲が
なくなった。いろいろダイエット食品が出回っている。150円で三日間も有効で、しかも効果覿面のダイエット食品がこんな身近にあることを知っている人はあまりいない。









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最終更新日  2004年07月06日 22時35分42秒
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