その頃、ネットでホテルを予約するサイトを見つけていました。世界的に有名なサイトがいくつかあって、その一つのようです。日本語で使いやすいので、それからのホテルの予約はそのサイトをつかっていました。世界中のどこの町でも、町の名前で検索すると、いくつものホテルが出てきます。価格順や町の中心地からの距離などで検索できるので便利でした。予約は簡単に出来ますし、そのホテルの最低価格帯で予約することが出来るので、飛び込みでホテルに入るよりかは値段はずっと安かったはずです。試しに日本のホテルを調べて見たら、同じように使えそうでした。それでサンティアゴ・デ・コンポステーラのホテルは予約しました。町の中心地から少し遠かったので探すのに苦労しましたが特に問題はありませんでした。☆1
さて、昨日下見をしておいたので、特に問題はなくバスに乗り込むことは出来ました。切符も女性の運転手さんから買うことが出来ました。こちらの運転手さんは大変です。何から何まで一人でやるのです。切符を売り、釣り銭を出し、クーポンを確認し、乗客の数を確認し、わけのわからない乗客に説明し、客の大きな荷物をバスの下の荷物置きに入れさせ、そして当たり前ですがバスの運転もします。☆2
まだ夜が明けきらない内にバスが到着し、少し明るくなってきて出発しました。途中はあまり停まらずに五日間掛けて歩いたところを、2時間と少しで走り抜けていきました。歩きはフィステーラ回りでしたから、1.5倍から2倍の距離を歩いたのだと思います。
歩いた町を車窓から見たときは、先週のことなのに、とても懐かしい気がしました。サンティアゴ・デ・コンポステーラの大きなバス停に到着しました。今日は、ここのホテルで一泊して、明日このバス停からポルトガルに出発します。国際便のチケット売り場を探し、明日のバスの切符を買いました。☆3
シニアで買うと安いと言うのを、確か坪内さんのFBで見ていましたから、シニア、シニアと叫びました。多分かなり安くなった思います。それ以来、長距離のバスや電車はどこでもシニア、シニアと叫んで買うことにしました。とにかく持久戦ですから、お金は無駄にできません。サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かうのですが、距離が離れていますので、人に聞きながら歩きました。さらに明日この道を逆に辿って来なければいけないので、曲がり角などの目印を確認しながら歩きました。教会が近くなってきた頃、パン屋さんのショウウインドウにアップルパイが飾られていて、一つ百円くらいだったので七つ買いました。アップルパイの目利きと嗅覚は超能力を持っていますから、まず間違いはないと踏みました。ホテルまでは待てないので、すぐそばの公園で一つ食べました。
断言できることは、サンティアゴ・デ・コンポステーラでアップルパイを食べなかった人は、日本に来て立ち食いそばを食べなかったくらいの、痛手をこうむっています。(写真はパン屋さん)☆4
さて、大聖堂の前まで来ますと、今日辿り着いた人達が、握手をし、抱き合い、写真を撮りあっています。僕は浦島太郎になった気持ちでした。もう誰も知り合いはいないのだろうと思っていました。バルの前を通ると、中からヨシオと叫んでくれた人がいました。顔を見ても思い出せないのですが、笑いながら大きく手を振りました。
もう、その頃には疲れていて早くホテルに入りたいと思っていました。途中本屋さんがあったので、そこでホテルの場所を聞きました。観光案内の地図で丁寧に教えてくれました。そこの本屋さんで、英語で書かれたポルトガルの巡礼道の本を買いました。結局その本が唯一の道しるべになりました。明日はポルトガルの古都ポルトに向かいます。その町の様子は和田さんがFBでアップしてくれていました。☆5
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