フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2005年04月16日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
実家から取り寄せたボリショイの「ラ・バヤデール」のビデオを
今日見てみました。時間がなかったので影の王国の場面はまだ見ていません。
それにしても同じ演目でもバレエ団が違うと印象がかなり変わりますね。
改めてそのことを実感しました。ボリショイの「ラ・バヤデール」は舞踊で
ストーリーを進めていこうという趣旨が強く感じられるのでやはりグリゴロー
ヴィチ版だと思うのですが、演出家の名前などが今の段階では全く出てこない
ので確認はできません。多分一番最後にまとめて出てくるのだろうと思います。
ロイヤルの映像ではカバーに主要キャストから演出家、その他の名前が印刷されて
いるのですが、こちらは物語のあらすじとグラチョーワとヴェトロフの名前しか
書かれていないんです。ので、多分グリゴローヴィチ版だろうということで。
で、私の注目するガムザッティですが、最初の登場場面からかなり踊ります。
ソロルとの婚約式の場面までは踊らないのが大方の演出だと思うのですが、最初から
かなり踊ります。そのせいか衣装がどうも安っぽい。ロイヤルのガムザッティは
最初インドのサリー風の豪奢な衣装を身にまとって登場し、身分の高い
姫君であることを観客に印象付けますが、こちらはプリンセスの衣装にしては
あまりに安っぽいのでは、という印象。いくら最初から舞踊のシーンがあるとは
いえ、もう少し綺麗な衣装で踊らせてほしいものです。
そして肝心のガムザッティご本人ですが・・・うーん、あきらかに私の好みとは
違います。なんだかやたらとにやにやしていて(注・「にこやか」とは感じられない)
品というものが感じられないんですよね。高貴な姫君であるのだからもう少し
品のよさというものを表してほしいです。見せかけだけであるとしてもガムザッティ
には淑女の雰囲気がほしい。育ちの良さというものを感じさせて欲しいです。
全く個人的な意見ですが。このガムザッティ役のバレリーナさん、せっかく美人で
お美しいのに非常にもったいない気がします。まあ、高慢ちきな女、という解釈であえて
このような役作りをなさったのかもしれませんので私ごときがこんなことを言って
いてもしょうがないのですが。
そしてニキヤとの対決?シーン。「この宮殿の素晴らしいもの、みんな私のものよ、それに比べて
あんたはなに?ただの水汲み女じゃないの!」と言う場面。この振りはロイヤルにも
ありましたが良いですねー(笑)非常に気持ちが良いです。あ、「水汲み」とは私の
勝手な解釈でほんとにそう言っているのかは定かではありません。ニキヤは神殿に仕える
舞姫(バヤデール)であり、決して「水汲み女」ではないのですが、奴隷たちに水を与えることも仕事の内なのでしょう。それを指してあえて「水汲み女」とガムザッティは
言うわけです。(私個人の解釈では)「私とあなたでは身分がまるで違う、そこのところ
わかってるの?」と言いたいわけです。それに対抗するにニキヤは、ソロルが聖なる火
に対して自分への愛を誓っているのだ、という切り札を出します。「誓い」という
切り札を出されてはさすがのガムザッティも少し怯まざるをえない。
エゴとエゴがぶつかり合う女2人のバトルはいつ見ても面白いですねー。
この場面の最後はガムザッティがニキヤを殺すことを宣言して幕が降りるのが普通だ
と思うのですが、この版ではガムザッティは両手を自分の胸にあててソロルは自分の
ものよと宣言して幕が降りる演出になっています。(とはいえ、私はマイムには全然
詳しくないので勝手に想像してるだけですが。でもマイムというほどのマイムはなく、
ごく簡単な身振り手振りですので多分合ってると思うのですが)
で、なんだかんだ言ってこの場面までのガムザッティはあまり私好みのガムザッティではなかったのですが、続く婚約式の場面での彼女はやはりさすがというか、当然というか
プリンセスとしての輝きにあふれていました。純粋に舞踊だけの観点からいえば、ここ
での彼女はやはりバッセルの比ではないと思いました。ボリショイのプリマとは
こういうものよ、と言わんばかりの美しさ、輝き。バッセルももちろん素晴らしかった
のですが、やはりまだ若いということもあってか、どことなく危うさというものも感じ
られたのですが、彼女は本当に余裕たっぷりで。特に腕の美しさ、指先まで神経が
行き届いているということの美しさ、テクニックも安定していて、舞踊だけ見るなら
やはりすばらしいのはこちらの方だと思いました。
彼女に限らず、コール・ドを構成するひとりひとりのダンサーの質ということで
も、やはりボリショイの方に軍配が上がると思いました。皆、本当に美しい
です。やっぱりロシアはバレエの国だなあ。ダンス・クラシックを躍らせたら
やっぱり世界一ですよね。
ちなみにさっきからガムザッティ、ガムザッティと言ってきましたが、この役を
演じておられる肝心のご本人の御名前がわからないんですよね。鑑賞歴のある方でしたら
すぐにお分かりになると思うのですが、いかんせん、鑑賞歴の短い私にはわからない
のです。どうもすみません。
それにしても同じ演目でも演出の違いで雰囲気が大きく変わること、ボリショイの
版は舞踊が多いので見ごたえはあるのですが、ややあわただしいような感は拭えません。
同じ演出でも演じる人が違えばまた雰囲気は変わるでしょうし、つくずくバレエは
奥が深いなと感じますね。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年04月16日 18時39分36秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

まるさん@ WBC雑感  新緑の里さん、続きです。  WBC、…
まるさん@ Re:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) 新緑の里さん、ご返信、本当にありがとう…
新緑の里 @ Re[1]:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) まるさん > 今の男子フィギュアの状況…
新緑の里 @ Re[1]:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) まるさん 大変興味深く拝読させて頂きまし…
まるさん@ Re:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) 新緑の里さん、ご返信ありがとうございま…

プロフィール

新緑の里

新緑の里

バックナンバー

2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: