フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2005年07月05日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
3日の「ラ・バヤデール」は音楽もとても良かったです。
クラシック音楽のことは全然わからない私なのであまり(というか全く?)あてにはならないのですが、少なくとも19日の公演のオケに比べたらず~っと良かったと思う。
音楽だけ聴いてても心地よいというか、あ~、いいなぁ・・・と素直に感じ入ることができて。舞台上で盛り上がるところと音楽の盛り上がりが見事にシンクロしていて、バレエっていうのは本当にどの要素が欠けても完璧には成り立たない、総合芸術なんだなあということを改めて実感した次第です。と言ってもくどいようですが音楽のことはなにもわからない私。音楽にお詳しい方が同じ演奏を聴かれたとしてどのようなご感想をお持ちになるかは全くわかりません。でも、少なくとも19日の演奏に比べたらず~っと素晴らしかった。舞台を盛り上げてくれた大きな要素の一つだったと思います。関西フィルの皆さん、ありがとうございました。

それにしてもね~、今回舞台近くの席だったからよく観ることができたんだけど、蛇に噛まれたニキヤに何度か心配そうには近ずくものの、結局ガムザッティやラジャにせかされるような感じで最終的にソロルはニキヤの方を振り返ることもなくその場を去ってしまうのですね。その直前に大僧正がニキヤに近ずくのは眼にしているのだけれど、彼が解毒剤を差し出すところまでは見ていなかったと思う。ということはこの前私が書いた解釈は成り立たない、ということになってしまうんですよね。う~ん、結局ソロルはニキヤを見捨てて(あるいはガムザッティやラジャの急かしに効し切れず?)その場を去ってしまう、ということになるんですねぇ。最大限良いように解釈すると大僧正がニキヤに近ずくのは見ている訳だから、大僧正がなんとかしてくれるだろう、と希望的に解釈した、と言えないこともないとは思いますが、それにしても無理があるかな?薬を手にしたニキヤがソロルを見遣る、その彼女の眼に飛び込んできたのは婚約者と共にその場を去るかつての恋人の後姿だけだった・・・となると、ニキヤが絶望のあまり薬を落として死んでしまうのもむべなるかな、ですよね。なんて可哀想なニキヤ!ソロルってのはとんでもない男だわ、と怒り心頭、と言いたくもなりますが、まぁこれはあくまで「お話」なんだからこういう演出なら演出でそういうことなんだろう、「お話」に憤ってたって仕方ないですもん。
それにもし自分がソロルの立場だったら?と思うと、単純にソロルばかりも責められないと思いますし。もし仮にソロルとニキヤの立場が反対だったら?と仮定してみるのも面白いかも。(無謀な試みであることは承知の上)つまりニキヤの美しさを知ってラジャは自分の息子との結婚をニキヤに勧めてくる、ニキヤには既に恋人がいた、けれども相手のラジャの息子も美しい美青年で自分に対して好意を抱いてくれている、こうなるとニキヤだって心が動かないはずないですよ。
ラジャの命令には従わざるをえない、相手の男性は身分の高いプリンスで結婚できたらまさに「玉の輿」プリンスは少なくとも表面的には美しく、自分を慕ってくれている・・・もしニキヤとソロルの立場が逆だったら、ニキヤだってソロルとは別れようとするんじゃないか、ソロルではなく美しい(表面的にはね)プリンスとの結婚の方を選ぶんじゃないか?少なくとも私がニキヤだったら絶対そうしますね。ニキヤを殺してしまったガムザッティだって、生まれたときからプリンセスとして周囲から大切に大切に育てられ、不自由なんて何一つ感じたことなくこれまで生きてきたのに、結婚という人生で最も大切なときにあたって初めて、自分の「意のままにならないもの」に直面し、ソロルを愛している、というよりは自らのプライドに賭けて、絶対にソロルを自分のものにしなければ、という気持ちになったのではないでしょうか。プリンセスたる自分がバヤデルカごときに負けるなんて!そんなことがあってたまるもんですか!というような心境だったのでは、と思います。だからガムザッティだって決して悪女なんかじゃないんですよね。もちろんだからってニキヤを殺してしまうなんてことは、許されることではないでしょうけど時代が時代ですからね、身分の高い人が目下のものを殺すということに、現在ほど罪悪感を感じていたかは甚だ疑問な訳で。もちろんガムザッティはニキヤから「あなたの仕業ね!」と指摘された時、「やだ、なに言ってるのこの人、私なんにも知らないわ」という様な素振りを見せますが、これはソロルがそばにいるからこそソロルに向けて「ぶりっ子」←死語ですが(笑)ぶってるだけであり、殺人を犯すというほどの罪悪感を感じていたとは到底思えません。そう言えばパリオペのヌレエフ版の映像でガムザッティを演じているエリザベット・プラテルはイザベル・ゲラン演じるニキヤに「犯人はあなたね!」と指摘されてもたじろいだ様子もなく、平然とこっくり頷いているのです。その後の場面でも平然とその場に立ち続け事の成り行きを見守っているのですから、これはまぁ見事というしかありません。
ガムザッティたるものかくあるべし、というお手本のようなものですね(笑)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年07月06日 00時29分40秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

まるさん@ WBC雑感  新緑の里さん、続きです。  WBC、…
まるさん@ Re:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) 新緑の里さん、ご返信、本当にありがとう…
新緑の里 @ Re[1]:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) まるさん > 今の男子フィギュアの状況…
新緑の里 @ Re[1]:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) まるさん 大変興味深く拝読させて頂きまし…
まるさん@ Re:衝撃のネイサン・チェン~2017四大陸。(02/23) 新緑の里さん、ご返信ありがとうございま…

プロフィール

新緑の里

新緑の里

バックナンバー

2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: