フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2005年08月30日
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ABTの大阪公演以来、またまたバレエが観られないバレエ欠乏月間に突入。11月のシュツゥットガルト公演までバレエはお預け。あと2ヶ月以上も生の舞台は観られないのか・・・はぁ~(ため息)。まぁでも今回はまだ我慢できそうかな?ロイヤルの「マノン」観て心から満足できたので、この思い出をよすがに、暫く我慢することにしよう(笑)。だけど今思い出してみてもあの「マノン」を観ることができて本当に幸せだったと思う。「観たいものを観た」って、こういうことを言うんだ、って心底実感したもの。私の勝手な解釈では、マノンはデ・グリュ―のことをそれほど心から愛しているとは思ってはいなかったのだけど、この解釈って間違っていたのかなぁ、なんて思ってしまった。とくに3幕のマノンって、彼女は彼女なりにデ・グリュ―のことを愛していたんだね・・なんて気がして来てしまった。
それまではマノンにとってのデ・グリュ―って、ただただ自分を守ってくれてる「保護者」みたいな存在で、それはそれで頼りにはなるし信頼してもいる、愛してもいるけれど、だけどマノンのデ・グリュ―への愛っていうのはデ・グリュ―のマノンへの愛と比べたら比べ物にならないほど不確かで移ろいやすいものであって、デ・グリュ―がマノンのために全てを捨ててもいいと思い実際そうしてしまった訳だけれど、ではマノンがデ・グリュ―のためにデ・グリュ―と同じことができるかと言われれば、それは明らかにNOだと思う。2人の間の愛情にはそうした明らかな「温度差」があって、マノンにとってデ・グリュ―は単なる「都合のいい男」にもなりかねない存在ではなかったか?と私はそれまで思っていた部分があった。つまりデ・グリュ―は自分を守ってくれる、彼といれば安心、だから彼が好き、みたいな思考図式がマノンの心中にはあったんじゃないかなぁ?そんな風に思っていたのね、第3幕の2人の関係について。要するに、本当の意味でマノンがデ・グリュ―を愛していた、とは思っていなかったわけ。でもね、今回の舞台を観てたらそれまでの私の勝手な解釈がガラガラと音を立てて崩れていくような気もしてきた。
沼地での極限状況で繰り広げられる二人のパ・ド・ドゥ。マノンは多分最後まで「マノン」であって最後まで悟りきるなんてことはなくて、「マノン」のまま死んでいく・・・この解釈については基本的に私の中で変わることはないのだけれど、
けどマノンって子供のまま生きてそして子供のまま死んでいった。ある意味こんな「ピュア」な人もいないなぁ、って。「子供」という存在が天使と悪魔、両方の部分を最も完璧に?兼ね備えた存在であることを思うと、マノンはまさしく「子供」であって、だけどただ単なる「お子様」の話では誰も感動などしないよ。マノン観て最後であんなに感動できたのは、マノンの中にある「天使」、「天使」のままのピュアな部分が最後の最後で発露する・・・そんな演出になっていたからではないかなぁ?上手くいえないんだけど・・





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最終更新日  2005年08月30日 21時55分50秒
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