フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2005年12月10日
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バレエとは全く関係無い話ではあるのですが、皆さんドラマ「大奥」って、ご覧になっているのでしょうか?第3弾までドラマが続いてることを思えば、視聴率はいいのでしょうね。私は全然見てはいなかったのだけど、テレビ欄の番組紹介とかでは見ていたので、第1弾が幕末、第2弾が幕府草創期、の大奥を題材にしたものであることだけはいちおう知ってました。で、また「大奥」か~、よく続いてるなぁ、と感心していたのだけどなるほど今回は綱吉の時代か、シリーズの順番としてはなかなかよくできてるんじゃない、と思ってましたが実際にドラマを見ることはなかったのだけど、一回だけ最初から最後までまともに見る機会があって、その回はちょうど右衛門佐が登場してくる回だったのね。で、その右衛門佐がなかなか素敵だったのであれ、右衛門佐ってどんな人だったっけ?と思って吉屋信子さんの「続 徳川の夫人たち」を読み返してみたの。う~ん、なるほど、あのドラマこの本も参考にされているんだろうか。一話だけしか見てないのでその後右衛門佐がどのように描かれてるのかはわからないけど、冷ややかな美しさを持った賢女、という描かれ方を少なくとも一話見た限りではなされていたように思う。この本の著者の吉屋信子さんはこの右衛門佐が大変お好きでいらっしゃったようで、「続 徳川の夫人たち」のヒロインはさしずめこの人ではあるまいか、といった感じ。著者の並々ならぬ思い入れがよく伝わってくる。吉屋さん(と申し上げるのも恐れ多いことだけれど便宜上)御自身、「このすぐれた女性への深い愛情を覚えて~」と自ら述べていらっしゃるとおり、前作「徳川の夫人たち」のヒロインであるお万の方と同じくらいのお思い入れがおありだったようだ。この二人の描かれ方にはなんとなく共通した雰囲気があり、要するに著者の理想とする女性のタイプとはこういう感じなのだ、ということがよくわかる。
私はお万の方についてはなんかあまりにも彼女が美化され過ぎている感じがして、正直ちょっと辟易させられる部分もあるのだけど、右衛門佐に関しては上下2巻のうち一番ページ数は割かれているとは思うけど全編通じての主人公という訳ではなく、あくまで一部なのでそこまでは感じず、ほどほどでよいと思う。
それにしても対照的なのが桂昌院のようなタイプの女性で、こうしたタイプの女性を著者はあまりお好きではなかったらしいことなんかも窺い知れて、なかなか面白い。
右衛門佐の後は江島(絵島)がさしずめヒロインのような立場で描かれる。江島と月光院との主従を越えた強い絆、有名な江島疑獄も江島は単に陥れられた冤罪の犠牲者であると描かれてある。この江島に関しては、杉本苑子さんの「絵島疑獄」ではさらに進んで大変面白い解釈が描かれてある。
それにしても、「大奥」で活躍した女性たちは皆ほんとうに強く逞しい。そしてやはり「大奥」というところは大変な政治力も持っていたらしく優れた高職者が一人でも出るとその威はさらに強まる。私なんて「大奥」というところは皆将軍の側室ばかりなのかと思っていたけど、右衛門佐も江島も将軍の側室ではない。れっきとした職業婦人(って、いつの時代の言葉だ・笑)なのだ。「されど大奥は、女子がこの世を動かすことの出来る、唯一の場所」とドラマで右衛門佐が言っていたとおりなのだ。「続 徳川の夫人たち」は、そういう意味からも現代に生きる女性が読んでもとても興味深いところがあると思う。





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最終更新日  2005年12月11日 01時01分14秒
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