フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2006年01月20日
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今さら昔の話を蒸し返すようではあるのですが、キャスト変更の嵐に見舞われた前回03年キーロフ来日公演。私個人にとってはとても想い出深いものとなってるんですよね。バレエを観るようになってから夢にまで見た「バレエの殿堂」、キーロフの来日ということで、それは楽しみにしていたんです。
横浜での3公演、東京で1公演、大阪で2公演、観る予定でしたが大阪での「くるみ」は当日になってパスしてしまったので(だってヴィシニョーワが降板しちゃったんだもん)結果全部で5公演観たことになります。
個人的にはツアー初日となった横浜での「白鳥」と、同じく横浜での「ロミオとジュリエット」がとりわけ心に残るものとなりました。「白鳥」はグーメロワ&コールプでしたがグーメロワがメチャクチャ細かったのには驚嘆!コール・ドの白鳥たちと比べるとその差は歴然としていて、他の白鳥たちが殆ど「あひる」みたいに思えてしまった(失礼なこと言ってすみません)。コールプも美しかったです。1幕でのあのアラベスク!こんな美しいアラベスクをする男性ダンサーって初めて見たと思いました。たまたま私の座席位置があのアラベスクが一番美しく見える方角に当たっていたのかも知れませんが。だけどあの時のあの姿は、今でも鮮明に脳裏に焼きついていて忘れられないんですよね。
内容としては「へ~、キーロフ(セルゲイエフ版)の白鳥ってこんな感じか」と言った程度だったのですが(私はやっぱりハッピーエンドじゃない方がいいわ~)、オデットが視覚的には充分美しかったことで私は満足でした。オデットとジークフリート2人の間の「愛の物語」を感じられたか?と問われれば正直そこまで感じ入るほどのことはありませんでした。でもこれは主役を踊った二人のせいというよりは、観ているこちら側がそこまで「気」が廻らなかった、と言った方が正確だろうと思います。なんというか「白鳥」はもう殆ど「パターン」としては判り切っている作品だけに、ここでこうなってああなって・・と最初からこちらの頭の中でストーリーは組み立てられてしまってたんですよね。だから2人が恋に落ちるのは当然だし、その後の展開も判りきっている。それだけに「無心」で2人の恋を見守ることが出来なかった。どういう振りを見ても「演出・振り付け」どおりなんだろうな、としか感じられなかった、と言うべきなんだろうと思います。
それにどちらかと言うと私は「キーロフの踊り」を観たかったんだ、ということも関係してくるかも知れません。二人の愛がどうのこうの、などというのは正直二の次。「舞踊そのもの」を観たかったんですよね。世界に冠たるキーロフの「バレエ」、そのものを観たかったんだと思います(今現在思うに)。だから「踊り」が美しい、ただそれだけで十二分に満足できた、そういうことだったのだろうと思います。例えが適切かは判りませんが、ちょうどバランシンの作品を観るような感覚だったのでしょう。とは言え何度も繰り返すようですがテクニック的なことは殆どわからないのでほんとに素人目で観た「美しさ」でしかありませんが。





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最終更新日  2006年01月20日 15時00分49秒
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