フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2006年04月25日
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数ヶ月ぶりのバレエ鑑賞というせいもあってか、事前に私が想像していた以上に
楽しむことが出来た「白鳥」でした。あ~、高かったけど(笑)観に行ってよかった!
幸せでした~。
と思っていたらなんと昨夜の舞台では思わぬアクシデントがあったようですね。
バレエはこれがあるから恐いですね。ジロの怪我があまりたいしたことが無いといいの
ですが。
しかしこの話を聞いてあ~、やっぱりプロローグに出てきたお姫様姿のオデットは
オデット役本人が演じてたんだな~、ってことがわかりました。いや最初に観た時は
わからなかったんですよね。と言うかオデットだとも分からなくて、女王(王妃)様が
出て来たのかと思っちゃったの。その後のロットバルトとのからみでようやくあ~、これって
ブルメイステル版(私は全然未見)や熊川版みたいに人間のオデットが白鳥に変えられてしまう
シーンなんだ、
ってことがようやく分かったのだけど。でも最初観た時にはムッサン本人が演じてるのか
どうかまでは分からなくて、2回目に観た時あ、やっぱりこの人ってアニエス本人だよね?
って思ったんだけど。でもあの最初のシーン、白鳥に姿を変えられたオデットがロットバルト
と共に上空に舞い上がって行くシーン、あれはほんとに本人達が舞い上がって行ったの?
宙吊り?エトワールがそんなことまでされちゃうわけ?それともなにか仕掛けでもあるのかな?
とまぁ最初のプロローグからしてビックリ仰天だったわけなんだけど、とにかく序曲が始まって
殆ど間無しで幕が上がって舞台上には既にジークフリートが(眠ってるけど)。で、オデット
が白鳥に変えられてロットバルトと共に上空高く飛び去って行き・・そのうち眠りこける王子
の周りに宮廷の人々がわ~っと集まってきて1幕のコール・ドの踊りが始まる訳なんだけど。
しかしこのコール・ドの踊りが最初からかなりすごい。すごいというのは最初からかなりのテンポ
で踊り続けるのね。今まで私が観てきた版ではここのコール・ドの踊りって綺麗だし素敵だけど
素朴な村人?の踊りらしくあまり派手やかさは無いと思うんだけど(でも上品ですごく好き)、
この版では最初からかなりのテンポで踊られまたひとつひとつの振り(「パ」と言うんでした
っけ?)もかなり派手やかで見映えがする?というか。すみません、なにしろテクニック的な
ことは全く分からないのでどう説明してよいのかわかりません・・が、とにかくスピーディーで
次から次へと踊り続けられる、という感じで。いやもぅこの場面のコール・ド踊るには相当な
体力が必要そうだわ、なんて思っちゃいました。コール・ドの踊りがこのようですからふつう
1幕のパ・ド・トロワってかなり目立つ?と思うんですけどそれほど周囲から引き立つという
ことは無かったように思います。あ、もちろんパ・ド・トロワ自体は素敵でしたがね。
この1幕のコール・ドで印象的だったのは幕の終盤近く、男性コール・ドだけで踊るシーン。
16人の男性コール・ドだけでの踊りが繰り広げられます。こんなのってかなり珍しいかと思う
のでなかなか楽しめました。
それにしても次から次へとフォーメーションが変わり賑々しい1幕のコール・ド。あ~、ヌレエフ
版なんだな~、ってことをしみじみ感じましたね。
で肝心の王子ですが、周囲であれだけ賑やかな踊りが繰り広げられているにも関わらずずっと眠り
こけたままだったのですが、いつの間にやら起き出していました。王子のソロがこの幕にも
あるのですが、22日マチネでジークフリートを演じたエルヴェ・モローが素晴らしかった!
最初に幕が上がった時点で椅子に座って眠りこけているだけなのに「王子」って感じだったけど
起き出してからは(なんか変な日本語ですみません)もぅ絵に描いたような「王子様」なんだ
もの。脚が長いしまたその脚が細くてスラ~ッとしててすごい美脚!こんな美脚の男性ダンサー
って初めて観ましたよ(え~、マチュー・ガニオは忘れました・・)。もうその脚に釘付けに
なってるところへ王子のソロでしょ。これがまた素晴らしくて!殆ど完璧だったんじゃないでし
ょ~か?例のヌレエフ特有の細かい脚さばきの振り付けが実に美しく見えて(アントルシャ、って
言うのかな?)あ~、このステップって、こうも美しく見えるものなのか~・・ってしみじみ
思ってしまいました。また彼は軽いんですね。実に軽やか!グランジュテ?で跳躍したときには
一瞬身体が空に止まったかのような、バロン、と言うんでしょうか?名前は聞いていても実際に
眼にする、或いはあ~、これがそうなんだ、と実感できたのはこれが初めてのような気がします。
とにかく美しくて軽やかで・・と外見だけでも十分王子様ですが名実ともに「王子」だなぁ、
なんて思っちゃって惚れ惚れしてしまいました。まぁエトワールなんだから当たり前と言えば
当たり前なんでしょうけど。とにかくバレエを観に行ってこんなにも男性ダンサーに魅了される
というのは私にしてはものすごく珍しいことなんですよ~。こんなことは新国の「ロミジュリ」
でコレーラのロミオにすごく感動して以来。いや~、この日のチケット買っといて良かった~、
ってしみじみ思いました(当初の予定ではバールがキャスティングされていたんだけど)。
モロー君にすっかり魅了された私はその後も食い入るように彼の姿を追っていましたが、その間も
舞台上では物語は進行していき、王妃から明日の舞踏会で花嫁を選ぶよう言い渡される王子。
かな~り戸惑う様子の王子を残してそこらにいた人々が去って行き舞台には王子と家庭教師だけが
取り残されます。ここでなんと王子と家庭教師とのパ・ド・ドゥ?が始まってしまい目が点に。
男同士でパ・ド・ドゥですか??と思いましたが(コンテンポラリーとかならともかくクラシック
で)まぁヌレエフ版だからね~、何があっても驚く
ことはないんだわ、と勝手に納得。自分の未来に困惑し悩める王子を家庭教師が励まし慰めてる
踊りなのかな?と思ってましたが後でプログラムを読んでビックリ。う~ん、なるほどそういう
解釈も出来るわけね・・でまぁそのうちに舞台に倒れこんだ王子の周りは森の中?の景色になり
いよいよオデットの登場です。あのオデット登場前に流れる音楽が流れいよいよ!と期待で胸が
一杯になります。ムッサンのオデット登場。で、一連の王子とオデットの出会いの場面。この
辺は他の多くの版とさほど変わりはないように感じました。ただオデットが自分が白鳥に変えられた
身の上をマイムで説明する(形ばかりのマイムじゃなくってちゃんとした?マイムで)、
という振り付けは私にとっては珍しかったです。
でね~、実を言うとこのオデット登場という大切な場面で私ときたら・・なんとザハロワを
思い出してしまったのよ。でムッサンのオデットを観た時には「あ~、ちがう・・」と思わず
思ってしまった自分がほんと~に情けない!オデット登場から暫くの間は頭の中から必死にザハ
ロワの幻影を追い出そうとこちらも必死。バカみたいだけど密かに恐れていたことが現実になって
しまった、という感じでした。ザハロワファンで彼女の白鳥こそ世界一!と思っている私には
ムッサンのオデットは違い過ぎる、という感じだったの。あ~、ムッサンごめんなさい!ムッサン
のせいじゃあ全然ないのにこんなこと思ってしまうなんて・・とまぁこんな調子で暫くの間ザハロワの
幻影と戦っていた私ですが、非常に好都合なことにここでコール・ドの白鳥たちが入場してきて
くれたことにより一旦緩衝地帯が設けられた形となって、以後ザハロワの幻影は現れなくなりホッと
しました(笑)。







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最終更新日  2006年04月28日 15時31分20秒
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