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「自~転車、自~転車、自~転車。ぼく乗りたいな、ぼくの自転車に。ぼく乗りたいな。」これはQueenの曲を忠実に訳した歌詞です。「Bicycle, bicycle, bicycle. I want to ride my bicycle. I want to ride my bike.」に、ぴったり対応しています。日本語訳を手がけて歌っているのは、その名もずばり「女王様」私はカラオケで「女王様伝説」という、Queenの日本語メドレーを歌ったことがありますが、歌詞に忠実な直訳があまりにも面白く、笑いすぎて倒れそうになりました「Bohemian Rhapsody」や「We are the Champions(伝説のチャンピオン)」などは、爆笑のあまり、涙、涙です。Queenの曲は、ビートルズやカーペンターズなどに比べると、歌詞が馴染みにくくて、あまり覚えられないのですが、このメドレーは日本語だから、メロディさえ知っていれば、楽しく歌えますよどうぞお試し下さいWOWOWのCMで、自転車に乗った木村拓哉さんのバックに流れている、ノリの良い曲が、「自~転車。自~転車」の「Bicycle Race」'78年のアルバム「Jazz」で発表されましたが、「グレイテストヒッツ」や「Jewelry」にも収録されています。ブリヂストンの子供自転車「ドレミまりちゃん」や「ドレミアグネス」の発売から5年後のことで、'79年の来日公演時には、ちょうどこの曲がヒットしていました。私は神戸公演に行ったのですが、駅から会場に向かう間、あちこちから自転車のベルが聞こえてきました。でも、音はすれども自転車は見当たりません。よく見ると、たくさんのファンが、歩きながらリンリン鳴らしているのでした「We will rock you」の幕開けまで、ベルは、会場のあちこちで、蝉時雨のように鳴り続けていました。そうと知っていたら、私も用意したのになアンコールのステージが終わると、会場は明るくなり、Brian May の演奏によるイギリス国家(を録音したテープの音)が響き渡ります。フレディの存命中にライブを2回も体験できた幸せを、今、改めてかみしめています 歌 詞 Are you ready? 自~転車、自~転車 Bravo! 5/24の日記
2007年07月28日
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今年の春は天候がいつもにも増して不安定な上、寒暖の差が激しく、体調を崩す人も多いようですが、皆さんはいかがですか?この春休み、3年ぶりに子供達と愛媛に帰省してきました。地元で一足早く花見をし、関東に戻るとまだ蕾。やっと開花が始まった後、何度も雪やみぞれが降ったおかげで長い間楽しむことができました。でも、今になっても、汗ばむ日の翌日は肌寒くなったりするので、なかなか暖房器具や冬物が片付きません去年、一昨年と、春に桜ソングの特集をしましたが、北海道のIKUちゃんから、「蝦夷はまだまだ吹雪」との声を聞き、「そうか、北国だもんね」としみじみしました。上野公園で浮かれる花見客や沖縄の海開きのニュースを、北の町では遠い国の映像のように見ているのかな。 「季節が都会ではわからないだろう」と 届いたおふくろの 小さな包み あのふるさとへ 帰ろかな 帰ろかなふるさとに帰ってみると、東京発の情報は、どうも東京ローカルネタのように感じることが多いです。田舎から出る機会が少ない身にとっては、銀座や渋谷にどんな店ができようが、東京スカイツリーが今日何メートルになろうが、ジョニー・デップが来日 しようが「へぇ~」とつぶやいたらおしまい。それでも片道2時間ぐらいで行ければまだいいけど、島国オブ島国に住む市民には、今度の週末に行ってみようとか、夜中から行列に並ぼうという発想はあまりありません。 東京生まれの友人によると、大学時代、地方出身組が自宅組よりずっと東京情報に詳しく、行動範囲が広いので驚いたそうです。東京ジモティだと、住み慣れたご近所 付近か、いつもの町で用が足りることが多いのかも。東北や越後、道南ではゴールデンウイーク=花見で決まりだべ 襟裳岬あたりではそろそろ悲しみを暖炉で燃やし始めている模様てなわけで、今年は遅い春の歌特集。「春夏秋冬」は、紅白名物 歌う舞台装置(?)小林さっちゃんを生んだ雪国新潟出身のHilcrhyme(ヒルクライム)のヒット曲。同名ソングの大先輩 泉谷しげる節も入れておきました。「北国の春」は言わずとしれた千昌夫の名曲。中国で一番有名な日本の歌だそうです。「襟裳岬」は森進一のレコード大賞受賞曲、「なごり雪」はイルカ版が有名ですが、私は作者の拓郎やかぐや姫のオリジナルバージョンが好き「なごり雪」は、大分出身の伊勢正三(正やん)が、地元・津久見駅のホームを舞台に歌ったご当地ソング。南国で季節はずれの雪だから、落ちても積もらず溶けるんだそうです(本人談)。歌詞は東京でも頭の中の景色はふるさとの風景だったんですね。この曲を気に入ったイルカが正やんに頼み込んでカバーし、30年以上たった今では、平成生まれも歌える春の定番ソングとなりました。津久見では特急が到着するたび、このメロディが流れるとの話に、ラベンダーの里・北海道富良野駅で聞いた「北の国から」を思い出しました。(エアーキタキツネなう)皆さんの地元駅ではどんな曲が流れますか。北国の皆さん、長い冬、お疲れさまでした。今年の春はどこ行こうか。この週末、仙台は青葉まつり、浅草は三社祭、京都は葵祭です 新潟 青森 岩手 広島 大分 北海道 前回登場?
2010年05月13日
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9月9日は、めでたい 重陽(ちょうよう)の節句 またの名を菊の節句 3月3日の雛祭りからちょうど半年。昔は「後(のち)の雛」といって、秋の雛(一対)を飾る地方もあったそうです。今日、ビートルズ全オリジナルアルバムリマスター盤が発売されました。渋谷のレコード店(死語)ではカウントダウンイベントが行われ、赤坂のライブハウスでは、9時9分から全曲試聴会。本国イギリスでは、ビートルズウイークが開催され、日本からもオーディションで選ばれた コピーバンド がリバプールで演奏したそうです。メンバーの声は こちら 発売に先駆け、NHKでBBC制作の「The Beatles In The Studio」がオンエアーされました。4人のメンバーとプロデューサーのジョージ・マーティンのコメントや裏話、レコーディング風景など未公開映像が多く、充実した内容でした。初心者からマニアまで楽しめます。今週末にもう一度オンエアーがあるので、見逃した方や、ビートルズに興味のある方はチェックしてみて下さいね よみがえるビートルズ~The Beatles Reborn~ NHK総合 9月12日(土) 0:55~2:03 今日の曲は、もちろん One After 909 9:09発の次の列車で旅に出る彼女に「おらも一緒に連れてって~な。冷たくせんといてや~」とついてくる男子の歌。荷物を持ってバタバタ走り、着いた駅では「兄ちゃん、この駅じゃないぞなもし~」とリバプール訛りの駅員さんに指摘され、「ひぇ~」と家にとって返したり、列車の番号を間違えたりのあわてん坊さんです。「9」は、10月9日生まれで市内のニュー・キャッスルロード9番地に住んでいたジョンのラッキーナンバー。ビートルズファンの投票で、聴きたくない曲ぶっちぎり1位のRevolution 9(ナンバーな犬)や、解散後は#9 Dream(夢の夢)も書いています。この「909」は69年1月30日、アップルビル屋上のライブで録音されました。翌年発売の Let It Be に入っていますが、曲が生まれたのは、ジョンとポールが初めて会った1957年。東国原知事やピンクレディのケイちゃん、大竹しのぶさんとタメ、MJやマドンナや中3トリオの1コ上です。いつものように授業をサボった17歳のジョンが、15歳のポールの家で打ち合わせ中にできた曲。(ポールも おサボりさん。)デビュー前、ハンブルグやリバプールのステージで、リーゼントに革ジャンでロケンロールしてた頃のレパートリーだったようで、アンソロジー1 には、オリジナルバージョン(63年録音)、Naked には69年のテイクが入っています。ビートルズ最後のライブとなったルーフトップでは、スタジオのぐたぐたに煮詰まった雰囲気とは打って変わって、生き生きとバンド演奏を楽しむ姿が見られます。20代の7年間で地位や名声や巨万の富を得、勲章までもらったハマの4人組が、オーラスで それぞれの道 私た~ち~歩いて~ゆく~ん~です~ね~ 、と打ち上げた大音声のライブ花火。特にこの曲は、昔よく歌った思い出の曲だからか、ジョンもポールものびのびとハモリを楽しんでいます。明るく歌うジョンの心は、キャバーンクラブのステージにゲットバックしていたのかもしれませんね解散前の寒々とした雰囲気が伝わってくるドキュメンタリー映画「Let It Be」の中で、終盤のルーフトップでは、こちらまで一緒に屋上に上がり、ロンドンの冬空の下で深呼吸したかのような解放感を覚えました。中2の頃、映画館のビートルズ3本立てで初めて観た時は、このゲリラライブが騒ぎとなって、おまわりさんがビルに乗り込んでくる場面にハラハラドキドキしたものです。 9:09分の次物語を終えたジョンが朗々と歌うおまけソングは、彼等のご先祖様の故郷アイルランドの歌 Danny Boy 邦題はロンドンデリーの歌。戦地に赴く息子に、ふるさとの美しい自然を歌い上げ、無事な帰りを祈る内容ですが、英語の歌詞にはいくつかのバージョンがあり、ラブソングや讃美歌にもなっています。ロンドンデリーといえば、美内すずえさんの漫画を思い出します。「ガラスの仮面」の連載が始まるずっと前のお話で、祖母の家に行く汽車の待合室で読んだ別冊マーガレット。「13月の悲劇」というタイトルで、内容は忘れましたが怖いお話。どこかのシーンで、この歌が風に乗って流れてきました。 我が子よ 愛しの汝(なれ)を 父君の形見とし 心して愛(いつく)しみつ 今日まで育て上げぬ田舎の小さな駅のベンチで、歌詞にしみじみし、一体どんなメロディなんだろう、と想像したことを思い出します。家にあった歌本(明星ではなく、愛唱歌集)に同じ詞を見つけ、喜んで弾いてみると、どこかで聴いたことのある、穏やかで綺麗なメロディでした。やがてビートルズを聴くようになり、ジョンの歌声に、「あ!」そう、私の中では「ロンドンデリーの歌(ダニー・ボーイ)」=「13月の悲劇」でインプットされとったんぞなもし。ジョンは12月の悲劇でしたもう30年以上「ガラかめ」で演劇少女してるマヤも亜弓も、実在ならそろそろアラフィー。月影先生は70代ぐらい?ご健在でなによりです。(ドラマ版の野際陽子さん、イメージぴったりで、びっくらこいたぞなもし…)それでは 前回 のビートルズ超イントロ丼の答え合わせです。何曲できましたか?エアージュークボックスの検索なので、間違ってたらダメ出しして下さいねイントロ丼の答は、おっちょこちょいな 親切な有志が模範解答を寄せた、You Tubeのコメント欄をご参照下さい。超イントロ丼は、出題者から「興ざめだから、答を書き込まないでね。」と牽制されましたので、こちらにて。 1 I Saw Her Standing There 2 It Won't Be Long 3 Birthday 4 Don't Pass Me By 5 Kansas City 6 Her Majesty 7 All Together Now 8 Flying 9 Magical Mystery Tour 10 Paperback Writer 11 Hey Bulldog 12 Rain 13 Boys 14 Lillle Child 15 I Want You 16 Pepperland 17 Here Comes The Sun 18 I'm Only Sleeping 19 For You Blue 20 Honey Don't 21 Good Morning Good Morning 22 Fixing A Hole 23 There's A Place 24 Baby You're A Rich Man 25 Lovely Rita 26 I Me Mine 27 Happiness Is A Warm Gun 28 Piggies 29 The Continuing Story Of Bungalow Bill 30 Savoy Truffle ドリームパワー のチケットが昨日発売されました。メルマガに登録すると優先予約できます。今年も12月8日の日本武道館に、ジョンの風が吹き渡るのが楽しみです 参加者の一次発表がありました。「おぉ!」と思ったのは、泉谷しげるさんや松山ケンイチ君。吉井和哉さん 奥田民生さん、Love Psychedelico、Bonnie Pinkは常連さん。Coccoは返り咲き。一昨年、退院後初のパワフルな歌声を聴かせてくれ、5月の風になった忌野清志郎さん、今年は箭内道彦さんの手によってスクリーンで蘇るそうです。 屋上にて 洞窟にて 父祖の地 そっくりさん
2009年09月09日
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先月、ユーミンのライブ「シャングリラ3」に行って来ました。私は、デビューアルバムからリアルタイムで聴いてきた世代なので、ユーミンといえば荒井由実です。名字が変わったあたりから、歌詞も曲も、だんだんカラフルでゴージャスなアレンジになり、ユーミンがだんだん遠のいていく気がしました。バブル期は、毎年クリスマスに合わせ、新譜が発売されるので、まるで風物詩のようでしたねアルバムの発売時期から逆算して曲を作るので、秋冬の歌を夏に書いていたそうです。映画「私をスキーに連れてって」で、雪山を車で疾走するシーンに使われていた、「Blizzard」(猛吹雪)は、夏に、夫(正隆氏)の仲間達とポルシェを連ね、山中湖に向かう途中、河口湖インターを下りた一般道でできた曲だとか。夏にブリザードを想う・・・うん、納涼にはいいかもいつの頃からか、ユーミンのライブチケットは「プラチナチケット」と呼ばれ、入手困難で有名になっていました。外タレの日本公演には気軽に出かけていた私も、なぜか彼女のコンサートは敷居が高く感じられ、未経験でした歌とサーカスをコラボレートさせたステージ「シャングリラ」を始めたのが'99年。今年のシャングリラ3では、シンクロナイズドスイミングの世界チャンピオンを招聘したという話に、私のミーハーアンテナがピピッと反応しました。「行きたい!!」シャングリラが最後になるかもしれないと言われる今回ばかりは、「行ける時に行っておかないと、後悔するかも・・・」という思いがあり、プリリザーブチケットを入手しました。今は、メルマガでお知らせが来て、パソコンの画面に入力するだけでチケットが取れるので、以前のように何時間も電話をリダイアルし続ける必要もなく、とても助かります。当日は、友人と、おのぼりさん気分で、十数年ぶりに原宿や表参道を歩きました。それまでぽつぽつ降り始めていた雨が、会場の代々木体育館前で並ぶ頃には、「マジで?」と言いたくなるほどの土砂降りになり、瞬く間に靴の色が変わっていきました。記念グッズの特設テントに向かう勇気もなく、ただひたすら傘の中で縮こまり、順番を待つばかり会場は大相撲の国技館のような配列で、客席の中央にステージが据えられていました。場内は薄暗く、ひんやりとしていました。今回のテーマは人魚姫の夢。水の底で王子様が現れるのをずっと待ち続けている人魚姫の、哀しい夢の物語です。主役の人魚姫役に、シドニーオリンピックのシンクロナイズドスイミングメダリストで、世界水泳選手権3連覇の偉業を成し遂げた、フランスのヴィルジニー・デデューさん。共演者には、ロシアの選抜チームと、日本を代表するシンクロメダリスト 武田 美保 さんに、国立モスクワグレートサーカス団、と、超一流のアスリート達が芸術的な演技でユーミンの歌を支える・・というより、むしろ、極上のサーカスとシンクロのBGMがユーミンの生歌、といった方が近い、贅沢な内容ですそれは驚きと感動の連続のライブでした。たった今までユーミンが立っていたステージの中央部が、一瞬にして、水たまりになったり、深いプールになったりすることには度肝を抜かれました。幻想的な光の中で繰り広げられる綱渡りや空中ブランコで、上の方に気を取られているうちに、下では、いつのまにかシンクロチームが水中ダンスをしている・・・といった具合で、「聴いた!」じゃなくて、「見た!」の方がしっくりきます。ピアノを弾くユーミンごと宙づりになって天井に上がっていった時には、「どうやって下ろすんだろう?」と、その行方が気になりました。でも、確認したくても、数メートル下では、曲芸やシンクロのみごとなパフォーマンスが展開されているので「ま、いっか。次、いってみよう」と、安易に目は移動。なるほど、リピーターが多いのも、わかる気がしました。曲目は、ユーミンのピアノ弾き語りで グレイス・スリックの肖像 に始まり、Happy Birthday to You〜ヴィーナスの誕生ようこそ輝く時間へハルジョオン・ヒメジョオンインカの花嫁朝陽の中で微笑んで時のないホテルBABYLON12階のこいびと別れのビギンDelphineNorthern Lights時はかげろうSave Our ShipSHANGRILAをめざせ真夏の夜の夢 そして、メンバー紹介の後、新曲 人魚姫(ドルフィン)の夢 で幕を閉じました。時のないホテルや昨晩お会いしましょうなど、'80年代前半のアルバムからの選曲が多かったように感じました。数あるアルバムの中で、ヒットの陰に隠れた、地味だけど独特の彩りを持つ渋い選曲が、荒井由実時代(特に「ひこうき雲」「MISSLIM」)が好きで、バブリーでキラキラしたユーミンソングに距離をていた感じていた私には嬉しく、落ち着いて聞けるラインナップでした。ややマニアックなセットリストですが、ショー自体が素晴らしいので、曲を知らない人でも充分楽しめます。シンクロのデデューさんの詩情豊かで優雅なパフォーマンスには、ただただ見とれるばかりでした。モスクワサーカス団の面々も、難易度の高い演技を次から次へと美しく披露、空中ブランコでは気品さえ感じられるほどでした。さすが本物志向のユーミン夫妻だけあって、スケールが大きく、めちゃくちゃハイレベル。収益の大半を次の公演に費やし、ファンに最高レベルのライブステージを楽しんで貰えるよう、努力を惜しまないと聞きましたが、その神髄を見た思いでしたユーミンは少し肉が付いたのかな、という印象はありましたが、歌いながら階段を上り下りしても息が切れず、50人以上にのぼる、ロシアのサーカス団やシンクロニスト達の名前を完璧に覚え、フィナーレで、一人ずつ紹介するという記憶力には、会場からも驚きの声があがっていました。ツアーまでの合宿中は、みんなと行動を共にし、名前を覚えなければ失礼だからと、常に顔写真入りのファイルを持ち歩き、顔と名前を一致させるようにしていたそうです。ファーストネームが「アナスタシア」さんだけでも6人ぐらいいたし、◯◯スキーだの◯◯チョフや◯◯スカヤ・・ロシア語のわからない私には、違いがわからない名前と顔を覚えようとする気持ちが、若々しさの秘訣かなと思いました。パフォーマーも裏方もみんなプロ意識の塊で、妥協を許さず、日夜、目に見えない努力を続ける人達なのでしょう。「サーカスやシンクロの人達が、肉体の限界に挑戦し続ける姿を毎日見ていると、自分は何もできないんだなあ、と思う」と語るユーミンの発言にも驚きます。(だって、ユーミンが何もできないんだったら、うちら一般ピープルって、一体、何?みたいな)パワーがパワーを呼び、大きな力となって会場を包み込んでいるように思えました。シャングリラ(桃源郷)の住人となった私達は心地よい歌と見事なステージに陶酔し、静かに感動が広がる・・そんな夢の世界でした会場を出る頃には、帰宅後の段取りを考えるという現実に戻ってしまったのですが、周りは、私同様、携帯を手に家族と連絡を取る人達が多く、みんな、日常から離れ、夢を見に来ていたんだなあ、と感じました。素晴らしいステージを提供してくれたユーミン夫妻とスタッフに感謝し、心からの拍手を送ります。ライブDVDが発売されるそうなので、今から楽しみです ※ 上書きしました。
2007年10月12日
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今日は竹内まりやさん'84年の「マージービートで唄わせて」です。この曲を初めて聞いた時、「これって私のこと!なんで知ってるの?」と驚いたのを覚えています。・・でも、そんなわけありません。言うまでもなく、モデルは竹内まりやさん自身で、今もその気持ちに変わりはないはず。だから、いくつになっても輝いているんだと思います。'62年10月、イギリスの港町リバプール出身の4人の若者がバンドデビューし、'64年にはアメリカで大成功を収めました。この町出身のバンドは、川の名前を取ってマージービートと呼ばれています。ビートルマニアの心理が絶妙に描き込まれている歌詞は、ストライクゾーンど真ん中。茶目っ気たっぷりのギターのイントロにドラムのリズム、ビートルズを敬愛してやまない、そうそうたるメンバーのバックコーラスに、「Yes,we love The Beatles!」と弾む笑顔が見えるような、まりやさんのキーボード・・・'60年代の香りが漂う、泣かせ所満載の作品です。個人的には、'64年のレコード棚がとても気になります。達郎さんのコレクションは全部で3万枚くらい持っていると、何かの記事で読みました。まるで図書館みたい(*_*)きっと、これからも増え続けることでしょう。一日中聴いても、時間が足りないかも?いいなあ。リバプールの空港は、2002年、リバプール・ジョン・レノン空港と改名され、構内には彼の銅像があるそうです。(よく眼鏡が盗難に遭うらしいです。)いつかマジカルミステリーツアーに行くから待っててね 歌 詞 唄いましょ リバプール サウンド マージー川 ご当地ソング 数珠つなぎ
2007年05月20日
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『燕は戻ってこない』今夜22時から最終回の放映です。悠子(内田有紀)「人間の数だけ、性も欲望も、いろんな形がある。だったら、生殖だってそうでしょ。正解なんてない」これは第3回の悠子の台詞です。リキ(石橋静河)が破水し、ついにその時を迎える。生命がこの世に生まれてくる。その圧倒的な現実の前にリキ、基(稲垣吾郎)、悠子は、最後にどんな選択をするのか。この最終回には2024年5月の東京が焼き付いています。どうぞ最後まで見届けてください。(脚本 長田育恵)7/2(火)燕は戻ってこない(終) NHK総合 22:00〜22:457/5(金) 〃 (再) 3:13〜4:00※ NHK+ で配信あり今夜はいよいよ最終回。取り急ぎお知らせまで。 追 記放映直後から、視聴者の皆さんも様々な意見を持って、代理母を巡るそれぞれのエゴがぶつかりあうさまを観てくださいました。置かれた状況も譲れないものも違う私たちだからこそ、答えはひとつではない。絶対も、安全圏も、正解もない。人間が関わる以上、どんなことでも起こりうる。生命はうまれてくる。近未来の話とは言い切れないほどに、不妊や貧困などの社会的状況は、まさに「現在」の話であると感じます。そして、ここからが始まりでもある。桐野夏生先生の原作『燕は戻ってこない』脚本を書かせていただき、このチームの一員として、力を尽くすことができたこと。映像のすべてが胸に焼き付いています。ご視聴、本当にありがとうございました!(長田育恵)信頼できるドラマの取材をする度にいつも感じるのは、そこに関わる人・チームが信頼できるということ。NHKドラマ10『燕は戻ってこない』の最終話(第10話)が本日7月2日に放送される。朝ドラ 虎に翼 と大河ドラマ 光る君へ と共に、女性の生きづらさや地獄を描く3作品が奇しくも同時期に放送されることに対して、多くのドラマ好きが「NHKドラマは攻めている」と大いに沸いた。特に本作では、「代理母」という生殖医療を軸に、女性の貧困や不妊などが描かれる中、登場人物の見え方がどんどん変わり、どこに行くのか最終回までわからない展開になっている。そこで、最終回直前に、制作統括の清水拓哉さん(『鎌倉殿の13人』『いだてん』他)とプロデューサーの板垣麻衣子さん(『青天を衝け』『らんまん』他)に、制作の裏話や作品に込めた思いなどを聞いた。「人間の機微を丁寧にすくい取って書いてくださる方なので。本当にお上手だし、あらゆる人への公正さや距離感から、すごく人間を愛している人だと感じていたので、こういう深い人間を描く作品をお願いしたいと思いました」続きはこちらから(ライター 田幸和歌子)X(旧 twitter)#燕は戻ってこない より・凄いドラマだった。原作未読なので、黒木瞳さん演じる かなり酷い姑がリキと会った後に罪悪感を吐露するシーンでこのドラマの視座がわかった気がしたのだけど、それが一貫してたなと最後のエピソードで感じ入った。共感できる登場人物がほぼいないのに面白いフィクションは本物だ・なぜ代理母出産が禁止なのかよくわかる作品だった金銭による子の売買どころか母親ごと人身売買そのものだし、金銭トラブルによる脅迫や恐喝、今回みたいに翻意して当事者の心変わりで子どもが不安定な立場に置かれたり、それが虐待や子どもの困窮を招いたりしかねない。・登場人物たちの誰にも共感も感情移入もできないのに どの人物も感情の襞が丁寧に書き込まれている。それぞれに負荷を背負いながら生命の誕生へと向かう怒涛の渦に巻き込まれていく展開が凄い。・す、すげぇドラマだったわ…原作読んでないけど最初から最後まで夢中で見た。ストーリーもだけど役者さん達みんなめっちゃよかった!共感出来ないし胸クソ悪い登場人物を浮ついてない実力のある役者さんで演じてくれてて本当に入り込めた。・胎児の動画を見て涙し、妊娠出産を神聖化する基は、普通のドラマや一般的な社会だったら絶対的に善であるはずなのだけど、このドラマではその価値観が相対化され、「善良な」人たちの加害者性をきちんと描いている。素晴らしい作品だと思う。・基の無自覚の傲慢さはあの環境であの母に育てられたから。裕福に育った基は人を羨んだりせず素直で優しい。自分の過ちにも素直に反省出来る。そんな基も初めて自分の範疇を超えた出来事に直面し精神的に成長した。それにしても基演じる稲垣吾郎の感情や表情の変化が秀逸過ぎた。・全登場人物に対して「酷いな…」と思う一方、人物造形から彼らがそうなった「理由」がわかる。視聴していて圧倒的納得感しかない。ただ、ただ、凄まじいな。という感想しか出てこない。記号としてではなく、生きた人間を背景から丁寧に作り込んで描写しているからだろうな…・びっくりな結末!そうきたか!果たして夫妻は、まわりは?どうなったかしら幸せとは、出産とは、結婚とは、家族とは。考えさせられる。ただ人は、女は赤ちゃんを産む機械じゃない。それは間違いない。面白かった。・地上波で、というよりNHKでこんなに攻めたドラマが見られるとは思わなかった。稲垣吾郎の醸し出す、エリートゆえの無自覚なサイコパス感が最高なんよ。ドラマ面白すぎて原作も買ったけど、純粋にドラマを楽しみたいから全話終わってから読む。・原作もすごいけど、長田育恵さんの脚本と演者のすごさでより立体的になってる。出演者みんなすごいんだけど、品があり穏やかなのにナルシシズムを感じるし、加えてしっかり無自覚に男性の有害性をばらまく稲垣吾郎のすごさよ。。。・これぞ桐野夏生なエンディング…。ものすごいモヤモヤは残るけど、そのモヤモヤと最後の石橋静河の眼差しこそが大事なドラマだったと思う。「代理出産」が、これから日本でも認められる可能性を踏まえて、現実になる前に懐疑的な視点を世に残した点で意義深いし、ただ面白かった。・原作初読のときは、最後のリキの決断にかなりの衝撃を受けた。ドラマ版は、その決意と出発に至るまでのリキの葛藤、この理不尽な世界への怒りを伴った心の揺れを、長田育恵の脚本と石橋静河の演技が見事に表現していた。ドラマだからこそのリアルな説得力がそこにあった。・エゴと無意識の悪意を見せつけ、頭にこびりつく余韻を残してくれたドラマ…希望を抱いて一歩踏み出したラストが、バッドエンドにしか見えない。脚本&配役&音楽&スタッフの方々全て素晴らしかったけど、社会的弱者から母親の顔まで見事に演じられた主演の石橋静河さんに拍手を。・
2024年07月02日
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やっと秋らしい涼しさになりましたが、今日も30℃を越える地方があるようですね。暑さにツッコミを入れる方へ。もう少しの辛抱ですいえ、何の保証もありませんが、来週は10月ですからね今日は、秋らしく 山口 百恵 さんの秋桜(コスモス)にしました。この曲は、ピンクレディがウォンテッドを踊っていた頃、さだまさしさんが百恵ちゃんに書き下ろした曲です。まだ高校を出たばかりだったので、さださんは「この詞の意味は、今は難しいかもしれないけど、いつかわかる日がくるよ」と言って渡したそうです。今で言うと、堀北真希ちゃんや新垣結衣ちゃん、戸田恵梨華ちゃんあたりの年頃で歌っていたわけだから、かなり早いですよね。百恵ちゃんは嫁ぐ日が近づくにつれ、詞の意味を深く理解できるようになったそうです。母子家庭の長女だった彼女は、中学時代、家計を助けるために新聞配達をしていたそうです。オーディション番組 スター誕生 に出たのも、歌手になってお母さんを楽にしてあげたいと思ったから。森昌子さん、桜田淳子さんとともに花の中3トリオ」として歌番組にひっぱりだこでした。ミニスカートのアイドルが氾濫する中、 としごろ でデビューした彼女は、ショートヘアに赤いロングスカートのスーツで、地味な印象でした。デビュー時のキャッチフレーズは、歌詞の一部を引用し、人にめざめる14才初めの頃こそ、明るさがウリの淳子ちゃんや、歌唱力抜群の昌子ちゃんに比べ、控え目でおとなしい印象でしたが、高1の夏、センセーショナルな歌詞が物議を醸したひと夏の経験でブレイク。その後、この阿木耀子・宇崎竜童コンビの曲でヒットを連発し、独自の世界を築きました。初主演の映画 伊豆の踊子 で共演した 三浦友和 さんとは、映画やグリコのCMで共演を続け、ゴールデンコンビと呼ばれました'80年10月に、21歳の若さで惜しまれながら引退、武道館の引退コンサートで、ステージにマイクを置く姿は目に焼き付いています一旦引退した歌手が、前言を撤回し、あっさり芸能界に戻ることも多い中、彼女はどんなに要請があっても再び舞台に上がることはなく、家庭を守り続けています。11月で結婚27周年。趣味のパッチワークはプロはだしで、作品展では、いつも話題になるそうです夫の友和さんは三丁目の夕日で、空襲で妻子を失った町医者の役を好演していました。続編もできるらしいので、また映画館で会えるのを楽しみにしています。「秋桜」は、結婚式の花束贈呈で使われることが多いようですね。今ではてんとう虫のサンバや「乾杯と並び、定番ソングとなっています。 歌 詞 大ブレイク Last Stage 今が見頃 これ、霧?
2007年09月24日
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