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営業に任せたフライト手配が昼過ぎの便だったので、
夕方前にはホテル着。
その日は特に業務もないので、
せっかくだからと出かけてきました。
北京の世界遺産、『頤和園』
です。
清朝時代の離宮で、
英語名は「Summer Palace」と言うそうです。
かの有名な西太后が海軍の資金を流用して修復をしたのだとか。
池というよりも湖と言って良いほどの広さの湖に面して、
仏香閣
が佇んでいます。
入場料は比較的良心的といえる30RMB(450円)、
蘇州の観光地と変わらないお値段です。
言うまでもなく、
蘇州の誇る庭園は地方の一官僚の造ったもの、
方や頤和園は皇帝の避暑地・別荘と言えるもの。
規模では比べるべくもありません。
あまりの広さにとてもじゃないですが歩ききれません。
もし全てを歩いて回ったら、半日以上かかるのではないかと。
ということで、利用したのが船。
といっても、写真は石の船、
乾隆帝時代に「絶対に沈まない船」ということで造られた水上建築、
「絶対に沈まない=絶対に覆らない」
という意図で造られたそうですが、
やはり世の栄華盛衰には逆らえなかったようです。
湖を渡る船は複数の路線があり、
値段は一律かどうか分かりませんが、自分が乗ったのは8RMB(120円)。
仏香閣と湖から見ると言う意味でも、
許容範囲ではないかなと。
個人的に一番感心し、気に入ったのが…
全長728mという『長廊』。
仏香閣を中心に湖に沿って左右に伸びる長廊、
脇には側柏と言う杉のような木が並んでいます。
北京の強い日差しや雨を遮り、
同時に湖からの心地よい風が吹き抜ける長廊、
多くの観光客が足を止め、休んでいました。
この長廊には、
8000にも及ぶ花鳥風月、歴史、古典が描かれているのだとか。
有名なところでは、
三国志演義、西遊記、水滸伝の名場面が描かれているそうですが、
残念ながら何となく歩いていた自分は一枚も発見できず・・・
ちなみに、この頤和園、
辛亥革命後には愛親覚羅溥儀の私有財産になった時期もあるのだとか。
毛沢東氏が国賓に対し語った溥儀の『改造』のエピソードも掲げられていて、
溥儀ゆかりの地であることが伺えます。
気持ちよく長廊を歩き、
向かった先は仏香閣。
追加で10MRB(150円)を払えば、中に入り上れるとのこと。
追加でお金を払うのは癪に障るものの、
せっかくだからということで、
お金を払って中へ・・・
見えた景色がこちら。
中国の皇帝しか使えなかったという高貴の色である屋根瓦、
故宮の屋根瓦と同じ色です。
目の前には昆明湖、写真に入りきらないところまで敷地が広がっています。
まもなく17:00ということで、ゆっくりはできませんでしたが、
それでも、平地とは違う光景を満喫できました。
というわけで、貴重な北京滞在を有効に過ごすことができた半日でした。
気がつけば、4日間の休みも3日が終了、
最近はなれない肉体労働に筋肉痛が続いています・・・
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