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高校生の時に発売されたDT1はまさに衝撃的でした。当時のバイクは神社仏閣とは言いませんが、少なからずトライアンフの影響を受けたスクランブラー止まりで本格的なオフロードバイクがなかったのと、あのように細身でスマートなスタイルは天から舞い降りてきたような新鮮さがありました。親にねだり倒して、50年程前に白のDT1を買ってもらい、2サイクル独特の比較的野太いエキゾーストサウンドを聞きながら、高野山や六甲などで遊んでいました。しかし、体格の大きい私には若干パワー不足が感じられ、4年ほど乗って黒に黄色ラインのRT1前期型に乗換えました。ただ、皆さんご存知の通り、始動性が悪く、ケッチンを食らってビッコで歩く始末です。クルマに関心が移りつつあったこともあり、結局殆ど乗らなくなって処分した苦い思い出があります。それでも、38歳ころから昔乗っていた、あるいは憧れていたバイクを集めてレストアするようになると、あきらめの悪い性格が災いして、あのスタイルと排気音が忘れられません。とりあえず、DT1を30年程前に大磯の部品交換会で入手し、レストアしました。しかし、体重も増えているので昔と同じくパワー不足を感じ、結局は現在所有のRT1前期型のレストア車(後期型の黒赤塗装仕様)を昔篠山にあった故中西社長の「ミドルウエスト」から、25年程前に購入したのでした。自分でも笑えてきますが、青春時代と全く同じことを繰り返しているようです。そのうち、やはりケッチンが我慢できず、後期型のデコンプ付エンジン(RT1-08889)に載せ換えたうえ、純正オリジナルシート(ノンレストア、25年前に新品取得)に交換、その他メーター、マフラーなど新品を収集して順次交換しました。さらに純正タンク等の外装ほぼ新品一式を10年ほど掛けて集め、浜松第一塗装で白にリペイントし、交換。メンテナンス性を向上させるため、旧車専門ショップで12V仕様に変換、バッテリーレス化しました。(ジェネレーター交換、万一6V仕様に戻す純正部品は保管)デコンプ付エンジンはフルOHしています。圧縮が完璧にあるので(6.3)、旧車専門ショップのオーナーのようにデコンプなしで始動できる方もいらっしゃいますが、一般の方はデコンプを使ったほうが無難です。それでも、TS400に比べるとケッチンは強く、一応リアのダンデムステップは外してあります。慣れない方は踏み台を用意して、左足を乗せながら右足でキックすると楽に掛ります。このDT1のポスターに衝撃を受けた若者は一体何人いたでしょうか。東京オリンピックのポスターや前田美波里の資生堂パンケーキポスターとともに60年代を代表する文化遺産だと私は思います。「穴の開くまで見た」というのは、当時の高校生だった私のためにある言葉かと思います。学校から帰ってベットに寝そべりながらこのポスターを見ていたことを昨日のことのように思い出します。これが源流になってイージーライダーやヒッピー文化に熱くなりました。もちろん、ハーレーもダイナワイドをチョッパーに改造して乗っていました。ピーター・フォンダのキャプテンアメリカになったつもりで・・。脱線してすみません。DT1のポスターで昔の思い出が弾けてしまいました。本題に戻ります。バイクをレストアするということは当時の自分にフラッシュバックすることかも知れません。これだけのエネルギーが投入されるのは半端な動機ではありえません。デコンプの開放レバーが左グリップの下に付いています。新品シートです。ケッチン大魔王のRT1前期型は黒タンクに黄色のストライプでした。確か、赤色のストライプが出てきたのはデコンプ装備になった後期型からだったと記憶しています。時々はRT1デコンプ付後期型本来の黒赤外装に付け替えて楽しんでいました。サービスマニュアルやパーツカタログ、それに当時の雑誌記事やカタログを収載した「2輪史研究会の資料集」はレストアとその後の保守のために欠かせません。ストックパーツの数々。20年間を掛けて部品交換会やヤフオクで集めました。輸出モデルがDT1-Eの名称だったことをご存知ですか。初めから一人乗りのシングルシートです。アメリカではモトクロッサーやオフロードでの大人、子供の遊び用に改造、酷使されて、原型を留めたまともな個体は残っておらず旧車ブームでも日本への里帰り車両は殆どないはずです。日本でのオンロードや整備林道走行とは全く違う使われ方でした。大磯の部品交換会で入手し、レストアして乗っていたDT1です。パワー不足を感じていたら、どうしても欲しいという方が現れてお譲りしました。今も大切に乗られているようで嬉しいです。このRT1はAT1、DT1をお持ちの熱心なオフロードバイク愛好家の方に引き継いでいただくことができました。皆さまが今後RT1を探される場合に本物の本来の姿を比較確認いただけるよう、引続き掲載しておきますので、参考にご活用ください。閲覧数が41,000件を超え、旧車バイクに関する愛車遍歴、SL350、CL350、K0、K1、W1SA、Z1など別稿テーマもご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧です:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=29
2024.04.24
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W1SAは高校生の時から近所のオジサンがW1を乗っていていつも腹に響く快音を響かせながら疾走する姿をうらやましく見ていました。メッキタンクもなかなかいいのですが、当時の私にはやや渋い旧車の感じがして欲しいとまでは思いませんでした。ただ、1972年ころ、大学生になってクルマに乗るようになってからW1SAを見かけるようになって注目し、その後、W3がZ1登場後に発売されたのも知っていましたが、結局クルマにシフトしたため、思い出に留まっていました。しかし、38歳ころから昔乗っていた、あるいは憧れていたバイクを集めてレストアするようになってからはK1、K0、DT1に続き、早い段階の44歳で雑誌広告を見て日野のウエマツから比較的程度のいいW1SAを購入しました。今から30年ほど前ですから、ウエマツも先代の社長が河原を占拠して廃品回収業と中古バイクの販売をされていた状態で現在の派手な事業活動からは想像もできません。買ってから、W1クレージーズの会長様にコンタクトしてご自宅にお邪魔し、タンクキャップ、ブレーキやレバー、ウィンカー関係の純正部品とマフラーやゴム類のリプロ部品を分けていただき、本格的にレストアを始めました。いつもの調子で、オリジナルの新車状態に戻したくて、シートやタンク、ヘッドライトケース、メーター、リアランプ、チェーンカバーなどの新品をヤフーオークションやショップ、部品交換会を回って約10年掛けて集めては部品の交換を続けました。また、シートに関しては、ツーリングでの乗る心地を優先して、W3の新品も手に入れて適宜交換しながら楽しんでおりました。しかし、マフラーだけは中々手に入らず、半ばあきらめていましたが、2年前に山形のバイク店が廃業に当たって在庫を出品処分されているのを見つけ、即座に16万円で落札することができました。奇跡に近い出来事でした。代わりに交換で出品した状態のよいW1クレージーズのリプロマフラーに入札が殺到し、8万円で売れたくらいでしたから。現在、ほぼ新品状態になって大変満足しております。72歳になって650くらいの手軽なバイクが乗りやすく感じるようになりました。XS-1Bとともに最後まで手許に残るバイクと思います。この写真はW1クレージーズのリプロ大根マフラーを付けていた状態です。ヘッドライトケースとリアショックはオリジナル新品を別途保管し、好みでメッキパーツを付けています。当時はまとめて「ダブワン」と呼んでいて、あまり「W1SA」とは呼んでいなかったようです。このカタログには「650-W1SPECIALと書いてありますが、カワサキは総じてモデルの寿命が長くてシリーズ化されるためか、マッハⅢに代表されるように製品名を途中でよく変更しました。オリジナル塗装です。ウエマツから買った時は、日焼けしたオレンジ色にレストア塗装されたタンクが付いていました。ゴムホースの金属カバーは別途保管しています。タンクは綺麗ですが、為念でフィルターを付けています。交換した純正新品マフラーです。まさに奇跡と言うほか、ありません。トライアンフのようにやや後端が絞りこんでいく美しい造形です。最初見た時はW3用かと当初疑いましたが、W1SAの品番ラベルが付いた出荷時包装で、装着してみると非常に粒のはっきりしたあの元気な音色がして安心しました。W1クレージーズの自主製作リプロマフラーも鉄板やメッキが高品質で素晴らしいですが、純正よりサウンドは大きいです。W3の新品シートを付けた状態です。基本的にツーリングに行く時だけ交換しています。地震対策のため、ツールショップ「ストレート」で買った写真のようなメンテナンススタンドを使っています。メインスタンドを立てたうえで、スイングアームのドライブシャフトの高さギリギリにスタンドのアームを調整して置いています。これで車体が倒れそうになっても自立してますので安心です。折角のコレクションが将棋倒しになっては元も子もありません。5,000円ほどですので、安いモノです。確かにマフラーは後端が絞られています。時々最近の雑誌ではW3とW1SAの違いとして、W1SAは大根マフラー(実はW1クレージーのレプリカを装着している個体が多いための誤解か)で、W3は後端絞りと書いてありますが、間違いですね。昔の話なので、段々何か正確か、知る人も減ってきて曖昧になってきました。昔からカワサキの国内版カタログは六甲山とか、芦屋浜とか近場で撮影して制作費を安く上げていました。現代の眼では無造作なスナップみたいでカタログ写真らしくないのが当時の雰囲気を思い出させます。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が40,000件を超え、旧車バイクに関する愛車遍歴、SL350、CL350、K0、W1SA、Z1など別稿テーマもご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.04.24
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トライアンフを彷彿させるスマートなスタイルと野太いエクゾーストサウンドが気に入って遠目に憧れていましたが、偶然20年程前に横浜のトライアンフ専門店の幸福商会がトライアンフの下取り車をヤフーオークションで出品しているのを見つけ、すぐに実車を見に行って即決で手に入れました。マフラーがかなり痛んでいたほかは元々程度はよかったですが、入手後にヤフーオークションや部品交換会でオリジナル塗装のタンクやサイドカバー、新品メーター、新品シートを探し続けて順次交換し、今に至っています。650ccクラスの4サイクル2気筒モデルは歳を取っても取り回しが楽なので愛用可能年数が長いメリットがあるので、レストアするなら徹底的にしたほうがいいと思います。現状のオリジナルとの相違を上げます。1. マフラーは純正の大根マフラーを長い間探したのですが、程度のいいモノが結局見つからず、仕方なく台湾製のリプロ品に交換しています。2. キャブもケイヒンに交換されていたので、純正キャブを入手し、一旦交換しましたが、吹き上がりのレスポンスはケイヒンのほうがいいので、元に戻しています。3. シートはXS-1初期型の新品を探しましたが見つからなかったので、普段はXS-1Eの新品を付けて走っています。その後、比較的ましな初期型シートを入手できたので、スポンジを交換、特徴的なストライプの関連金具も再メッキして、現在予備パーツとして保管しています。シートはこの撮影時にはベース車のXS-1Bのシートをレストアして付けていました。ダンデムベルトがモールの外側を回っていて取付け方法が間違っています(笑)。当時のヤマハはDT1ととも美しいデザインでは他社を全く圧倒していました。本家のトライアンフも脱帽でしょう。出藍の誉れとはこのことでしょうが、何となく今の中国製品を思わないこともありません。なお、この撮影時にはXS-1Eの新品シートに交換しています。ダンデムバーがやや後方に傾いているのが、初期型やXS-1B型との違いです。始動性が悪く気難しい面があるトライアンフですが、日本車に与えた影響ははかり知れません。恐らく、その後のバイクのスタンダードになったオリジナリティは本当に素晴らしいとただ敬服します。写真のXS-1初期型とXS-1Bとの主な違いは、1. フロントフォークのブーツが廃止、2. タンクの白ストライプの下に細いラインを追加、3. シートは側面のダンデムストラップベルトの挿入口から雨水が入って腐食するため、ベルトをモールの下を通してシートベースに回り込んで固定する形に変更。この初期型カタログが一番好きでした。XS-1Bはこのカタログのように、当時「XS-650」と呼ばれていましたが、XS-1Eに比べると初期型の印象を強く残しています。タペットカバーも再メッキしました。フロントフェンダー、リアフェンダー、チェーンカバー、フォークカバーは再メッキしました。今はメッキ業者を探すのもひと苦労なので、早めの手配をお薦めします。エンブレムもスルメのように反りかえっていたのでDT1系と共通の純正新品に交換しました。バックミラーもYAMAHAマーク入りの新品に交換。エキゾーストパイプは純正が二重構造になっており、重厚なエキゾーストサウンドに貢献しているので、レストアで再メッキして再使用しています。しかし、マフラー本体は錆がひどく、下部分に穴が開いている状態で表面にもかなり錆が回っていました。写真のように鉄工所で穴を溶接で塞いでもらいましたが、周辺がサクサクの状態で錆が止まらず、再使用を断念しました。そこでオリジナルマフラーの程度のいいモノをかなり探しましたが見つからず、仕方ないので一重構造の台湾製のリプロ品に交換しました。ただ、サウンドも若干軽めとは言え、エキゾーストパイプがオリジナルのせいか、かなり排気音の再現はされているので、これで満足しています。販売元のR-Pro-Companyの門倉社長はかなり思い入れを入れてレプリカ製品を作っておられるので、マフラーの軽い音色のことを指摘したら、かなり機嫌を損なってしまいました。反省。結局、再使用を断念した純正大根マフラー。表面に錆が広がり、これだけでも再メッキが不可欠の状態でした。さらにマフラーの下部が錆で穴が開いていて、溶接とリベットで写真のように修復したものの、周りの鉄板がサクサクで修復後にまた穴が開く始末だったため、結局再使用を諦めました。現在、装着しているミクニのキャブ。アクセルのツキがいいので、別途保管の純正キャブに敢えて戻さないでいます。異常気象によるガレージの温室状態に心配していましたが、燃料コックからの漏れもなく、ほっとしています。新品メーターを入手し、交換しています。20年前でも手に入れるのに5年ほど掛かりました。レプリカマフラーは純正より鉄板が薄いので、全体的にオリジナルより幾分軽い音がします。ただ、オリジナルと聞き比べないと、分からない程度です。音の大きさで比べると、XS-1初期型=XS-1B> R-プロ社レプリカ> XS-1Eの順番です。余り乗っていないこともあり、XS-1Eの新品シートは今も新品状態。タンク内は錆止めコーティングをレストア時に入念に実施してあります。乗っていて、黄色い粉がバッテリーの上などに溜まるようになれば、シートのスポンジが劣化している証拠です。XS-1初期型シートに憧れて、比較的程度のいいモノをやっと見つけましたが、それでもシート横のストラップベルト引き込み口から雨水が入って、ベースがかなり腐食していたので、XS-1Bの元のシートベースに交換しました。また、中のウレタンスポンジはYAMAHAの欠陥素材というべきで、同年代の他車シートに比べてひどく劣化しています。スポンジを入れ替える時は少し大きめにカットしておかないとシートカバーを張り替えた時にシワが出ますのでご注意下さい。シートに座っただけで黄色いウレタンスポンジの粉がバッテリーの上に貯まるくらいでしたが、このひどい劣化の有様では頷けます。スポンジを除去するとシートベースもかなり腐食していました。片側スタンドでよく停車していた個体は雨水が貯まって左側のシートベースの腐りがひどいのが通常です。元のXS-1Bのベースのほうが状態がよかったので、交換しました。苦労して手に入れたXS-1初期型シートのベルト挿入口金具とダンデムバーを再メッキに出した時の写真です。以前は東京都墨田区の「日本鍍金」にずっとお願いしてきましたが廃業されたので、大田区の「メッキ工房ナカライ」をご紹介いただき、この時初めて依頼しました。余談ですが、再メッキに出す際は必ず写真を撮って、他の依頼者のパーツと混じらないよう、紛失に十分気をつけて下さい。レストアが完了したXS-1初期型シートです。ストラップの挿入口の金具が特徴的です。ベースは元のXS-1B用を交換して使っています。上がレストアした1XS-1初期型シートで、下が現在付けているXS1-Eの新品シートです。若干XS-1Eのほうがサイズ的に短く、ダンデムバーが後方に傾いているなど形状が違うのが分かります。ここまでご存知のマニアも少なくなってきました。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が40,000件を超え、旧車バイクに関する愛車遍歴、K0、K1、Z1、W1SA、RT1、SL350、CL350など別稿テーマもご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.04.21
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SL350を入手してから10年後くらい、今から20年ほど前になりますが、30年間京都の農家の納屋で眠っていた国内モデルのCL350を雑誌広告で大阪平野区の旧車販売業者から入手し、フルレストアしました。友人が野武士のようなCL300に乗っていて、私も同じスクランブラーでスタイルはより現代的でスマートなグランプリブルーのCL250に憧れていました。そのため、このCL350を見つけた時は、体重の重い私には350がむしろピッタリですが、カラーはグランプリオレンジではなく、250のブルーにしたいと思いました。業者から入手した段階ではホコリはすごく錆はありましたが、息子さんが乗らなくなってそのままお蔵入りしていたため、オフロード車にありがちな腐りや欠品、タンク、フレーム、フェンダーなどの曲がりはなく、再メッキと再塗装、エンジンのOHがレストア作業のメインでした。再塗装は当初自分でウレタン塗料を調合して吹き付けましたが、気に入らず、結局いつもお世話になっていた浜松第一塗装にお願いしました。CL250のオリジナル塗装がに残ったヘッドランプケースとフォークカバーをまず、ヤフオクで入手し、そのパーツと当時カタログを基にリペイントしてもらいましたが、素晴らしい仕上がりで満足しています。SL350とは違って着座位置も低く、よりツーリング志向なので、内股のバイブレーションを感じながら楽しく走らせています。レストア完成後にCL、CBモデルの持病と言えるジェネレータートラブルに見舞われましたが、長年ホンダ一筋のガレージ21吹田店から程度のいい再生品をお譲りいただき、無事本調子を取り戻しました。当時のカタログを穴があくまで何度も見ていたものです。当時からこちらの250CC用グランプリブルーのほうが人気がありました。なぜか、工事の測量シーンの写真があります。まさか業務用に販売を考えていたわけでは・・・。当時、父兄、高等学校上げて盛り上がっていたバイク反対運動に配慮したのでしょうか。メーターはかなり磨いてケーブルに注油しましたが、オリジナルのままです。針のブレもなく、正常に動作しています。タンクの防錆処理は花咲の錆取剤を入れるだけでなく、米国製のKreem FUEL TANK LINERという溶液で完全にコーティングしました。エンブレムやゴム製のニーグリップは外観に大きなインパクトがあるので、拘りたいところです。エンブレムはリペイントし、グリップは硬化していたので20年前のレストア時に販売されていたリプロ品に交換しました。確か、大阪府和泉市のギャング・パーツ(現在も営業中)でフェンダー後端のフラップととも買ったと思います。ケーブルは表面がひび割れていたので、雑誌記事に載っていた個人の専門業者に依頼して表面チューブを交換してもらいました。カシメの部分があるので、DIYでは難しいと思います。フラッシャーはアンチモン製で、しかも後端が丸くなっている独特の形状をしています。誤って再メッキしようとすると炉内で溶けてしまいますので、禁物です。新品を探しましたが、結局見つからず、電動ポリッシャーを使ってコンパウンドで表面の錆取りをするに留まりました。現在の最新技術を駆使すれば、メッキ蒸着加工でピカピカにできるかも知れません。ゴムクリップやホルダー、レバー、ウィンカースイッチなどはCB750K0と共通ですので、今もリプロパーツを入手できると思います。ブーツはイーベイで新品を入手して交換しました。レストアと言っても、結構部品集めが運に頼る面があって時間が掛かります。一気にやろうと焦っても進みませんので気長に続けましょう。一旦レストアを完成させても、オークションなどでその後も部品を探し続けて、現在装着しているパーツより程度のいい交換パーツが入手できれば、元のパーツを売るという繰り返しでした。リムは研磨するだけでかなり綺麗になったので、再メッキしていません。雨や衝撃を受けるパーツであり、多額の費用を掛けて折角再メッキしても剥がれたり、錆びたりしやすいので、慎重に判断したいところです。マフラーやフェンダー、エキゾーストパイプも同じです。エキゾーストパイプも再メッキはせずに、電動グラインダーとポリッシャーを使って研磨するだけに留めています。元々メッキが厚いので、磨いても下地が出てくることはありません。クランクケースカバーは電動ポリッシャーで根気よく研磨し、かなり綺麗になりました。SL350K0は輸出仕様だったせいか、CB750K0と同じヘソキーが付いていてびっくりましたが、CL350は国内仕様なので普通のアセンブリーが付いています。タペットカバーも再メッキしました。シリコンスプレーを塗布するだけで、メッキの錆やクモリはかなり防止できますので、ぜひお試しください。タンクと同様にかなり目立つエンブレムなので、元のCL350用グランプリオレンジからブルーにリペイントしています。下のシルバーのボタンのようなパーツはサイドカバーの取付けノブです。ヒートカバーも再メッキしています。20年前でも再メッキ代は総額20万円以上、掛かりました。当時のメッキは写真のようなクロームメッキほどの輝きもなく、マフラー取付けステーなどはユニクロメッキになっていたことが多いのですが、全体のバランスを考えながら、クロームメッキで統一感を出しました。CL350、250スクランブラーの象徴ともいえる弁当箱のヒートカバーです。結構、凹みや擦り傷のあることが多く、イーベイで新品を見つけて交換しています。シートはベース車のオリジナルのままです。オフロード車なのに破れやスレはありませんでした。車検でバッテリーを交換したばかりです。開放型は扱いが面倒で希塩酸溶液をこぼすと塗装やメッキを侵すので、保有車すべてシールドタイプにしています。CB,CL系はエンジン、ミッションは丈夫ですが、電気系が弱いので、端子の研磨や硬化したコードの交換、錆びたフューズの交換など、マメにしておきたいです。過去にイグニッションコイルやジェネレーターがダメになりました。コイルは手持の予備パーツに交換、ジェネレーターはHONDAひと筋でCB、CLに詳しい大阪府吹田市の「ガレージ21吹田店」でリビルトパーツを分けていただき、交換しました。本当に助かりました。感謝。イグニッションキーなどと同じで、SL350K0では輸出仕様のせいか、CB750K0、K1と同じテールランプがついていますが、CL350、250の国内仕様は写真のような古めかしい形状のランプが付いています。レストアに当たって、ヤフオクで新品アッセンブリーが売っていたので、買ったところ、タイやマレーシアで作られた社外品のレプリカパーツで大失敗でした。現地では沢山の日本車バイクが走っており、保守パーツも現地の社外品が出回っていますが、純正品とは厳密なサイズ、形状、素材の厚さが異なり、安物臭くてとても使えませんでした。結局、共用他車種、確かCB72かのデッドストックをヤフオクで入手しましたが、共通部品は広く他の該当車種で探したほうが見つけやすいことを知りました。また、リアフェンダー後端の樹脂製フラップはCLに特徴的なパーツですが、これは大阪府和泉市のギャングパーツでレプリカ品を入手しました。これは今も販売されていると思います。レストアに際して入手できなかった程度のいいマフラーは、完成後、大井川部品交換会でようやく手に入れて予備として保管しています。若い方が中古のCL250を買って、マフラーをCL72の直感パイプ型に交換したいということで売りに出ていました。なお、マフラーはフリンジやガスケット、スリーブなども含め、CL250と共通です。弁当箱の本体です。錆や穴も開いていない美品です。マフラーの裏側です。結構下側がさびて穴が開いているものが多く、溶接しても錆が再発する部分です。エキゾーストパイプの下側はさすがに錆が出ていて、散々コンパウンドで磨きましたが、1mの距離からも分かるので再メッキが必要です。ずっと利用していた東京墨田区の日本鍍金様も最近廃業され、将来再メッキする場合は下地処理が丁寧でマフラーも嫌がらないところを探さないといけません。→その後、大田区の「メッキ工房ナカライ」をご紹介いただき、XS-1初期型のシート金具の再メッキをしていただくことができました。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が40,000件を超え、旧車バイクに関する愛車遍歴、SL350、K0、K1、W1SA、XS-1B、Z1など別稿テーマもご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.04.21
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HONDA SL350K0モデルは今から60年程前にまず輸出専用モデルとして発売され、国内販売店やユーザの強い要望があって、のちにウィンカーを付けてタイヤをブロックパターンからリブパターンのナローサイズにするなどの変更を加えて国内販売された当時としては何ともバタ臭く、非常に垢抜けしたカッコいいバイクでした。私も欲しかったのですが、学生の分際ではK1を買ってほしいと頼んでいたところだったので我慢するしかありませんでした。それから20年ほど経って、ディズニーのアナハイム本社に勤務した時に街を歩いていると何とあの憧れていたSL350が走っているではありませんか!キャンディーブルーでしたが、すぐに呼び止めて話を聞くとUCLAの学生でお金がないので、これをドミトリーの先輩から譲ってもらったが本当はスピードの出るロードバイクが欲しいとのことだったので、すぐに名刺を渡して後日交渉し譲ってもらいました。帰国に合わせて日本にコンテナ船便に混載してもらい、自宅でレストアを始めました。ただ、当時でも希少車種でしたので、ヤフオクやイーベイを通じてキャンディレッドの新品タンク、サイドカバー、フロントフェンダー、メーターなどを5年掛かりで集めながらの作業になりました。レストア完成後は継続車検を取って、時たま乗って昔を偲んでいます。メーターはヤフオクですおいーどメーターが新品、タコメーターは極上品を各々入手して交換しています。当時のカタログでも輸出仕様のほうが断然カッコよかったです。これが国内版カタログ。国内向けモデル自体が太いキャラメルパターンのタイヤから細いリブパターンに変更されていることもあるでしょうが、折角のSL350の魅力が伝わらないない内容です。メインスタンドを付けなかっただけでもホンダとしては国内規制に対して頑張ったのかも知れませんが。ホンダの名誉のために言うと、当時、父兄と高等学校上げてのバイク排斥運動が盛り上がっていて、純真無垢な若者を刺激してはいけないという配慮があったと想像します。それでもこうやって、60年後の高校生の記憶に刻まれているわけですから、当時のインパクトの大きさが分かります。日本に里帰りした直後の姿です。シートのアンコも抜かれ、マフラーに穴が開きかけていましたが、雨の少ないカリフォルニアが幸いしてレストアベースとしては満点でした。エンジンのOHを終えて載せた状態です。ブログの閲覧件数がお蔭さまで40,000件を超えました。バイクに関しては愛車遍歴、RT1、CL350、K0、K1、W1SA、Z1、XS-1Bなど別稿テーマもよろしければご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.04.16
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16歳から23歳までDT1、TS400、マッハⅢ、CB750K1に乗っていましたが、クルマに転向、その後38歳ころから青春時代のノスタルジーを感じて当時乗っていた、あるいは乗りたいと憧れていたバイクをレストアして楽しむようになりました。一時はCB750K0砂型、CB750K1、GT750B、XS-1B、XS650SP、W1SA、マッハⅢ、CL350、SL350、RT1、TS250Ⅱ、TS400Ⅰ、350TRビックホーン、ハーレーDWGチョッパーの15台を同時に所有していましたが、現在は体力、気力の衰えもありmバイクは上記のうち8台に減らしています。このZ1は30年程前にウエマツで買った3000番台モンタナ州のワンオーナー車です。元々W1SAを探していて何度もウエマツを訪問するうちに、たまたま入荷直後の姿を見て先代社長と直接交渉の上、買うことができました。30年程前でも無改造で3000番台の個体は希少でした。以来、ずっと個人保有し、車検を継続していますが、マイル表示のメーターは意味もそのままで16000マイルは実走行表示です。時たま、玉虫色の外装に交換して楽しんでいました。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が41,000件を超え、旧車バイクに関する愛車遍歴、K0、K1、W1SA、XS-1B、RT1、SL350、CL350など別稿テーマもご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.03.31
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K1は21歳で新車を乗っていましたが、クルマに乗るようになって手放してしまいました。その後、40歳ころからもう一度バイクに乗りたくなり、初めて買った旧車がK1だったわけです。ただ、細かいところまで覚えていて、オリジナルと異なるところが気になり、結局好きになれずにK0の砂型を買ってすぐに買ったショップに引き取ってもらいました。その後、探し続けていましたが、なかなか見つからず、旧車イベントで展示してあったK1をじっと見ていると、西日本旧車会の会長であるオーナーからお声がけいただき、色々お話しをさせていただきました。そのうち、「ツーリングが多いので楽なK3に乗りたいから貴方に譲る」と言ってくれて、気の変わらないうちにと翌週には福山まで取りに行き、横浜までノートラブルで帰ってきました。フレームが1115602でエンジン番号はCB750E-1116044で、国内向けです。元々綺麗でしたが、譲ってもらった2002年ころはK1の新品パーツがメーカーやヤフオクで提供されており、HM300マフラー、タンク、メーター、シートなど、新品を入手して交換してあります。新品に交換してあります。HM300の新品に交換してあります。K0砂型と・・HM300にK0無番用バッフルを入れているので、猛々しいエグゾーストサウンドを楽しめます。車検も問題なく通っています。オリジナル塗装の新品に交換しています。純正新品に交換してあります。ガレージに並べたコレクションが地震で将棋倒しにならないよう、タイヤの太い重量車にはメインスタンドの代わりに写真のようなフロントホイールクランプで固定しています。車体が激しく揺れても自立しているので安心です。クランプはツールショップの「ストレート」で買いましたが、1万円未満でした。K1になって初めてカラーバリエーションが記載されるようになりました。しかし、写真右下のようにキャンディグリーン、キャンディゴールド、ポリネシアンブルーメタリックの3色のみで、現在最も人気が高いキャンディレッドは記載されていません。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が40,000件を超え、旧車バイクに関する愛車遍歴、K0、Z1、W1SA、XS-1B、SL350、CL350、など別稿テーマもご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.03.31
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ホンダCB750K0 エバーグリーンの名車で今さらあれこれ申し上げることもないと思いますが、16歳で免許を取って、ヤマハの180CC CSEやDT1に乗っていたものの、あの猛々しいエキゾーストサウンドに魅了され、19歳でK1に乗りました。クルマを乗ると段々乗らなくなり、23歳で売ってしまいましたが、38歳ころにまた乗りたくなり、真っ先に買ってレストアを始めたのは当時と同じキャンディゴールドのK1でした。2台目に買ったのは逆輸入のキャンディレッドK0砂型で、35年程前でしたから西松自動車のフルレストア車ながら180万円ほどで買えました。ただ、より程度のいい純正パーツを探し続け、メーターやリアフェンダー、エアフィルターボックスなど新品パーツに交換して、現在に至るまで大切に所有しています。中々砂型のオリジナルを見る機会も減ってきたので、主な特徴を列記して、関連写真を添付しておきます。実車を探している方、レストア中の方、デアゴスティーニやタミヤの模型を組み立てている方など、参考にしていただけると嬉しいです。こだわりの識別ポイント:へそキー/黒キル/初期1本引きキャブ/砂型ケース/キックHM/無番マフラー/梨地プロテクター/タンデムHM/初期型ゼロシート/赤スポ/出目金初期砂メーター/銀キャリ/丸リム/両カットフェンダー/シワタン/黒エンブレム/線なしモール/初期ウインカーステー/段付きフォーク/ゼロサス/砂ヘッド/デカハブ/ゼロハブ/T45丁/ショートチェーンケース/PATミラー当時の国内向けカタログ初版ですが、リアルタイムには行き付けのバイクショップでも品切れでもらえませんでした。40歳ころにヤフオクで入手したものです。全体的に大人向けでキャンディグリーンが基調になっているのが意外です。当時、父兄、高等学校を上げてバイク排斥運動が盛り上がっていたので、ナナハン自主規制がやっと解けて国内販売にこぎつけたホンダとしてはこれが限界だったのかも知れません。確かに血気盛んな若者にはキャンディレッドで黒の革ジャンレーサーがドライブしているようなカタログでは刺激が強すぎます。メーターは国内用の新品を5年ほど探し続けてようやく入手でき、交換してあります。シートの後端が上向いたシートもナナハンの大きな魅力でしたが、K0発売後に案の定、やり玉に挙がってK1では大人しい普通のシート形状に変更され、それ以降、CB750は安全装備と称してメーター警告灯、大型フラッシャー、サイドリフレターなどが付加され、マフラーも消音化される歴史を辿ることになります。写真はツーリングに使っている黄色スポンジのレプリカシート(確かPMC製)で、純正オリジナルは次の写真のように別途保管してあります。購入後、半年くらいでオリジナルの赤スポシートは劣化による型崩れがないよう、外して保管しています。レプリカのシートはスポンジが固すぎたり、若干アンコ抜き気味であったり、後尾のダックテールが高すぎたりで、オリジナル形状とは違うモノが多いので注意しましょう。メーカーロゴの位置もリプロシートではオリジナルより上側になっている場合が多いです。「赤スポシート」の由来となったウレタンスポンジの色に注目下さい。メインスタンドでは地震の時に将棋倒しになりそうなので、代わってフロントスタンドにタイヤを固定して保管しています。バッフルもオリジナルで、あまりにいい音なので、もう1台のK1にも付けています。オリジナル純正無番マフラーです。国内向けカタログ第2版は多少スポーティーなイメージになりましたが、それでもキャンディレッドは一切掲載されておらず、カラーバリエーションの案内すらありません。非常に興味深いです。2024/10/10: 保管中は常時パルス充電をしていて、バッテリーも4-5年は持つようになりましたが、先日充電器が寿命のた、突然故障し、過充電状態になって、バッテリーが写真のように膨張してパンパンに変形しました。交換しようとしたところ、膨張していてバッテリーケースから外せないので、目下試行錯誤で取り外し作業を進めています。一番怖いのは、バールで力づくでこじたりしますと、シールドバッテリーが破裂して希塩酸溶液が噴出することで、そうなればメッキや塗装が致命的なダメージを受けます。皆さまも十分注意下さい。2024/10/10: バッテリーケースからアクチュレータ―やセルモーターリレーなど、取り外さないとバッテリーケースを引き出せないのですが、取付けボルトがケースの内側にあってバッテリーで隠れているので、悪戦苦闘しております。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が40,000件を超え、旧車バイクに関する愛車遍歴、K1、Z1、W1SA、XS-1B、RT1、SL350、CL350など別稿テーマもご覧ください。愛車遍歴:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/バイク関連投稿一覧:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.02.26
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16歳で免許を取り、初めて乗ったのがヤマハの180CCスポーツCSでした。実家が釣具の卸商をしており、社員さんが商品の配達にバイクを使っていたので、ホンダ神社仏閣モデルなどが大型バイクが常時7-8台ある中で育ったので、三つ子の魂、百までもの格言通りです。多感な青春時代に乗っていた、あるいは憧れていた旧車バイクを35歳ころからリターンライダーとして集めてはレストアするようになり、最高では15台保有していました。ホンダのCB750KO、K1、CL350K0、SL350KO、カワサキのZ1、W1SA、H1500SS、YAMAHAのDT1、RT1、XS-1B、XS650SP、スズキのハスラーTS400、TS250、ハーレーDWSチョッパーなどです。今はさすがに高齢のため。8台に絞っています。今後、詳しくご紹介しますので、お楽しみに。ガレージは青春時代に浸れる貴重な空間です。当時カタログ広告写真や平凡パンチ表紙なども掲示しています。車種別の別稿を投稿していますので、そちらをご覧ください。タンクなど外装を時々付け替えて楽しんでもいました。手前からSL350K0、TS400Ⅰ、RT1、350TRビックホーン、CL350ですが、TS400と350TR以外は車種別の投稿がありますので、そちらをご覧ください。集合写真以外でも、HD DWGをチョッパーに改造して15年ほど乗っていました。ただ、エーグルハンドルに替えると、ガレージ内の移動がかなり大変で歳を取るにつれ、真っ先に愛好家にお譲りしました。出品2時間後に決まりました。すっかり感化されて、ハーレーと言えば、チョッパーしかないと買う決意をしていました。シンプソンのヘルが自慢でした。チョッパーの象徴であるフォークの延長パイプは本国のカスタムパーツを取り寄せたのですが、クロームメッキをやり直したのを覚えています。走るとカッコいいのですが、小回りが効かないのでガレージ内の取り回しがとても大変でした。ハーレーを売ってからも、いつまでも乗りやすいアメリカンとして、スタイル抜群のXS650SPを乗り続けていました。このころのYAMAHAのデザインは本当に秀逸でした。ほれぼれ尾辻を思い出しながら見とれていました。唯一残念だったのはリプロの台湾製エキゾーストパイプとマフラーが鉄板の厚み不足でオリジナルに比べて軽いサウンドしか出なかったことくらいです。外観あら受けるボリューム感に比べて大変乗りやすかったです。熱心なアメリカン愛好家の方とご縁があってお譲りしましたが、この年齢になると650ccであり残しておいてもよかった気もします。G7は見ている時とガレージで動かす時と走る時で全く印象が異なる名車でした。ひとたびエンジンを始動して走り始めるとあ~ら不思議、鈍重なイメージは脳裏から吹っ飛び、軽快なハンドリングとジェット排気音にしびれる楽しさがありました。歳を取るにつれ、メインスタンドを上げるのも大変になってきました。ガレージから出して乗るのが億劫になり、15歳ほど若いマニアの方に引き継いでいただきました。ツーリングの写真を拝見すると、お譲りしてよかったと思っています。2サイクルマルチのため、保守用パーツも非常に沢山ストックしていたので、あとでヤフオクで徐々に処分したところ、300万円以上になりました。レーサーレプリカのGSX1100Rにも乗っていました。前傾姿勢で腕が痛かったのが印象的ですが、胸のすく加速感は今でも忘れません。フェラーリ458に乗って、操縦感覚がもっとも近かったのがこのバイクです。GT750とは吹き上がりの軽快さなど、やはり共通点が沢山ありました。TT600でヨーロッパ仕様の逆輸入車を中古で買いました。旧車では山深いダートでのソロツーリングは危ないので、もっぱらこれを愛用していました。丹沢や多摩の林道を走り回り、サル、キツネ、狸、鹿、トンビ、蛇、動物たちと友達になりました。キックの始動性が非常に高く、急坂をずり落ちている最中でもキック一発始動で本当に助かりました。バイクはタフでまだまだ現役で頑張れる状態でしたが、私のほうが段々しんどくなってしまい、沢山の逆輸入パーツとともに神奈川のベテランオフライダーの方にお譲りしました。目の前でウィリーをして立ち去られたのが強く印象に残っています。TS400を知る前に当時からハスラーの大ファンで、DT1とは違う魅力がありました。そのため、旧車レストアを始めた早い段階でベース車を入手し、徹底的にレストアしました。Ⅱ型のタンクストライプが塗装で中々再現できなくて、専門のペイントショップに頼み込んだのを覚えています。外観はそれなりにボリューム感があるのですが、所詮250CCのため、体重90kgの私にはパワー不足で、TS400を買った時に乗り換えて、熱心なマニアの方に引き継いでいただきました。湘南の部品交換会で売りに出されていたRT1風の改造車を12万円で買って、徹底的にレストアしました。ただ、TS250と同じく体重90kgの私にはパワー不足で、RT1と乗り換えました。レストアが手軽にできるので、250CCの2サイクルからレストアの手を染めていました。高校時代の憧れの3台を並べて得意満面でした。ビッグシングルで最後まで買うのを控えていたカワサキ350TRBig Hornです。当時、高校生の時に友達のお兄さんが持っていて、ちょっと乗せてもらいましたが、エンジンの急激な吹き上がりとサウンドの荒らしさに驚き、DT1とは全くの別モノで手に負えないと感じたからです。実際、まともな個体は20年前でも絶滅危惧種の状態でレストアベースを見つけるのさえ、ひと苦労でした。TS400 Ⅰ型は当時ナナハンキラーと言われていましたが、出足の鋭さはまさにその通りで、レストア車を乗り比べてもパワーと軽快さのバランスが何かCB750やGT750を凌駕するZ1の将来の出現を予感させるようなところがありました。元々程度がいいのをさらに時間を掛けてパーツを集めて交換し、より完璧に仕上げました。人気のTS400Ⅰ型でしたから、どこに行っても注目の的。盗難が心配でした。TS400もオフロード車の例に漏れず、欠品のないベースは中々見つからず、早くほしかった1台にも関わらず、入手が最後のほうになりました。マフラーのプロテクターがなかったり、チェンバーマフラーがベコベコで修復しようがない状態だったりで、何台探し回ったことか。鈴鹿の4輪レーサーのご自宅でこれを見たときは思わず小躍りしました。当時もレストア後も強烈な印象が消えないカワサキマッハⅢです。イグナイターの浸水トラブルが改善されたH1Aをベース車に選定しましたが、マニアの結びつきが強く、結構絶版パーツを分けていただけたので大変助かりました。3000rpmを超えた当たりからの吹き上がりは暴力的で、フロントフォークの剛性不足と非力のドラムブレーキとの組み合わせでは命知らずの暴走と言っても過言ではありませんでした。白煙を引きながら、ウィリー気味に走る姿は全く現代のバイクからは想像もできない怖いゾーンでした。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が41,000件を超え、旧車バイクに関するK0、K1、Z1、GT750、W1SA、XS-1B、SL350、CL350など別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=2
2024.02.09
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