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随分色々と軍用機のプラモデルを組みましたが、昔は人に見ていただくのは模型店に展示してもらったり、タミヤのコンテストに出品することくらいしか方法がありませんでしたので、製作過程を写真に撮るというようなこともあまりしていませんでした。それとパソコンのHDDがクラッシュしてデータが破壊されたりしたこともあり、今回ドイツ軍戦闘機の細部作りこみとしては比較的体系的にデジタル写真が残っている1/48フォックウルフFw190D-9を題材に掲載させていただきます。精緻度としては中学3年生の時に製作したハセガワの1/32ユンカース スツーカJU87Gが優ると思うのですが、知り合いにプレゼントしてしまい、写真ネガも残っていません。ただ、フォッケウルフのほうはハーケンクロイツなどもデカールではなく塗装したので、マスキングとエアブラシのペイント技巧追求度でははるかに優ります。また、別稿のB17のように実機を観察したのは、ミュンヘンの「ドイツ博物館」でメッサ―シュミット、ユンカースを観た程度で戦車を主目的にしていたため、じっくり観察、撮影しなかったのが今となっては残念ですが、もはや今となっては集中力と根気が続きませんのでちょうどよかったかも知れません(笑)。以下、大体の製作過程に沿って、手許の写真を掲載させていただきます。何かの参考になれば嬉しいです。最後までご覧いただき、どうもお疲れさまでした。写真を整理していて、二度とやりたくない作業と思いました(笑)。マスキングをはがす時の快感は確かに忘れませんが。
2024.03.19
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随分色々と軍用機のプラモデルを組みましたが、昔は人に見ていただくのは模型店に展示してもらったり、タミヤのコンテストに出品することくらいしか方法がありませんでしたので、製作過程を写真に撮るというようなこともあまりしていませんでした。それとパソコンのHDDがクラッシュしてデータが破壊されたりしたこともあり、今回米軍戦闘機の細部作りこみとしては比較的体系的にデジタル写真が残っているコルセアを題材に掲載させていただきます。B17のように実機を観察してまでの凝り方ではありませんが、参考書籍や写真集は買い集めて参考にしておりました。以下、大体の製作過程に沿って、手許の写真を掲載させていただきます。何かの参考になれば嬉しいです。完成機の雄姿は別稿の「プラモデルを極める 軍用機」をご笑覧ください。
2024.03.19
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B17フライングフォートレスにほれ込んで、プラモデルを作るうちに実機をぜひ見たくなり、ちょうどディズニーエンタープライズのカリフォルニア アナハイム本社に勤務している時に以下の施設を回って取材しました。1.カリフォルニア州 マーチフィールド航空博物館2.ハワイ州 真珠湾航空博物館3.オハイオ州 国立アメリカ空軍博物館4.ワシントン州 航空機博物館5.ルイジアナ州 国立第二次大戦博物館6.マサチューセッツ州 コリングス財団今、振り返れば、プラモデル製作に限らず、単に見ているだけでも楽しいですね。実機を保存するだけでなく、実際に飛行させるところまでお金と手間を掛けるアメリカの博物館関係者やマニアたちには本当に圧倒され、感心したり、呆れたりでした。在郷軍人会の存在は軽視できませんが、ともかく日本の博物館は展示だけで集客努力が全く足りないと痛感しました。1.機首周辺ノーズアートだけの専門書があるくらいです。離陸の瞬間。完璧にレストアされた雄姿とものすごい爆音を聞いていると、まるで自分が英国のキンボルト陸軍基地からブレーメン爆撃を目指すB17を見送っているような錯覚に陥りました。イベント情報を集めて開催日に行くのが大変でした。模型作りもいいですが、こんな感じで操縦できたら、最高でしょうね。前面防御の弱かったD型の弱点を補強したG型ですが、まるで12.7mm(M2.5口径)機銃のガンタレットの針ネズミです。この武装でも最も危険なパープルハートコーナー(編隊の端位置)で飛行していたら、次々に襲い掛かるメッサ―シュミットやフォッケウルフは随分怖かったはずです。爆撃手の座席もかなり怖そうです。高射砲の弾幕の中で激しく揺れながら、下を向いて冷静に照準を合わせるのは至難の業だったでしょう。12.7mmのベルト給弾式弾倉が大きく太いことには今さらながら驚きます。ただ、日本軍は一式陸攻や連山などに20mm機関砲を搭載していたようで、もっと重いと操作性にも支障が出たのでないかと想像します。2.操縦席3.エンジン空冷星形9気筒1200馬力のR-1820-65エンジン。二式大艇の火星エンジンは1840馬力とのことですが、ウィキによると、ジャワ島やコレヒドール島で捕獲したB17を調査した日本軍はオイル漏れが少なく野外放置していても特に整備なしに1発で始動する高性能に驚いたそうです。油冷でもないのに冷却フィンが余りないのが不思議です。排気タービンでエンジンに強制給気するターボチャージャー4.上部・下部銃座アンテナを含めた通信機器関係はFAA連邦航空局の規制で最新式に変更されているようです。余計なお世話でしょうが、自機の垂直尾翼が被弾することはなかったのでしょうか。出ましたE型から装備されたボールタレット!ここには絶対搭乗したくない。真偽は不明ですが、ウィキによると搭乗員中、もっとも小柄なメンバーにアサインされたそうです。乗降は離陸直後か着陸直前に銃身を真下にさげたポジションで機内からするものと思っていました。しかし、コメントいただいた方からのご教示で機外からでも左側のハッチを開けて乗りこめたそうです。ウィキにはその写真が掲載されていますので、ぜひご覧下さい。下のお皿のようなシートにお尻を置いて、向こうの小さな枕に頭を当て、足は銃身の上の位置に踏んばって、まるで寝転んで股の間から覗くように狙いを定めたそうです。下のほうにタレットが回転すると地上/海上が見えて空中ブランコの世界、恐怖で射撃どころではなかったのではないでしょうか。5.側面銃座ブローニング機関銃の全体像が見えますが、この機体はB29のような銃座とキャノピーを付けて与圧式に改造されているようです。見学した時に質問したのですが、よくぞ聞いてくれたと中南部なまりの早口でまくしたてられて聞き取れませんでした。いずれにせよ、オリジナルの吹きさらし状態では、無我夢中の銃撃中は別にして、ヘビーゾーン仕様のB3ボンバージャケットを着ていてもさぞかし寒かったと思います。ご存知の方はコメントでご教示ください。6.前部・後部銃座このチン・ターレットだけ銃口が外向きにカットされている理由をご存知の方はコメントでご教示ください。7.爆弾槽3600kgも爆弾を搭載できるので、やたら広かったのを覚えています。防御力強化で重量が増えても爆弾搭載量は減らさずに航続距離を犠牲にしたようです。8.車輪当時はビートストッパーはなかったようです。現代版の金属メッシュホースを使っていないところにこだわりを感じます。これでもFAA連邦航空局の飛行許可検査を通るんですね。日本で凱旋飛行した零戦52型5357号機も栄21型エンジンのキャブやイグニッションコイル、計器の一部、無線機を換えたくらいでした。9. B3ボンバージャケットヘビーゾーン(気温-20度~-10度)向けの極寒仕様であったB3ボンバージャケットの復刻版としては、やはりAero Bomberが一番当時の雰囲気を伝えているように感じます。4か国語の救難メッセージタグの文字のたどたどしさも忠実に再現しています。もちろん、リアルマッコイもよくできていますが、レザーの均一な染め具合や縫製の丁寧さが当時のアメリカの軍用品大量生産の品質管理レベルを超えているように感じます。10. 参考書籍実機情報収集のために参考にしている書籍です。11. 参考ゲームかなり凝っていて、制作に当たっての本気度に感動したゲームを紹介してきます。本格的過ぎてゲームを始める前のセッティングが大変だったのを覚えています。恐らく、アップグレード最新版がリリースされていると思いますので、ご存知の方はコメント欄で教えて下さい。現在、写真と資料を整理中ですので、今後も更新します。
2024.03.10
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B17 フライングフォートレスにはまっているマニアの方も相当多いと思います。映画「メンフィスベル」「戦う翼」「頭上の敵機」「人生最良の日」などの影響もあり、素晴らしいスタイルと目覚ましい戦歴はB29やB24などとは一線を画するモノがあります。ここではHK MODEL 1/32、ハセガワ レベル 1/48、MONOGRAM 1/48の3モデルを中心に作例をご紹介しますので、別稿の実機取材編と併せて参考にしていただければ嬉しいです。モデルの精緻化にはマスキングでは自作できない円形や複雑なデカール、人形、エッチングパーツ、真鍮パーツなどが欠かせません。写真のパーツはほぼ全て酒田市の専門店パンツアーレーアからヤフオク経由で入手しました。1/32、1/48、1/72でロスデュアルド、クイックブースト、キッツワールド、マスターモデル、ヤフーモデル、レジェント、アイリス、プリントスケールと全メーカー品を網羅しているのが素晴らしいです。マニアックすぎます(笑)。なければ、川崎市のワークス飛行機雲でも探します。1.機首周辺2.操縦席3.機内4.上部銃座5.下部銃座5.側面銃座現在、製作中で今後更新していきます。ほかの鉄道模型やクルマなどのブログネタでも忙しく、少々お待ち下さい。
2024.03.10
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小学生から始めたプラモデル作りですが、やはり最初は第二次大戦の軍用機からでメーカーもマルサン、レベル、ハセガワ、タミヤと進んで行きました。日本、アメリカ、ドイツの軍用機が多く、かなり製作しましたが、5回の引越しでご近所や会社の同僚など好きな方にプレゼントしたり、模型店に展示してもらううち行方不明になった作品もあります。特に引越しの時など、気が大きくなってピアノの調律師や大工さんなど別にモデラ―でもないのに熱心に見ていた方々に上げてしまったのが惜しまれます。また、昔、目黒駅前にあったMr.クラフトという大型専門店ではレジン製ミニカーを作るモデラ―のバイトをしていましたが、そこに預けたプラモデル完成品が突然の倒産閉店で霧散してしまったのも心残りです。逆に今、全部残っていたら断捨離どころの話ではなくなっていたと思いますが(笑)。ともかく、手許にあるモデルや写真で作品の一部をご紹介させていただきます。1. モスキートB Mk4現在、残っている数少ないモデルで書斎の壁に吊り下げてあります。英国機はスピットファイア、ランカスターも1/32で製作しました。今見ると、このモスキートは機首の7.7mm機銃4門と主翼の20mm機関砲8門を真鍮パーツに換えたいところです。2. F4U コルセア米国戦闘機は海軍が多かったようで、このコルセアのほか、グラマン、アベンチャー、ドーントレスも好きでした。よく覚えているのはグラマンF6Fヘルキャットです。お茶の間で組んでいたところ、亡き母が戦争の話を全くしたことがなかったのに急に血相を変えて手で振り払われ、壊われてしまったのを鮮明に覚えています。三重県名張市に住んでいた女学生時代にB29大阪空襲の護衛機だったグラマンに伊勢湾に戻る途中でよく機銃掃射され、道端に逃げ隠れてパイロットの顔まで覚えていると興奮していました。いずれにせよ、このコルセアは精密度やリアル感ではベストと感じています。なお、陸軍機になりますが、B17にもかなり没入しました。そちらは別稿で米国実機取材と併せて作り込みの投稿をしていますので、ご笑覧ください。3.フォッケウルフFw190Dドイツ軍機はメッサーシュミットやユンカースなども沢山作りましたが、フォッケウルフの軽快なスタイルが好きでした。これは中学2年生ころの作品で精緻度やリアル感はまあまあですが、当時はピンセットも使わずに土日で仕上げていましたから指の器用さや集中力では今もかないません。4.フォッケウルフ Fw190D-9別稿の独軍戦闘機作り込みテーマで題材にしたモデルです。30歳のころですから、凝り性も極まってきました。写真と資料を整理中なので、また更新追加します。
2024.03.10
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小学2年生のころでしたか、日曜朝にマルサンが提供するプラモデル教室のような番組があり、当時NHKの「お笑い三人組」で人気絶頂だった三遊亭小金馬が司会をしていました。当然のように私のプラモデル趣味はマルサンから始まり、ともかくゼロ戦、隼、紫電改、雷電、銀河、震電、飛燕など、日本の軍用機をかなり製作しました。その後、艦船模型も若干作りましたが、やはりタミヤとの出会いは大きかったです。子供心にマニアックな構造でバリも少なく金型の精度に目を見張りました。そこでメッサ―シュミットやホッケウルフ、ユンカースなどドイツの軍用機を手始めにしましたが、次第に戦車が好きになって、タイガー、パンサー、Ⅳ号、同駆逐戦車など、網羅的に組み上げていきました。その中で特に気に入ったのがタイガー戦車であり、特に初期型、中期型のオットーカリウス中尉機に憧れて1/32を中心に、リモコンの1/16フルオペレーションモデルも計3両作って小編隊を再現しました。ただ、オペレーションプラモデルの難点は完成させてから、戸外の庭などで動かすと泥や雨水などで接着部分が外れたり、キャタピラが切れたりと故障を多発し、あまり遊べないのがつらいところでした。他にストックが多くなりすぎて、組み立てずにヤフオクで売ってしまった、1/16フルオペのキングタイガーのポルシェ砲塔モデルがありました。
2024.02.26
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約40年ほど前に帆船模型に凝っていて、サンフェリッペやヴィクトリーなど、4隻製作したものの、前が寸詰まった船型があまり好きになれず、スマートなこのイギリスフェーム級の戦艦Heroを選んで最後に製作しました。イタリアか北欧か、メーカー名は忘れましたが、チークやローズウッドなど素材は素晴らしい反面、殆どカットされていないうえ、解説書が貧相で、上級者向けとか書いてはありましたが、随分試行錯誤の連続で苦労しました。2年間で約700時間掛かりました。その間、6畳の部屋は部品準備、部品加工、塗装乾燥、仮組、本組の工程ごとに仕掛品があふれ、どこまで作っても終わらない製作過程はまさに模型の王様と呼ばれるにふさわしい優雅なものでした。しかし、振り返ってみると、製作中だけでなく、完成後もゆったりとガラスケースに入れて保管しておかないと、帆のマストを引っ掛けようものなら、ロープが外れて全体が一気に緩んで垂れ下がってしまい、修復に多大の時間を要します。絵画や彫刻を飾っておられるような広い部屋がないと見て楽しむこともできないので、時間とともに王様の空間が必要なことも分かりました。現在、この模型は芦屋の裕福な65歳前後の方に引き取っていただき、断捨離ができたと正直ほっとしている次第です。帆船模型に興味を持たれた方はこの本が役に立つと思います。恐らく絶版になっているでしょうが、要点を押さえた名著です。
2024.02.21
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