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2007.11.24
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カテゴリ: 教育相談だより
一輪車.GIF
 前回まで、まずは子ども一人ひとりの自己肯定感を高めることについて考えました。
 今回は、前回と重なる部分も多いのですが、

「ステップ2 相互受容、相互援助のできる集団を作り出す」
ということをテーマにして考えてみたいと思います。
 やることは前回までとあまり変わらないかもしれません。
 ただし、前回までは「個人」に焦点を当てていたのに、今回は、「集団」そのものをターゲットにします。受容的、親和的な集団の雰囲気ができると、子ども達相互の助け合いや気持ちのサポートが期待できます。
 要するに、特別支援をやりやすい集団の雰囲気作りというわけです。また、そのアイディアをいくつか紹介します。

(1)子ども達の活動の中で「援助」場面を意識的に作ってみる
 誰かに助けてもらう→「ありがとう」→自分が誰かを助けてあげる→「ありがとう」→うれしい気持ちになる・・・
 こんな循環が起こると集団の雰囲気がとても良くなります。しかし実際は、こういった場面はまれです。(誰が叩いただのいやなことを言っただのといった言いつけで、悪い循環が起こってしまうことの方がはるかに多いです)
 教師が意識的に、子ども達の援助の場面を作ってやってはどうでしょうか。
例えば
 体育のマットの時、グループ同士で教え合う
 体育のサッカーで、チーム内で上手な子がみんなに教えてあげる
 集会で使うプレゼントのカードの作り方を早くできた子が教えてあげる
 リコーダーテストで合格した子がまだの子に教えてあげる
 あるいは、給食で牛乳をこぼしたとき、床ふきを手伝ってくれるよう呼びかける
 あとで、教師が援助を行っていた子どもの名前を呼んで確認してあげるとよいです。
 ただし、全員教を把握するのは無理です。それだけでもたいへんな労力を使ってしまいます。
 そこで、「助けてもらった人、誰に助けてもらったか教えてください。」と、子ども達に聞いてみましょう。「○○ちゃんにやってもらいました。」名前を言ったこと言われた子のいい関係が期待できます。
 学習や生活の場面でたまにみられるこのような場面を、教師の方で、意識的に、計画的に作ってみるのも効果的なのではないでしょうか。 

(2)日常のちょっとした「プラス」を拾えるシステムを作る
 普段の学級の中で、子ども達のちょっとしたよいことを教師がみんなに紹介します。
「体育の見学の人が先に帰って給食の用意をしてくれていました!」とか。
 ただし、ここで問題になるのが、担任教師は子どもの行動のよいところすべてに目が届かないことです。かえって先生の前でいい子をやっている子ばかりほめることになってしまうのではないかということです。
 そこで、「なにかいいことしてる友だち見つけたら、どんどん先生に知らせてね」と、子ども達に呼びかけていくようにするといいです。子ども達のよいところも拾えるし、友だちのプラスの部分を見つけようというクラスのよい雰囲気にもつながります。
 教師は、子どものよい行いを見つけたら、そばにある紙でもいいからちょこちょこメモしてみるといいでしょう。その紙をなくしてしまってもそれはそれでかまいません。先生が援助的行動に気を留めて書き留めてくれていると子どもが思うだけで、子どもは認められたという気になります。

(3)「ふわふわことば」の活用(今回は説明省略)

 おそらく先生方独自でいろいろな工夫をされていることと思います。
 集団の中でプラスの循環が起こることを目標にしたいものです。それができれば、特別な技を使わなくても教師のいろいろな指導、援助が功を奏してくることでしょう。

 「子ども達個々の自己肯定感を高める」「学級集団の中でプラスの循環を作る」ことは、通常学級の特別支援での、必要不可欠な潤滑油と言えるでしょう。





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Last updated  2007.11.24 19:17:33
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