日記はこれから書かれるところです。

日記はこれから書かれるところです。

2006.03.07
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俺はいわゆる「低俗」雑誌も読む。

なんかの映画で、

「愛読書はプレイボーイです。いやいや、僕は文字のところも読みますよ」

みたいなジョークがあったが、おいおい、「プレイボーイ」、なかなかいい記事載ってるぞ。

俺は、「プレイボーイ」で、アンドレア・ドゥウォーキンとかキャサリン・マッキノンを初めて知ったんだから(笑)。

※両者とも有名なフェミニストです。

ううぅ、そういえば、俺の英語が鍛えられたのは、ポルノ雑誌のおかげだったなぁ。アメリカからの輸入雑誌を読みました、はい。不思議なもので、英文の読解スピードがかなりあがりました。高校生の夏。


そういえば、ちょっと前に、そういう雑誌を中学生くらいで読まなかったら、大人になってから、ああいうことそういうことする上で、へたくそになるんじゃないかみたいな こと を書いた。

そうしたら、ある女性が、男性向けはちょっと身勝手なのが多いから、女性向けので勉強させた方がいい、と忠告をくれた。

うむ。なるほど。メモメモ。

まあしかし、俺の言いたかったのは、あくまでも中学生くらいにおける<他者>たる異性への興味の「入り口」としてであったわけです。

この興味を持たないと、ホスピタリティを持って<他者>に接することができないんではないかと思います。

そう、ポルノが、<他者>理解=<異文化>理解=世界平和の第一歩なのです(熱)!

まあ、そんなわけで、排他的ナショナリストは「もてない」やつが多いんじゃないかという、俺の考えに繋がるわけですな。

さらに付け足せば、この「ホスピタリティ」がある人は、ああいうことそういうことが巧いはずです。だって、相手への想像力があり、相手のことをちゃんと<観てる>わけだからね。


以上、前置き。


■たからじましゃ

宝島社ってのがある。

俺のビジネスパートナーは、ノーパン喫茶に行ったときに、ちょうど宝島社の取材を受け、「復活ノーパン喫茶」だかなんだかの記事に名誉ある「目隠し顔」を載せている。

まあ、宝島社の雑誌ってそういうイメージだわな。

んで、まあ、コンビニで別冊宝島1259『日本「軍人」列伝』なるを見つけて、立ち読みして気に入って、購入したわけだ。


■水木しげる

水木しげるさんへのインタヴュー記事が載っている。これが素晴らしい出来なわけだ。

全体が面白いから、近くのコンビニ・書店で立ち読みして欲しいんだけど(ああ、買ってもいいですね 笑)、ちょっと引用してみようか。


それでは陸軍士官学校や海軍兵学校に進むのはどういう少年だったのだろうか。
「職業として選ぶわけですよ。その点は当時でもなかなか理性的でした。めしを食うために職業として軍人を選んだということです。そういう意味で陸軍士官学校、海軍兵学校に行ったわけです。優秀なやつがいくんです。頭の悪いのは試験に落ちますからね。今の頭のいいのが大企業へ就職するのとちょうど同じことです」

軍人という人間、軍隊という組織を、あえて今の社会にたとえれば、なにになるのだろうか。
「サラリーマンですよ。軍隊は会社です。おんなじです。人間が作るものですからそう変わったものはできない、人間が作る組織だからで同じです。ただ軍隊という組織は会社をギュウッと窮屈にしたものじゃないですか」

いちばん困るのは士官学校を出て間もない若い将校だと言う。
「大隊長でしたけどね。27歳の少佐です。兵隊にとっては危なくてしょうがないからみんな敬遠してましたけど。ああいう士官学校を出たばかりのが上に来るとたまらない。ただやたら死ね死ねばかりだから。ほかの隊にもそういう上官がいましたけどね。そういう隊はかわいそうです。勇敢だったけど全滅です。その士官学校出の将校は自分の部隊が全滅しても嬉しそうな顔をしてるんですよ。怖いですよ。兵隊が死ぬってのが平気なんです。まだ若くて子供が戦争ごっこをしているような気持ちなんです」



なるほどなぁ。
なんか、変なロマンを持ったところで、あるいは、そういう映画を作ったところで、実際はそんなもんなんですな。


水木さんも戦闘に遭遇するときがとうとうやってきた。早朝、前線でひとりだけ歩哨に立っていたときである。水木さんは双眼鏡でオウムを見ていた。その時。
「前じゃなく後ろで突然バラバラバラッ、という音がしましてね。振り向くとみんな死んでいました」
敵の姿を肉眼で見たのだろうか。
「敵ってのはね、見るのは一回なんです。バラバラバラッ、と撃たれて殺されるのも一回、殺すのも一回。それが一瞬で決まるんです。敵が見えた時は終わりなんです」
機関銃による敵の襲撃だった。分隊10人のうち、ひとりだけ離れていた水木さんを除いて全員が一瞬のうちに全滅した。

・・・・・・水木さんは爆撃で左腕を失った。爆撃のときは、敵機は見えない。中隊200名のうち生き残ったのは水木さんを含めてわずか7人か8人である。治療中の野戦病院で終戦を迎えた。半年後に日本に帰り水木しげるの軍人生活は終った。
「日本に帰れると思っていたというより、帰ると思っていたということです。馬鹿馬鹿しくて死ぬなんて考えられない」



馬鹿馬鹿しくて死ぬなんて考えられない。そういうもんなんでしょうな。


最後に聞いてみた。日本の若い人間を鍛えるために徴兵制を復活させるべきだという議論がある。築地の聖路加国際病院の日野原重明院長もそのひとりである。この意見をどう思うか。
「そういう人がいるんですか。徴兵制を復活させる必要はないですよ。徴兵制は大変ですよ。2年間行ってバチバチ殴られるんですから。理由があれば納得できるけど、理由なんかない。それが軍隊です。相手の気分で掃除の棒で半殺しにされるんです。軍隊に行ったことが無い人が言ってるんでしょ」



イラクにおけるイギリス兵のやったことなんかを考えても、軍隊の基本的性質がわかる気がする。

前にも紹介したが、もう一度。「激高老人のぶろぐ」の「 軍隊体験と靖国参拝 」も参照されたし。

しかし、まあ、こういう記事があると、低俗雑誌、捨てたもんじゃないでしょ?





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Last updated  2006.03.08 04:02:08
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