日記はこれから書かれるところです。

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2006.07.08
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いきなりだが、ゾンビ映画というのはなかなか怖い。
怖さのポイントは、人間なのに自律的判断をしなくなるという事なのではないかと思う。

ゾンビは、他のホラー映画とある重要な点で一線を画する。
それは、ゾンビが増殖するということ。襲われるとゾンビ化するということ。

おそらく、その「集団化」が怖い。「没個性」が怖い。
それ以前のホラーは、フランケンシュタインやドラキュラなど「個性」があった。

考えなくなること。集団として考えなくなること。
ゾンビは、そのグロテスクさの表象のように思えてならない。


■ゾンビを/に煽る

今回の北朝鮮によるミサイル発射実験は、メディアによってこれでもかとばかりに何の実質的役にも立たない空虚な情報が流され続けているが、これはゾンビへの餌付けにも似ている。


外務省によると、北朝鮮の国民一人当たりのGNIは914ドル(2004年)。国家規模では208億ドル(それで16億ドルの軍事費を使っている)。
ちなみに、韓国は、国民一人当たりGNIが14,162ドル(同年)であって、GDPはおよそ8000億ドル、国防費は184億ドル。国防費が北朝鮮の経済規模に近い。

はっきりいって、北朝鮮はもはや国の体を為しているといい難い。

韓国がなにゆえ北朝鮮に対して「太陽政策」を採ったかといえば、簡単なことで、国として自滅するときに、なるべくソフトな形で、体制移行をさせたいからに他ならない。潰れる前に、線香花火の最後のように、核ミサイルを打ってくる形を避けたいからに他ならない。だから、核をつくらせずにゆったりと、「病状」を進行させるような形を目指していたわけだ。

しかし、この国(NIPHON国)の一部の政治家たちは、国内政治のために「北朝鮮」を利用し、まるでミサイル一発くらい飛んでくることを期待しているようにも見える。核を持たせ、国内の危機感を徒に煽りたいように見える。


■北朝鮮との外交

政治の表舞台とは別に、北朝鮮が、多くの点で外交努力をしていることはよく知られている。
小泉の最初の訪朝にもシナリオがあり、そのシナリオにおいて「日朝平壌宣言」が合意された。これは非常に未来志向の宣言で、政治的リーダーシップが発揮された宣言だったと思う( 外務省サイト参照 )。

拉致の問題は北朝鮮にとっても非常に難しい問題で、秘密工作機関が多くを明らかにすることができないために北朝鮮政府も把握が困難であり、これにこだわると、どうしても前に進めない。こういう事情がまずある。
小泉訪朝当時は、そうした事情を汲み取った日本側が日朝合同の「合同調査委員会」を提案し、これが通りそうだったという事実が次にある。

しかし、これが潰れた。
それは実は、日本側の事情で、「救う会」が強く反対したからだった。
日本側が拉致被害者の問題を調査するのに加わることになぜ反対したのかといえば、その調査委員会の出す結論が怖かったからに他ならない。日本政府が絡んだ調査委員会が、みんな死んでいました、と結論するのが怖かったからに他ならない。政治的決着を嫌ったということもできる。

それで日朝両政府は可能なラインを模索し、北朝鮮は、拉致被害者帰国というカードを切った。北朝鮮政府としてそのときできる最大の譲歩だった。だが、それに対して、日本側からの歩み寄りがなかったことが、問題を拗れさせた。日本の方では、言うまでもなく、こうした事情を知らない世論の問題があった。


■後ろ向きな志向

後ろ向きな志向というのは、未来を壊す場合がある。
もちろん、許せる行為でないことは間違いない。しかしながら、大切なのは、その感情をどのように合理的に解消していくかということであり、それを政治家は真剣に考えなければならない。
そういう点においてリーダーシップを発揮しなければならない。

こういう視点は、本当に昨今の死刑論議と似ているが、まさか、北朝鮮みたいな「窮鼠」に対して、抑止力を言えるわけもあるまい。


■なぜゾンビを/に煽るのか?

今回のミサイルの件で得したのはアベシンゾウであるのは間違いない。福田と阿部の違いは、外交姿勢において対照させられていたわけで。
ミサイルを発射するように仕向けたのは、ここ数年のアベシンゾウが主導する国内世論だったともいえる(ここ数ヶ月のアベシンゾウが頼んだという線については後述)。北朝鮮が次なる外交カードをつくりにかかるのは、ある見方からすれば、当然ともいえる。

茶番である。

外交問題を国内世論の誘導に使っている。
ミサイルが飛んでくる危険を冒してでも、とにかく、自分が選ばれることが大切。

あんなに弱い国に経済制裁を行えば、窮鼠化させる危険があることくらい誰でもわかる。
だが、いくらかの国民の生命よりも、自分が首相になることの方が大切なのである。


■もっとグロテスクな可能性

いや、ちょっと待て。もしかすると、アベシンゾウはミサイルが飛んでこないことを「知って」いるのかもしれない。

アベシンゾウと統一協会、そして金正日の三角関係の疑惑というのがあった。

アベシンゾウが金正日を利用し、金正日はアベシンゾウを利用する。お互いに、国内を纏めるために煽りあう。だが、裏では繋がっている。
こういうことは、あの三角関係を知ったいまでは、十分に考えうる。

もしそうであれば、アベシンゾウのメッセージは、常に国内向けであり、やつは北朝鮮に対してではなく、国民に向けて「外交」しているといえる。


■ゾンビ

国民はいろんな感情を爆発させるのだが、まるで誰かに計算されているようにきっちりと規律だった感情爆発をさせる。

視聴率という数字が絡み、新自由主義が絡み、誰かが計算したように、そして、自分は考えていると思っていると信じながら、ある方向に感情を働かせる。

構造がグロテスクだ。

自分で考えていると思っているゾンビと、それを利用する政治家。

次世代のこととか平和とか、人間の尊厳とか、そういう甘いことを言うなと。今、俺が良ければいいんだと。
さすが、売国奴岸信介の孫。





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Last updated  2006.07.09 02:57:05
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