《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2010年12月21日
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テーマ: 足下を掘れ(72)
カテゴリ: 世の中の話

【11月】

56)露大統領が北方領土訪問

ロシアのメドベージェフ大統領が、ソ連・ロシアを通じて最高首脳として初めて、北方領土の国後島を訪問した。

当然、北方四島はロシアの領土であるとの主張を世界に発信した。

北方領土問題について少し整理をする。

北方領土と呼ぶのは、北海道からカムチャッカ半島に続く千島列島の中の北海道側の、歯舞・色丹・国後・択捉の4島のことだ。

日本では四島の部分だけの地図が出るが、実際は一連の島が続いてカムチャッカ半島につながっている。

今はロシアが実効支配しているが、本来日本のものだから返せと日本政府は言っている。

じゃあ何でロシアが支配しているのかと言うと、第二次大戦中アメリカ大統領F・ルーズベルトがソ連(ロシア)の対日戦参加を促すために、日本が支配していた樺太と千島列島をソ連に引き渡すことを"ヤルタ会談(1945年2月)"でスターリンに約束していた。

日本は、太平洋戦争を終結するに当たり"ポツダム宣言"を無条件に受諾することで降伏した。

"ポツダム宣言"は"ヤルタ会談"で決定したことを遂行することが前提であったため、ソ連は当然の権利として千島列島を支配した。

そこには北方四島も含まれていた。

それに対し日本が抗議しているのは、ソ連が四島に侵略してきたのは、日本の降伏宣言である"玉音放送"のあった8月15日以降の8月18日からであり、後出しじゃんけんだから無効であるいう理由からである。

1943年の『カイロ宣言(ルーズベルト、チャーチル、蒋介石による対日基本方針)』による"領土不拡大"という戦後処理の原則に準拠するべきと主張している。

ロシアはそれに対し、"降伏文書"調印が9月2日だから領土の基準はそこにあると反論し、9月2日をロシアの終戦記念日に制定した(最近のことである)。

なぜ日本が四島にこだわるのかと言うと、住民がいたからである。

1万7千人の日本国民が生活をしていた。

一方、地質学的に見ると、国後、択捉は千島列島のラインにあるが、歯舞、色丹は根室半島の続きに位置する。

それで、歯舞、色丹は日本に引き渡すと1956年の"日ソ共同宣言(これにより日ソの外交は回復した)"に条文として盛り込まれていた。

また、国後、択捉については、それに先立つ"サンフランシスコ講和条約(日本と連合国との戦争状態を終結させるための平和条約)"において、日本は千島列島を放棄し、その中に国後、択捉も含まれると説明していた。

国家間の公文書で明記された事柄であれば、それを実行すれば決着がついたことであった。

決着がつかなくなったのは、その後に"米ソ冷戦"が始まったからである。

アメリカとしては、択捉島にソ連の軍事基地を作られるのを好まなかった。

1960年の"日米安保条約"改訂により、アメリカの日本支配が鮮明になり、ソ連と対立する図式となる。

以後日本政府は北方四島返還を公式に求めるようになった。

歴史的に見るとこういう見解になる。

北方領土問題は、米ソ(現在は米露)覇権問題であり、尖閣諸島問題は米中覇権問題である。

あまり知られていないが、2000年森嘉朗総理時代に"二島返還、二島共同開発"でまとまりかけたことがあった。

ロシアの経済悪化に付け込んで、援助を条件にそこまで譲歩させようとしていた。

ところが、何かの圧力でこれに尽力していた鈴木宗男議員が"国策捜査"により失脚し、この案も葬られた。

その後プーチン大統領就任以降、ロシアは驚異的な経済発展を遂げ、日本の経済援助云々の手は使えなくなった。

返還の機は逸した。

歯舞・色丹の二島は領土としての面積こそ小さいが、北方領土の200海里排他経済水域は半分近く持っている。

漁業水域が確保できれば利にかなうはずだ。

ちなみに地元根室市では、旧島民も含め二島返還論を支持している。

もし今回のメドベージェフの動きが二島返還で決着を付けたい意思表示であれば、四島返還は捨てて同調した方がいい。

日本人はロシア人が嫌いだけれど、ロシア人は案外日本人が好きらしい。

二島返還で手を打てば、ロシアとの関係は良い方向へ向かうと思う。

ただ、尖閣諸島問題があるからややこしい。

これとそれとは違うよってことを、中国に話を付けておかなければならないのだが・・・。

57)ロッテが5年ぶり日本一

ロッテが優勝したと言うことより、パリーグ3位のチームが優勝したことが特筆。

プロ野球チームはセリーグとパリーグと言う二つのリーグに分かれて興行している。

両方のリーグの優勝チームを戦わせて日本一を決めようと言うのが"日本シリーズ"だった。

これが儲かるので、もっと拡大しようと言う試みで始められたのが"クライマックスシリーズ"という、各リーグの上位3チームによるトーナメントマッチで、その優勝者同士の戦いで日本一が決まることになった。

だから12球団中6位だったかもしれないチームが日本一になったりもする。

野球に限らずスポーツは、ゲームを見て興奮して楽しむものなので、観客が喜ぶんなら何でもいいのである。

サッカーでもトーナメント方式の"天皇杯"は、勢いがあるチームが実力以上の結果を出すことがある。

それはそれで面白いからいいのだけれど、今年(来年元旦)の天皇杯は、リーグ戦4位に終わった我がアントラーズが、ACLチャンピオンズリーグ(世界一のチームを決める戦い)の出場権を賭けて是が非でも進まなければならない。

25日の準々決勝は、リーグ優勝チームの名古屋グランパスとの戦いになる。

この戦いは絶対落とすことは出来ない。

頑張れアントラーズ!!!

58)白鵬の連勝63でストップ

大相撲の横綱白鳳が、東前頭筆頭の稀勢の里に破れ、連勝記録が止まった。

白鳳が追っていた、連勝の最多記録は伝説の横綱・双葉山の持つ69連勝。

1939年のことである。

70連勝を目前にして破れた双葉山は「いまだ木鶏(もっけい)たりえず」という言葉を残した。

道教の「荘子」に出てくる逸話で、木彫の鶏のように微動だにしなくなるほど調教訓練した闘鶏が、他の鶏を全く寄せ付けなかったという話。

双葉山は思想家の安岡正篤にこの話を聞き、木鶏よろしく微動だにしない精神を鍛えてきた。

70連勝の"見出し"に、心を"乱し"、それで負けたことを悔いた言葉が「いまだ木鶏~」なのだと思っていた。

それが白鵬特集で、双葉山の負けた試合の録画が流れた時、もしかしたらそうではなかったのでは思った。

勝負は誤審だったのだ。

負けても全く表情も変えず花道を下がっていく姿に、見た人はさすが双葉山と賞賛を送った。

ところが内心は違っていたのではないか。

「ちっきしょー、あのボケ行司。ちゃんと見ろよバカ!」

と、勝負に負けたのならまだしも、行司の差し違えで負けになったことに腹が立っていた。

思わぬ結末に怒りがふつふつと湧き上がるのを抑えられなかった。

そんな自分が気づいた時、あ~まだまだ木鶏になれないな、と思ったのではないか、と言うのが僕の推理。

『怒らない技術』は大事である。

59)裁判員裁判で初の死刑判決

僕の予想では、『耳かき店員殺人』の方が先に死刑判決が出ると思っていた。

http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201011040000/

本件は、歌舞伎町麻雀店経営者ら二人を監禁、1300万円を奪い、生きたまま電動のこぎりで切断殺害、東京湾に捨てたというもの。

同じ二人殺害だったが、殺し方が残虐だということで、死刑判決が下された。

この裁判で異例だったのは、裁判官が判決を言い渡した後、被告に控訴を促したことだ。

死刑判決をした裁判員の心理的重責を慮ってのことだろうが、そういうことならこの裁判は意味がないことになる。

そんなに死刑判決を出すのがつらいなら、死刑を廃止にすればいいのに。

60)柳田法相辞任、「国会軽視」発言で

国会軽視ではなくて、大臣職責軽視。

「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これがいいんです。分からなかったらこれを言う。これで、だいぶ切り抜けて参りましたけど。で、それと。『法と証拠に基づいて、適切にやっております』。この二つなんですよ。まあ、何回使ったことか。」

地元の支持者の集いでの、本人はジョークのつもりで言ったと思われる。

この手のことはジョージ・ブッシュもよく言っていた。

ただアメリカはジョークが文化として認められている。

良いジョークと悪いジョークの区別はあるとしても、ジョークは問題としない。

柳田法相はまたこんなことも言っている。

「9月17日(の内閣改造の際)新幹線の中に電話があって、『おい、やれ』と。何をやるんですかといったら、法相といって、『えーっ』ていったんですが、何で俺がと。皆さんも、『何で柳田さんが法相』と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない。触れたことがない私が法相なので多くのみなさんから激励と心配をいただいた」

正直な人ではあるが、こんな失格者を選任した菅首相にこそ問題がある。

民主党に人材がいないのか、小沢のごり押しだったのか。

どちらにしても、法務大臣を軽視してもらっては困る。

民主主義国家に置いて、“法”は根幹を成すものなのだ。

たびたび俎上にあげた“国策捜査”“検察の横暴”を正すためにも、理非をわきまえた毅然とした人物を待望する。

今年を振り返ると、民主党に対する失望と落胆に終始したようだ。

そもそも二大政党制がいいといったのは誰だ。

自民でも民主でも政権を取ったって、衆・参議員でねじれがあれば審議は進まなくなる。

かつて民主党が嫌がらせでやっていたことを、今は自民党にやられている。

日本の二院制では、二つの拮抗した勢力で争えば必ずねじれる。

これを解消するには参議院を廃止するか、別のチェック機能のものに変えるしかない。

それに自民党も民主党も、政策の違いはほとんどない。

お互いの党内の派閥ほうが違っている。

ただの数あわせで国会の勢力図が描かれている。

今は『消費税10%』の爆弾をどちらの手で爆発させるかゲームをしているような状態だ。

こんな政(まつりごと)を坂本竜馬が見ていたらなんと言うだろうか。

12月はまだ終わってないので、今回はとりあえず終了。

読んで下さった皆様、お疲れ様でした。

でも、海外編もあるんだよなぁ・・・






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最終更新日  2010年12月21日 08時50分52秒
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