日本で起きていることなのに、真実を知るには外国のメディアの手を借りなくてはならない。
悲しいことである。
9.19明治公園・脱原発6万人集会も東京新聞は1面カラー写真つき全面記事で報じていたが、読売はほとんど黙殺した。
日本の大マスコミは完全に機能を失っている。
大本営発表に騙されていた、70年前と同じことが起きているのだ。
建築の仕事をしていた10年前、ある官庁の新築庁舎建設に加わっていた。
それは、僕のいた会社の取引しているルートではなく、よその系列の仕事だった。
汐留や丸の内周辺の大型ビルを立て続けにやっていた頃だったので、大型物件と言うことでは驚かなかったが、中に入ってのややこしさには辟易した。
通常、施主がいて、ゼネコンが元受で、二次受けの会社があって、うちの取引先の会社が受けて、うちの会社に依頼が来るという流れになる。
現場に入る時は、新規入場教育と言うのを必ず受けるのだが、その時の書類にこの受注の流れを書かなくてはならない。
欄としては、上記の場合4つの会社名を記入することになり、取引先とうちの会社の間に入る問屋みたいな会社が入って5つになったりする。
いつもはそんなもんだったが、そこの書き込み欄はやたらに多く、差配さんからこれを写せと渡された紙には、10社の名前があった。
ほとんどが天下り会社で、何もしないで工事費をピンはねしているだけなのだ。
これだけ抜かれていては、施工会社の儲けなどない。
みんな逃げ出して、工事が止まって、うちに流れてきたらしい。
金に関しては上のものが決めればいいことだが、現場としてはこうややこしいいと、工事に変更があったときなど、許可を取るのに膨大な時間を要することになる。
工期は押しているのに、しばしば材料がなくて止まったりした。
10トン単位クラスの量だから容易ではない。
大型現場は材料を搬入するのにも、事前に工程を決めねばならず、各所に根回しが必要となる。
現場仕事より、打ち合わせで振り回されることが多く、精神的に疲れきってしまった。
仕事の苦労は致し方ないが、それにしても名前だけ入れてピンはねしている、やくざのような天下り会社には腹が据えかねる。
忙しいさなかに、安全パトロールで形だけ見回りに来て、形だけのミーティングを行い、お決まりの報告書を作っていく。
勝手に作って帰ればまだしも、いちいちそれに付き合わされ、現場の仕事は滞る。
今でも怒りが沸いてくる。
何故、そんなことを思い出したかと言うと、福島原発で被曝しながら働いている労働者の系列会社は、20に及ぶと聞いたからだ。
4次5次下請けなんてものではない。
こんな国難に際して、20ものハイエナ会社がたかっているのだ。
東電は労働者に高額な給料を払っていると聞いていたが、手元に渡るまでにドンドン抜かれているのが実態だ。
“被曝”と言う命を捧げて働く人の報酬を撥ねるとは、鬼のような奴らだ。
日本のジャーナリストでも、まともな人もいる。
文化放送「吉田照美のソコダイジナトコ」の火曜コメンテーターでお馴染みの、内田誠氏が関西テレビ『スーパーニュースアンカー』という番組でやっていた。
画像は途中で止まってしまうかも知れないが、文章が付いているのでそちらを見てください。
関東では放送できない内容だ。
福島原発事故検察審査会強制起訴裁判 2017年07月02日
フクシマを繰り返すな 2016年03月10日
『東京が壊滅する日』 広瀬隆著 2015年08月07日
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