東日本大震災が起きて、三年が経ちました。
あの日の僕は、自室にいて四方から降ってくる本を抑えようとして、抑えきれず蔵書に埋もれていました。
2階では食器の割れる音と、家族の叫び声。
被害らしきものはその程度で、家屋の損壊などはなく、のちに始まる「計画停電」に翻弄されるぐらいが災難でした。
あれから3年が経ち、今はもうあの騒ぎは過去のことになってしまいました。
映像を見ても、パニック映画のワンシーンを見るようで、”たいへんだったなあ”と過去形で振り返っています。
しかし、被災地の震災はまだ終わっていません。
復興の計画は1割ほどしか進んでいないと聞き愕然とします。
日本は、「関東大震災」「大東亜戦争」「阪神淡路大震災」と幾度も焼けあとからたちあがった経験を持っています。
だから東日本も大丈夫と、楽観していました。
しかし、今回は違うようです。
何故なんだろう。
初期手当をしたのが、政権不慣れな民主党だったせいもあるのでしょうが、自民党になっても速度が増したようには思えません。
復興資金がないというわけではないようです。
予算は余っている。
人がいないから使いこなせないのだそうです。
つまり計画に、人を呼べる魅力がないということです。
被災者の支援と災害地の復旧は必要でしょう。
しかし、その他に、人を集める産業がカギになるのです。
いっそ東北に”カジノ”を作って、”ラスベガス”のようなリゾート特区を作り、売り上げを開発に再投資する仕組みにすれば、新産業都市が生まれると思うのですが。
そんな青写真を描ける人がいないのかなあ。
個人の幸せはお金がすべてではないけど、街づくり国づくりはお金の流れを作ることが肝要です。
昨年から「アベノミクス」という、実態のかなりあやしいスローガンにのって、経済界はすこし動きはじめました。
長いデフレ不況にうんざりして、根拠のない展望にも食いついてきたようです。
不思議なことに、長い不況の中で、経費節減を隠れ蓑にして、企業は蓄財を続けていました。
日銀の資金循環統計によると、昨年度末の企業の現金・預金残高は225兆円と過去最高を更新したそうです。
企業にもお金はあるのです。
投資する”夢”のある物件がなかっただけです。
経済をけん引するには、多少品のない”俗物”の力技が必要な時もあります。
みんながみんな”聖人君子”では、経済は成り立たないのです。
といっても”原発”はだめです。
原発村は”たかり”の集団だからです。
”夢”は幸福を目指すけど、”嘘”は破滅に向かいます。
原発族の嘘・詭弁・ごまかしにはうんざりです。
鹿児島の北九州電力川内原発1,2号機が、再稼働へ向けて動き出そうとしています。
補助金欲しさで危険を受け入れるということですが、本当にそれでいいのですか?
未来の子供に、胸を張って説明できるのですか?
補助金で、遊んで暮らすのが”夢”でいいのですか?
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