今年の特徴的なニュースは「森友・加計問題」です。
「忖度」が今年の流行語大賞になったほど、世の中の耳目を集めました。
「森友学園・塚本幼稚園」の極右教育がメディアに上がり、この学園と安倍昭恵首相夫人の浅く無いかかわりがこの問題の始まりでした。
さらに「安倍晋三記念小学校」と仮名が付いた小学校の建設予定地が、国有地を8億円の値引きで売却されたものであることが発覚しました。
そこに登場した籠池夫妻のキャラが際立って、連日ワイドショーはこの事件を追いかけます。
この話題がメディアを独占したのが2月。
読売は「2017年日本の出来事」でピックアップした項目で、なぜかここを全くスルーしてました。
読売と安倍政権の結びつきにより、紙面は忖度した記事が占めるようになりました。
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【4月】
12)世界フィギュア、羽生結弦がフリー世界最高点で逆転V
フィギュアスケートの世界選手権男子フリーで、ショートプログラム5位と出遅れた羽生結弦が、自らの持つ世界歴代最高点を更新して、逆転優勝しました。
ちなみにショートプログラム最高得点、総合最高得点ともに羽生結弦が記録しています。
平壌冬季オリンピックでも、日本の絶対的エースとして期待されている羽生君ですが、11月のNHK杯の練習中に怪我(右足関節外側靱帯(じんたい)損傷)をしてしまいました。
心配です。
もっともこの北朝鮮情勢の中、平壌冬季オリンピック自体が開催されるのかどうかも心配ですが。
13)フィギュア、浅田真央が現役引退表明
つづいてフィギュアスケートの話題ですが、真央ちゃんが引退を表明しました。
卓球の福原愛ちゃんとともに浅田真央ちゃんは小さいときから顔なじみで、まるで親戚の姪っ子感覚です。
残念という思いとともに、これから新たな幸せに向かって、しっかりと歩き出してほしいと願います。
僕の子供のころのフィギュアスケーターと言えば、札幌五輪(1972年)のジャネット・リン。
愛くるしい笑顔で日本中をとりこにし、「札幌の恋人」と呼ばれました。
アスリートとしての実力もあり(銅メダル)しかも可愛いという、スポーツ選手がアイドルになる、初めてのパターンだったかもしれません。
あのころは日本人がフィギュアスケートのトップ選手になるなんて、想像だにできませんでした。
浅田真央ちゃんや羽生弓弦君の登場は夢のようです。
日本は国としての援助を、他国に比べてあまりしてないのにかかわらず、世界的アスリートが個人の資質と努力で誕生します。
商業的に成功するスポーツ以外でも、世界的レベルのアスリート(及び特殊技能者)が、みんなが知らないところで活躍していたりします。
日本人は金銭的な損得でない部分の価値も、体感し尊重する遺伝子を持つ民族なのかもしれません。
14)普天間移設、辺野古の護岸建設着工
なにかと政府の方針に反対する僕ですが、普天間基地の辺野古移転は、進める方に賛成です。
沖縄の中心部の広大な敷地が返還されるのです。
市街地に存在する、「世界一危険な基地」と呼ばれている普天間基地が移転するのです。
反対する意味が分からない。
それだけ基地に依存する住民が多いということでしょうか。
インターネットTV『ニュース女子』が、1月6日に「沖縄・高江のヘリパッド建設工事」に対する反対運動を行っている団体を現地取材し放送したところ、反対派から猛反発を受け、BPO(放送倫理・番組向上機構)が審議に入りました。
僕はたまたまこの番組を見ていたのですが、特に違和感なく偏向もない報道だと感じました。
これは抗議を受け、番組を検証した番組ですが、真相が描かれていると思います。
大手メディアは沖縄の反対運動を取材しません。
取材すると本当の姿がわかってしまうし、本当のことを公表すると、このようなテロのような抗議を受けてしまうからでしょう。
見て見ぬふりをして様子見を続けるのは、ジャーナリストとしてどうかなと思います。
この放送をめぐって司会をしていた東京新聞・長谷川幸洋論説副主幹が、降格されました。
これまでの東京新聞の報道姿勢と、『ニュース女子』が異なるとして、深田実論説主幹が朝刊1面を使って謝罪までしました。
完全な公平中立な報道など不可能だと思います。
だけど、報道機関にはそこを目指してほしい。
せめて「両論併記」の原則を守ってほしい。
報道姿勢と異なるということは、ある一方に偏った報道姿勢で報道すると宣言しているのに等しいといえます。
東京新聞自体が異なった見解を否定するのならば、僕の期待するものではないと思い、この事態を見て東京新聞の購読をやめました。
ついに新聞を取らなくなってしまったのですが、TVとネットニュースと「TVガイド」でなんら不便はありません。
15)今村復興相、震災めぐる失言で辞任
議員の暴言放言が多々発せられた一年でした。
今村復興相の問題発言は東北大震災に触れ、「まだ東北で、あっちの方でよかった」というものです。
この後に「もっと首都圏に近かったりすると、莫大な甚大な被害があったと思う」と続いたので、そっちが言いたかったのでしょうが、考えに配慮が足りないのは明らかです。
今村議員はこの直前にも記者会見でジャーナリストと喧嘩になり、「本人の責任でしょう」「裁判だ何だでもそこのところはやればいいじゃない」「二度と来ないでください」等々の発言がTVで流れていました。
以前からその記者と何かあり、売り言葉に買い言葉だったかもしれません。
しかし、発言がマスコミに取り上げられるのは、”切り取られ”た部分になるのです。
そんなことわかっているんだから、大人だったら慎重になるべきでした。
まさに人格に問題がある人という印象が全国に流れてしまいました。
それでも今村議員は、10月の衆議院選で比例で再選(8選)されています。
16)ヤマト運輸が宅配便値上げ発表
27年ぶりの値上げだそうです。
デフレ時代がこんなに続いているんですね。
最近僕は、「アマゾン依存症」かと思われるぐらい、ネットで買い物をしてしまいます。
嗜好パターンを完全にアマゾンに握られ、パソコンを開くと、僕が欲しがるもの必要とする物の広告が目に入ります。
しかも、値段が変動するので、ほしいものリストが安値になったとき、つい買いに走ってしまいます。
株じゃないんだから。
その配達をしてくれるのがヤマト運輸。
前日の夜にクリックした商品が、翌日の午前中に届いたりします。
そこまで速くなくてもいいんだけど。
発送するときもヤマト運輸にお願いしてます。
安くて早くて便利で、ほんと助かります。
だけど裏ではネット通販時代の要望に応えるために、大変な苦労をしていたようです。
企業努力も限界だそうで、サービスがまるで修行のようになっていました。
世は人手不足と言われながら、なかなか現場の待遇は改善されません。
価格は適正にして、みんなが救われる社会になることを目指しましょう。
【5月】
17)安倍首相が2020年の憲法改正目標表明
この発表は、読売新聞のインタビューでした。
5月3日の憲法記念日、この国で最大の販売部数(約895万5000部。'16年下半期)を誇る読売新聞の1面トップ記事でした。
さらに、5月8日の衆議院予算委員会審議の民進党の長妻昭議員との質疑で「自民党総裁としての(憲法改正に関する)考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてあるので、熟読してもらってもいい」と堂々と答弁します。
安倍首相と読売新聞の癒着が、こんなにあからさまに公表されるということに、報道が正しく機能していないことを再確認しました。
僕は、原発報道の隠蔽から読売を購読新聞するのをやめ、東京新聞に変えました。
ところがその東京新聞も前記の「ニュース女子」騒動で、司会を務めていた長谷川幸洋論説副主幹が降格されたことと、時期を同じく紙面が陳腐化していったことで、これもやめ、今では新聞を取っていません(朝日と産経も過去に購読していたことがあるのですが、それぞれの理由で購読をやめました)。
どんな商売も顧客に合わせた店づくりをして当然ですが、報道は中立であるべきです。
複数紙を併読している読者はいいのですが、たいがいの家庭は一紙しか読んでいません。
毎日偏向記事を読まされれば、いつしか洗脳されてしまいます。
報道は事実を国民に知らしめてくれればいいので、報道が権力を持ち国民を先導することは危険なことです。
僕は、日本を先の戦争に引きずり込んだのは、朝日新聞をはじめとする新聞各社だと思っています。
正しい調査も検討もなく、ただただ国民を戦争へとはやし立て、政府も軍部も天皇もだれも望まない戦争をあおりました。
報道に携わる人すべてが、あの戦争を正しく検証し、二度と同じ過ちをしないように、反省と学習をしていただきたい。
18)福岡・博多7憶金塊盗容疑の男ら逮捕
昨年7月に福岡県博多区で7億5800万円相当の金塊が警官を装った男らに盗まれました。
その犯人グループ10数人が22日に愛知県で逮捕されました。
犯人の言うには、被害者と共謀した強盗だったとのこと。
さらに愛知県警の警察官が容疑者に捜査情報を漏らしていたことも判明。
事件の真相は、もう少し時間が必要のようです。
19)ゴルフ・宮里藍が引退表明
女子ゴルフ元世界ランク1位の宮里藍選手(32歳)が引退表明。
女子プロブームの先駆け、藍ちゃんも引退です。
ゴルフは競技寿命が長い印象がありますが、2008年にアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が38歳で、2010年にロレーナ・オチョア(メキシコ)が28歳で、日本の2008年の賞金女王・古閑美保も29歳で競技ゴルフから引退しているので、女子のトップ選手には過酷な競技なのかもしれません。
僕は今までゴルフをやりたいと思ったことも誘われたこともなかったので、人生の中で体験したことがありません。
それが恥ずかしいとも思ってないので、多分一生しないでしょう。
かといって、ゴルフが好きな人を批判するつもりもありません。
ただ、激しく体をねじる動きは、高齢者にはよくないんじゃないかとは思っています。
つい最近、74歳知り合いが「鼠経ヘルニア」になったのですが、ゴルフ愛好者で直前の寒い日にもコースへ出ていた人でした。
20)佐藤琢磨がインディ500日本人初V
日本ではなじみが薄いですが、アメリカでは最も人気のモータースポーツレースです。
初めて開催されたのは1911年、なんと2017年の今年で101回目の開催となる歴史あるレースでの優勝でした。
フォーミュラ1のモナコグランプリとアメリカのインディ500とル・マン 24時間レースが「世界3大レース」と呼ばれています。
F1を舞台にした映画は、三船敏郎も出ていた『グランプリ(Grand Prix)、1966年)』があり、ル・マンはスティーブ・マックイーンの『栄光のル・マン(Le Mans、1971年)』がありますが、インディ500は思い浮かびませんでした。
調べてみると、ポール・ニューマン主演で『レーサー(1969年)』という作品があったようです。
オールドムービーファンとしてはぜひ見たいと思います。
21)世界卓球混合複、日本勢48年ぶり優勝
ドイツで行われた卓球の世界選手権個人戦で、混合ダブルスの吉村真晴、石川佳純組が48年ぶりに優勝しました。
優勝の瞬間二人は抱き合って、吉村選手が石川選手の頭をポンポンする姿が話題になりました。
ちなみに吉村選手は妻帯者で、石川選手はその時のことを覚えてないというので、二人の間にはロマンスにつながる関係はなかったようです。
それにしても日本の卓球選手が勝った時の喜び方は、とてもさわやかでほほえましく見えるのはなぜでしょう。
22)原子力機構の作業員5人が内部被曝
茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝(ひばく)した事故が起きました。
原子力機構はこのうちの1人で50代の男性職員の肺から、2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されたと発表しました。
過去にこれほどの内部被曝をした例は、国内ではないという一方、「急性の放射線障害が出るほどではない」としています。
被曝の話は特殊な数字が出てくるので、一般にはよくわからないのですが、”過去にないほどの被曝”でありながら、”放射線障害が出るほどの量ではない”というのは、本当なんでしょうか。
原発の世界は、まやかしが満ち満ちている気がしてなりません。
23)天皇退位特別立法が成立。19年4月退位、5月改元へ
天皇陛下の退位を実現する特例法が、参院本会議で全会一致で可決、成立しました。
12月31日で退位、1月1日に改元するものだと思ってたら、1月1日は天皇の行事が多忙で困難だそうです。
1月1日でなければいつでも同じなので、政治日程の都合でも問題ないと思います。
24)上野動物園でパンダ誕生
上野動物園のシンシンが赤ちゃんを産みました。
1972年初めて来日したランラン、カンカン以来45年。
日中友好のパンダ大使は代替わりし、両国の立ち位置も変わりました。
この間、急成長を遂げた中国は、今にバブルがはじけて崩壊するぞという予想を裏切って、世界の下請け工場から脱却し、中国ブランドを定着させつつあります。
膨張策に周辺国は危機感を募らせていますが、世界の中心に踊りでたことは間違いありません。
次にパンダが話題になるときは、両国の関係はどうなっているでしょうか。
25)毒針持つヒアリ、国内で初めて確認
南米原産の毒針を持つ「ヒアリ(火蟻)」が神戸港で中国の広東省広州市から貨物船で運ばれたコンテナの中から発見されました。
次いで横浜港・本牧埠頭、福岡市博多区の会社敷地内、埼玉県(内陸県)狭山市新狭山と発見され、警戒と対策が急ぎ広報されました。
ヒアリに刺されると、軽度のものは痛み・かゆみ、中度になると蕁麻疹、重度になると数分から数十分で息苦しさ・声の枯れ・めまい・激しい動悸などが起こります。
進行すると意識を失うこともあり、重度の症状の場合は、即時型のアレルギー反応のアナフィラキシーで死亡する場合もあります。
発見者は急ぎ自治体に連絡をしてください。
10年ほど前、毒蜘蛛のセアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛)が上陸し、各自治体は駆除に励んだのですが、その甲斐なくいまや全国に分布するほど定着してしまいました。
ヒアリも同じ運命をたどるのか瀬戸際です。
世界がグローバル化すれば、危険生物もグローバル化します。
毒を持って人間に直接危害を与える生物でなくても、外来種が自然体系を崩していることが問題になっています。
カミツキガメやアライグマの被害、ブラックバスなどの生態系破壊。
一方でこの問題を考えると、移民問題が脳裏をかすめます。
多くの面で同じ素養があり、しかし同列に語ってはいけない問題。
理想と現実に潜む、自己矛盾。
26)テロ準備罪が成立
テロ等準備罪創設を柱とした改正組織処罰法が参議院可決、成立しました。
この法律の可否よりも、国会で答弁に立った金田法務大臣のポンコツぶりが際立っていました。
まともな論議にならないように、わざと答弁できない議員を大臣にしたのかと思うほど、国会は停滞しました。
絶対多数を持つ与党は、どんな法案でも通過させられる状態です。
今まで「共謀罪」と呼ばれた、何度も否決された法案を、名前を変えて提出し可決されたのです。
この法案を通したい勢力の本音と、絶対阻止したい勢力の本音がともに隠された状態の議論に見あました。
結局焦点が定まらず、歩み寄りの余地も見えない状況での多数決でした。
まあ、反対派が大騒ぎするほど、社会にはそんなに影響ないような気がしますが。
27)米イージス艦が衝突、7人が死亡
静岡県・伊豆半島沖の洋上で、米海軍のイージス駆逐艦とフィリピン船籍のコンテナ船が衝突し、イージス艦の乗組員7人が死亡しました。
8月にはシンガポール沖でもイージス艦の衝突事故が起き、米第7艦隊の司令官が解任されました。
大統領がトランプになって、やる気がないんでしょう。
彼の言っていることを、真に受けると馬鹿を見るぞという感じが受け取れます。
28)「森友」「加計」問題などで内閣支持率急降下
読売新聞社が実施した全国世論調査で、安倍内閣の支持率が前月比12ポイント減の49%に急落しました。
読売の調査ですから、実態はさらに10%ほど低い支持率だと思います。
低いといっても、過去には竹下内閣8.0%、森内閣8.6%などもありますからまだまだ大丈夫。
と思っていたのか、国会答弁の姿は傲慢そのものでした。
議会制民主主義において、絶対多数を持つ与党は採決にさえ持ち込めれば、必ず法案を通せます。
だから安倍政権は安泰だし強気でいられます。
この男を好きになれないのはなぜなんだろう。
政策の内容より、多分にこの謙虚さに欠ける態度の悪さなのではないかと思います。
29)築地と豊洲、市場「両立」へ
東京都の築地市場移転問題で、小池百合子知事が「築地は守る、豊洲は生かす」という方針を発表しました。
豊洲に市場を移転したうえで、築地を再整備・開発し、5年後をめどに一部業者を戻すということらしいです。
豊洲問題が騒がれだしたころ、おバカタレントが同じことを言って、有識者にあきれられていました。
そんなことができれば苦労はしないよ。
でも、そんなことができたら、みんながいいのに。
30)脱線事故のJR西元3社長無罪確定
2005年に起きた、JR福知山線脱線事故の強制起訴裁判が結審しました。
乗客と運転士合わせて107名が死亡、562名が負傷した大事故なので、誰かに責任を問い罰したいと思う世論の声に押された検察審査会裁判でした。
2012年に本当(?)の裁判でJR西前社長に無罪判決が出たことに、「2012年を振り返って」でこう書いています。
〔これだけの被害者をだした大事故なので、誰かが責任を取らなくては納得できないというのですが、事故を起こした速度超過をした運転士は死亡してしまったので、事故防止対策を怠った疑いと言うことで、安全対策の責任者の前社長が起訴されたわけです。
でも、当初からこれは無理だと思っていました。
運転士が死亡してしまったので、本当のこと(何がそうさせたか)は解らないのですが、スピードの出しすぎが原因で脱線したのは間違いありません。
過失をして、人を死傷させたのは運転士以外ありません。〕
検察審査会というものは、たぶん必要なものだと思います。
でも実態は大衆の感情に左右される、”魔女裁判”化しているのではないでしょうか。
31)フリーアナ・小林麻央さん死去
小林麻央さんが亡くなりました。
2014年に人間ドックで乳がんが発見されてから、わずか3年の命でした。
自身も人気アナウンサーで、夫は歌舞伎の名門役者。
二人の子供にも恵まれ、これからも幸せな環境は続くはずでした。
乳がんは9割が放っておいてもいい、転移しないがんです。
しかし、1割のがんはリンパ節に転移し、体中に放散されます。
問題はその見極めだったのですが、残念ながらそこを怠ってしまいました。
結果、不幸なことに彼女のがんは転移するがんで、リンパ節にも転移してしまいました。
もう少し治療を早く始めていたらという意見もありますが、すべては結果論です。
ご冥福をお祈りします。
32)タカタが民事再生を申請
欠陥エアバックのリコール問題で窮地に立たされるタカタが、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されました。
民事再生法というのは、「中小企業や個人などが経営危機に陥った場合の倒産手続きを簡略かつ迅速に進め、早期再建を支援するための法律で、倒産のおそれがある段階で手続きの申し立てができ、原則として債務者は経営権、財産管理・処分権を保持る」という法律です。
大企業が倒産すると「会社更生法」ですが、中小企業は簡素な「民事再生法」になるようです。
でも、タカタは中小企業じゃありませんけど。
資本金418億、従業員5万人、売上高7000億のバリバリの大企業です。
タカタの製品は、ホンダ、トヨタをはじめ日本国内の自動車メーカーはほぼすべて、欧米の主要自動車メーカーもほぼ使われています。
僕の車もリコール対象で、ホンダから連絡をもらって修理してきました。
ディーラーの店長に、「この費用はタカタが全部持つんですか」と聞くと「そういうことにはなっているんですけど、実際にできるのかどうか」とこぼしてました。
タカタの負債額は1兆8000億円以上だといわれています。
先日、自民公明税制調査会が、年収850万以上の世帯に増税することを承認しました。
それで増える税収は900億円だそうです。
その約2倍の負債ということですね。
こんなになってしまったのは、タカタの初期の対応に誤りがあったという見方があります。
クレーマー対応は企業の重要な課題です。
何でもかんでもお詫びして賠償するというわけにはいきませんが、どんな相手にも傲慢と受け取られる態度はいけません。
8年前に、トヨタが言いがかり的なクレームにも、速やかに対応してリコールをしました。
その時は大きな損失があったと思いますが、そこで信用を構築したトヨタは、その後大きく飛躍できたではないですか。
33)14歳棋士、藤井四段が29連勝の新記録
一時期将棋に凝っていて、僕の周りの中では一番強かった時期があります。
いや、周りが弱すぎたのかもしれない。
藤井四段の連勝が途切れた試合(対佐々木勇気 五段) を、たまたま休日だったので「abemaTV」で一日中観てました。
やっぱり将棋は面白い、そして難しい。
藤井四段の登場とともに、プロ棋士となって初対局の相手となった加藤一二三九段も話題になりました。
天然おじいちゃんのキャラでTVに引っ張り出されましたが、ほんとはすごい棋士なんです。
1954年に当時の史上最年少棋士(14歳7か月)・史上初の中学生棋士になり、「神武以来(このかた)の天才」 と呼ばれました。
その最年少記録を破ったのが藤井四段(14歳2か月)というのも因縁。
加藤九段の実績をあげれば、最高齢現役(2017年6月20日引退)、最高齢勝利、最高齢対局、現役勤続年数、通算対局数、通算敗戦数は歴代1位。
20歳(1960年)で名人戦に初挑戦していますが、その相手はあの大山康治名人。
その時代は大山名人全盛期、初対戦からタイトル戦を7回戦い負け続けます。
しかし、ついに1968年度の第7期十段戦において、大山十段(名人を含む四冠)をフルセットの接戦の末に破り、プロ15年目にして、初のタイトル獲得します。
その後、大山時代に入れ替わるように、中原誠が登場(中原時代)しライバル関係となります。
さらに時代は移り、ライバルは米長、谷川、羽生と変わりますが、常に対抗馬として存在し続けていたのです。
通算勝ち数1309勝は歴代2位(1位は大山の1433勝)、63年にわたり将棋界をけん引してきたまさにレジェンドと呼ぶにふさわしい棋士なのです。
見事なタイミングでバトンを受け取った藤井聡太四段は、どこまでたどり着けるでしょうか。
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