《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2020年05月20日
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3月10日、愛知県蒲郡市の50代の男が新型コロナウイルスに感染し、入院までの期間自宅待機要請を受けながらそれを無視、市内に繰り出しフィリピンパブの店員に感染させようとした事件だ。



ひとつは、他人にウイルスをうつしてやろうとしたテロ行為そのもの。
両親が新型コロナに感染していた男は、濃密接触者として検査を受けていた。
そしてその日、陽性反応の連絡を受け、保健所から自宅待機を要請された。
しかし男は、「ウイルスをばらまきに行く」と家族に言い残し出て行った。
心配した家族が、男の行きそうな店を当たり、フィリピンパブで発見されたというわけだ。
家族からの説明を聞いた店長が、男に退店を促し、保健所と警察に連絡した。

自分が新型コロナウイルスに感染しているのを知ったうえで店に来た。
故意に、無差別的に人に感染させる目的である。

昔アメリカで、エイズに感染した加害者が、それを知っていながら他人に感染させた。
その男は”殺人罪”で起訴された。
被害者がまだ生きているにもかかわらずだ。

被害者の女性の今後によっては、重罪に問われるかもしれなかった。

二つ目の驚きは、感染させられたホステスは、男と接触していなかったということだ。

事件の第一報では、店で濃厚接触をした女性が感染と伝わっていたので、男の隣に座ってカラオケなどしていたホステスが被害者かと思っていたが、そうではなかった。

男が入店後すぐに座った待機席に、男がいなくなってから座った別のホステスが感染したのだ。
防犯カメラの画像から、被害者は距離的にも時間的にも男から離れている。
店内は割と広く仕切りもないので、”密接”でも”密着”でも”密閉”でもない。
国を挙げて喧伝している”三密”ではないのだ。

接客したホステスは、肩を抱かれ、スマホを操作し、男がハウンドドッグを歌うのを隣で聞いている。
同じ空気は吸っていたし、飛沫も浴びている、体に触れられてもいる。
しかし、感染はしなかった。

世間の認識は、新型コロナは感染者や感染者が触れたものにちょっとでも触るとうつってしまうかの印象がある。
どうもそうではなさそうだ。
ウイルスが感染するには、何らかの行為が絡むと考えられる。

ではなぜ接触のなかったホステスが感染したのだろう。

多分男が待機席に座ったときにソファーに手をつき、手に付着した唾や鼻水がそこに残り、同じ位置にホステスが手をつき、その手で化粧をしてしまったと考えれば感染はありうる。
感染した手で口紅を塗って、指でなぞれば、男の唾をなめたのと同じことになる。

唾に就いたウイルスは、呼気に含まれるウイルスより数万倍多い。
この推理が正しければ、指をなめてしまったことが感染の原因だといえる。

「なめたらいかんぜよ!」(by『鬼龍院花子の生涯』夏目雅子)

僕は以前、ウイルス感染防止にマスクは効果がない、ということを言った。
マスクの繊維の隙間はウイルスの大きさの100倍だから、マスクには引っかからないという理由からだ。
せいぜい自分の指をなめて感染するのを防ぐぐらいだ。
しかし、その”指をなめない”ということが重要だったのだ。

1月に『テディベアテラス』の外扉を交換して、木製になった引き戸をYUMIさんとオスモカラーで塗装したことがあった。
塗り終わったときYUMIさんが僕の顔を見て「パパ、口の周りにペンキついてるよ」と言った。
YUMIさんを見ると、彼女の口の周りにもペンキが付いていた。
「人は無意識に顔を触っている」ということが立証された。
ペンキを塗っている手ですら顔に触れているのだから。

マスクの効用は、まさに自分の手指からの感染を防ぐことにあった。

そして、三つ目に驚かされたのは、ウイルスばらまく男が一週間後に急死したことだ。
フィリピンパブの事件のニュースがつたわり、全国民のバッシングを受けている最中だった。

男は肝臓がんという基礎疾患を持っていた。
新型コロナウイルスで重症化するか死亡するのは、高齢者と持病のある人。
ただし呼吸器疾患や心疾患、糖尿病という病気は、その病気が新型コロナによって悪化するが、がんの場合は抗がん剤治療をしている場合が危ない。
詳しい報道はないが、この男も抗がん剤の治療は十分疑われる。

基礎疾患のある人は、免疫力が落ちているから新型コロナに感染すると重症化すると思われている。
しかし、重症化するのは免疫力が落ちたときばかりではない。
逆の場合があるのだ。

免疫の暴走。
何らかの事情で免疫が暴走すると、免疫が正常な細胞を攻撃してしまう。

新型コロナウイルスで肺炎になると、間質性肺炎という種類の肺炎であることが伝わっている。
免疫が情報を持っていないウイルスを感知した時、猛烈に除去しようと攻撃する。
その攻撃が行き過ぎると、自らの体を傷つけてしまう
それをサイトカインストームという。
このメカニズムが新型コロナで急激に病状が悪化する原因だと考える。
抗がん剤には免疫力を高める効果を持つものもある。

細胞が異常を感知すると、サイトカインという物質を精製するのだが、その中に免疫を促進させるものもあり、そこで免疫の暴走を引きおこす。

ウイルスばらまく男の死因は、”肝臓がん”ではなく”肺炎”だった。
新型コロナウイルスに感染した体が、異常反応して感染したと思われる肺全体を攻撃し、その結果肺が固くなって呼吸ができなくなった。

それが、ウイルスばらまく男の急変の答えだと思う。

画像を見る限り、男は咳などの症状がない不顕性感染者に見えた。
それが一週間で死んでしまう。
自分の免疫が原因で。
これは、やはりやばい病気かもしれない。





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最終更新日  2020年09月28日 19時42分04秒
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