Dec 21, 2004
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カテゴリ: 徒然・・



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きょうは、私のHPのTOPに写真を載せた 

ミケランジェロ作「ピエタ像」の思いを・・



20代のちょうど真ん中あたり、青春ともいえず

そして大人にもなりきれない、生きていく光も見えず

”これから私はどこを向いて生きていくのだろう”と

自分に問いかけていました

その時に、クリスマスと新年をイタリアへ旅に出ることにして

クリスマス少し前のバチカンへ行き・・

サンピエトロ寺院の正面に立ったときに、言葉にならないほどの

感動が身体中にす~っと沁み込んできました

いままでのもやもやしていた私の中の霧がいつの間にか消えて

真っ青な空が私の中に広がっていく・・

ふしぎな思いを抱きました

広い寺院の中央の広場を一歩ずつ歩き、ピエタ礼拝堂へ・・

キリストを抱くマリアの像・・

悲哀という意味のある「ピエタ像」に対面しました

ミケランジェロという画家は、”神と対話してるのだろうか?”と・・

大理石という硬い石を削り、彫り、あのやわらかな曲線、

衣装の襞のライン・・マリアさまの慈愛に満ちた表情、

キリストの苦脳の表情を創作したことへの感謝の思いに

しばらくずっとその場に立っていました

あれからもう何年経ったでしょう

いまもあのときのことは、忘れずに私の目とこころに焼き付けて

「私」という引き出しにしまってあります

その後二度バチカンに行く機会があり、その度に「ピエタ像」に

会いに行き、引き出しを開け、またそっとしまってきます



pieta







私が青春を過ごした湘南の海と

イタリアの旅で出会ったピエタ像への思いを詩にしました






海風


春・・・・・

うらうらと 海面が揺れている
空から薄いヴェールが舞い降りてきて
ひと筋の光が差し込まれた
その時  ヴィーナスの誕生  ボッティチェリの絵のように

何かが生まれた




夏・・・・・

きらきらと 海面が夏風に凪いでいる
音のない  深海の底を思わせる神秘的な光を感じながら
ヨットの上にからだを横たえ 時の流れを想う
その時  ヨットハーバー デュフィの絵のように

何かが動き出した



秋・・・・・

ゆらゆらと 海面が秋風に吹かれている
少し淋しげに 小首を傾げた太陽が
静かに寄せ来る波をそっと見守っている
ひとり浜辺に来て 来し方を想う
その時  青い天使 シャガールの絵のように

何かが翔んだ


冬・・・・・

はらはらと 海面に雪が舞っている
高く打ち寄せる波に 雪はさらわれていく
コートの衿を立て 砂浜をひとり歩く夕暮れ
その時 ピエタ像 ミケランジェロの作品のように

疲れた心と身体を優しく包む慈悲の

マリアをみた

by:12本の薔薇















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Last updated  Dec 21, 2004 06:07:15 PM
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