Oct 29, 2008
テーマ： 秋を探して(8)
カテゴリ： 芸術・音楽・絵画・美しいもの
もの思う秋
歌手の岩崎宏美さんが映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台
オーストリアのザンクト・ヴォルフガングより登山電車に乗り、
頂上まで・・
車窓から見る山間の風景の美しさは映像からも伝わり、
頂上の登山電車の終点からはザンクト・ヴォルフガング湖
そしてアルプスの山々を眺めることができる。
思わず、
♪The hill are alive with the sound of music..♪
・・と、つられて歌いだしたくなるような
”世界にはこれほど美しい透明感のある清々しい自然が存在していること”に
震えるほど感動しました。
旅は、世界遺産に登録されているハルシュタットへと続き、
ここでは絵本から飛び出してきたような三角屋根の家々が建ち並び、
町を歩く楽しみがいっそう駆り立てられる・・
民族衣装を着た男女が湖水に浮かぶ船に乗り込みダンスを踊る場面は
晴れやかでなごやかでなんともほほえましい・・
旅の最後はチェコのプラハへ戻り、
ドヴォルザークホールの舞台で岩崎宏美さんが歌う。
阿久悠作詩 三木たかし作曲
「思秋期」
・・・・・・
青春はこわれもの 愛しても傷つき
青春は忘れもの 過ぎてから気がつく
誰も彼も通り過ぎて 二度とここへ来ない
無邪気な春の語らいや はなやぐ夏のいたずらや
笑いころげたあれこれ
思う秋の日
この曲を聴きながら思わず涙がこぼれてきた・・
”この涙はなんだろう・・？”と、思いつつ
歌手岩崎宏美の声の美しさにその日からずーっと余韻が残っている。
＋
この「思秋期」と同じころに歌われていた八神純子の「思い出は美しすぎて」
聴いてみると・・
またまた懐かしさがこみ上げてきて涙・・
「思い出は美しすぎて」
やさしく時は流れすぎて
ひとりふりかえる
今でもあなたのほほえみを感じることがあるのよ
思い出は美しすぎて
それは悲しいほどに
もう二度と手の届かないあなた
遠い人
八神純子
素晴らしい声の持ち主
レパートリーのすべての曲がみな素敵でおしゃれで美しい・・
日本にもこういう素晴らしいアーティストがいたこと
おもいがけず青春時代に戻った一日だった。
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