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ジュール・ルナールの小品、「老夫婦」を読みました。 30行ほどの、ごく短いものです。 80歳の夫と、70歳の妻との話です。 2人が離れて座っているので、「もっと近寄ったら」と 言われて、妻のほうが、「角(つの)がぶつかったらイヤ」と 答えます。 え、じゃあ、2人とも、角が生えてる? 夫のほうは、答えます。 「私には生えているかどうか分からないけれど、 妻には角は生えてないよ」 妻のほうは――黙ったままです。 自分に角があるか、夫には角があるか、黙秘です。 ただそれだけ、なのですが、 滑稽なような、それでいて恐ろしいような話です。 老夫婦の人生が凝縮した30行です。 短くても、ぎゅっと詰まった話をしてみたいものです。ジュール・ルナール全集(第12巻)価格:5,040円(税込、送料別)
2011.07.09
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地下鉄が地上に上がる瞬間が好きです。 ブルーラインで言うと、湘南台のちょっと前 地下を走っている地下鉄が、地上に舞い上がる。 乗っている自分も、完全に地下鉄モードになっているのに、 急に、外の風景が見えてくる。 夢のような瞬間です。 もっと好きな瞬間があります。 根岸線、桜木町-関内間で、ビルの谷間から一瞬、 ランドマークと観覧車が見える風景が開きます。 乗るたびに、どんな風景が見えるか、待ち構えるのです。 毎回、期待は裏切られません。 あなたの好きな瞬間は?[カーネーション]
2011.07.05
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寝る前はたいてい本を読んでいます。 本を持ったまま、そのまま眠ってしまうことも、たまにはあります。 でも、たいていは、眠りにつく前に本を枕元に置いて、それから一瞬、夜の音に耳をすませます。 家の前の木々が風に揺すられる音がします。 表通りの車の音が聞こえてきます。 遠くのほうで、終電間際の列車が走る音がします。 それらの音がしなくても、 何の音なのか特定できないざわめきが、聞こえてきます。 地球が自転する音かもしれない・・・ 音なき音に、耳をすませてみませんか。 気持ちよく、眠れます。
2011.07.03
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