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2011.10.15

マックバレン　キューブ・ゴールド

テーマ：パイプたばこを吸おう(1839)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　「キューブ」と名乗っているのにキューブカットでないのは、これ如何に？　ってなもんで、買って来ました「マックバレン　キューブ・ゴールド」です。
　美味いという評よりも、不味いという評の方が多いように思えるのですが、果たしてどうなのでしょうか。

　パッケージは、以前に試した「ベルベット」シリーズと同じパターンの紙パックです。発売順から考えれば、「ベルベット」の方が「キューブ」シリーズの後を追ったという事になろうかと思います。

　開封時の香りは、やや人工的な雰囲気のある甘い柑橘系で、「ベルベット・グリーン」と同系統の物に感じられます。・・・この人工化学薬品的な甘い柑橘系の香りは、ラールセンの煙草に良くある爽やかな柑橘系とは、同じ柑橘系でありながらも対照的な存在で、私は実はあまり得意ではありません。
　・・・すみません、もうこの段階から、低い評価になっちゃってます。でも、まぁ、「ベルベット・グリーン」ほどは違和感がありません。

　カットは、リボンカット、ラフカット、ブロークン・フレイクの混合で、やや湿気は多い方です。ですから、緩めに詰めた方が良いかも知れません。

　で、少し緩めに詰めて吸ってみたのですが、喫煙序盤の火持ちが良くありません。火付きも良いとは言えません。ちょっと気を抜くと、直ぐに消えてしまうので、手強いフレイク並に再着火を繰り返しました。

　喫煙序盤の香りは、開封時のそのままなのですが、やや化学薬品的な部分が薄れているようでもあります。味は、ネーブルとかグレープフルーツとかに人工甘味料を振り掛けたような感じで、・・・う～ん、重苦しい甘さではないのですが、やっぱりちょっと人工的なわざとらしさがあります。
　別に不味いという程ではないのですが・・・。

　喫煙中盤になると、火種も安定してきて、普通に吸えるようになります。味は、徐々に人工的な雰囲気が抜けてくるような気がするのですが、基本的には序盤と大差はありません。

　喫煙終盤になって、やっとバージニア系の柔らかい甘さが微かに見えてくるようになり、薬品的な味がだいぶ抑えられてきます。そうして、最終盤には慣れもあってか、そこそこ美味しい味として喫煙を楽しむ事ができました。

　という事で喫煙終了。後味・残り香ともに、それほど爽やかという物ではありませんが、ベタッとしている訳でもなく、まぁ、よろしいんじゃないですか。
　ただ、まぁ、あの「ベルベット・グリーン」といい、この「キューブ・ゴールド」といい、マックバレンの甘い柑橘系の味は、どうも薬品的に私は感じてしまいます。ある特定部分の着香が、そういう感じを出しているのだと思うのですが、それが何なのか今一つ分かりません。
　「ベルベット」シリーズの時は、「グリーン」は今一つだったのですが、「レッド」は美味しく吸えました。もしかしたら、この「キューブ」のシリーズでも、「シルバー」や「ブロンズ」なら美味しく吸えるのかも知れません。折を見て試してみたいと思います。

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