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2011.12.25

W.O.ラールセン　2012エディション

テーマ：パイプたばこを吸おう(1869)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　さすがにクリスマス当日ともなりますと、年末年始の一連のお祭り騒動にいよいよ突入したなぁという感じで、今年の締めくくりと来年へのスタートに相応しい煙草を開けるちょうど良いタイミングです。
　W.O.ラールセンの毎年恒例の限定煙草「2012エディション」を開けました。

　開封時の香りは、ミルクキャラメル、柑橘類、ドライフルーツといったところで、非常に華やかな香りです。カットは、細めのリボンカットとブラック・キャベンディッシュのラフカットの混合で、かなり乾燥した手触りです。

　火皿内径20mmの中くらいのパイプに詰めて火を着けますと、意外に落ち着いた良い香りが来ます。開封時の香りに少しローストしたような香りが混じり、トータルとしてちょっと大人っぽい雰囲気になっています。
　味も、ベタベタな甘さではなく、柑橘系・果物系の酸味・甘味が効いた軽快で優しい感じの甘さで、絶妙なバランスに仕上がっていると思います。少しコーヒー的なロースト感もあって、それが華やか過ぎる味にならないポイントになっているようでもあります。
　いやぁ、さすが私の大好きなラールセンです。非常に美味しいです。

　火付き・火持ちは良い方でしょう。かと言って過燃焼気味になるという事もなく、快適に喫煙できます。非常に乾いた手触りだったので、少々心配していたのですが杞憂に終わりました。

　喫煙中盤に差し掛かろうかという段階で、早くも上質のバージニア系の軽快な甘さが加わってきます。ちょっとクリーミーな部分も出てきます。マックバレン社の着香系で時折感じる中だるみのような時間帯がないのは、好感が持てます。

　喫煙中盤を過ぎてくると、上質のバージニア系の軽快な甘さ・煙草感に、柑橘系・果物系の酸味と甘さが加わるぐらいのバランスになり、これも非常に美味しいです。深い熟成感という訳ではありませんが、若いバージニアの青臭さという感じでもなく、私にとっては丁度良い加減です。
　味は軽快なのですが、ニコチンの効きは結構強く、その面での満足感も高いです。

　そして、このまま終盤まで行って喫煙終了。非常に美味しい煙草でした。後味は非常に軽く、少し爽やかで、残り香もイイ感じです。

　トータルとして、ラールセンらしい上質の欧州系着香煙草です。クリスマスから年末年始にかけての華やかな雰囲気に非常にマッチした美味しい煙草だと思います。
　この時期に、こういう美味しい煙草が吸えるのは、とても幸せな事だなぁと思ったりもしました。

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