しばらく吸って、味に慣れてくると熟成したバージニアらしい角の取れた軽快な甘さが前面に出てくるのですが、それでも塩味 or 酸味は感じます。「tobaccoreviews.com」の情報では、ブレンドにペリクが使われているらしく、それが塩味を感知する原因なのかも知れません。ペリクと言えば「酸味」を連想するのですが、ブレンドの仕方によっては僅かな酸味を塩味に感じるようになるという事でしょうか。
いきなり塩味に気を取られてしまいましたが、じっくり注意深く吸うと、良く出来た煙草である事が分かります。角の取れた柔らかい甘味と、出し汁系のコクのある旨みを、漬物系の塩味 or 酸味が上手にまとめているような雰囲気で、舌を噛むような刺激も少なく、絶妙な匙加減です。 なるほど、このバランスの良さと奥深さ・複雑さは、さすが人気銘柄といったところです。