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2012.02.21

7Seas　チェリー

テーマ：パイプたばこを吸おう(1839)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　マックバレンから「セブンシーズ」のシリーズが発売になった時は、３銘柄が同時発売だったのですが、この「チェリー」はそれには含まれていませんでした。その後、予想以上に良く売れたからかも知れませんが、この「チェリー」が後から追加で発売になりました。チェリー着香というのは、人気度がそれほど高くないのかも知れません。

　その事が理由という訳ではないのですが、私は今までチェリー着香の煙草を何一つ吸った事がありませんでした。ただ何となく、食わず嫌い的に避けてたような所があったかも知れません。
　で、今回は、キャンペーンでおまけが付いてきたこともあり、この「セブンシーズ・チェリー」を買ってみることにしました。これで「セブンシーズ」シリーズは全て試したという事になります。

　開封時の香りは、今まで煙草分野では感じた事のない香りで、そう言えばサクランボってこんな匂いだったかも知れないと思い出させるものでした。何かの木材のような匂いも感じられます。
　カットは、粗めのリボンカットが主で、ラフカットのブラックキャベンディッシュが少し混ざります。湿気は少し多めのように感じます。

　「セブンシーズ」シリーズの煙草は、いつも湿った感じを受けるので緩めに詰めるようにしています。今回も、緩めを意識してパイプに詰めました。

　着火して吸い始めますと、まず開封時と同じ香りが来ますが、予想よりもソフトな感じで、きつさがありません。味は、サクランボというよりは蜂蜜を想起させるもので、果物系の僅かな酸味と熟成したバージニア葉のこってりとした甘さも微妙に感じ取れます。

　少し緩めに詰めたのが功を奏したのか、火付き・火持ちは良好で、且つ過燃焼気味になる事もありません。

　喫煙中盤を過ぎても、基本的には同じような雰囲気が続きます。喫煙終盤で、バージニア系の甘味が垣間見えるような気もしないではないのですが、ほとんど序盤と変わらない味と香りで最後まで行きます。かなり深く着香されているようです。

　という事で喫煙終了。後味は、果物系の酸味が爽やかに残り、残り香もサクランボ系の香りが柔らかく残ります。

　全体的にチェリーの香りと酸味の効いた甘さが美味しい煙草でした。ただ、最初から最後まで割りと一本調子なので、人によっては飽きるかもしれません。また、パイプのリム周辺に付着するヤニが多めで、見た目にかなりベッタリと付きます。水分と糖分が多いと感じさせる付き方です。

　で、私としては初めてのチェリー系着香だったのですが、なかなか良かったです。この系統の香りが強過ぎると抵抗を感じるような気がするのですが、この「セブンシーズ・チェリー」は、柔らかく香るのでイイ感じです。

　なかなかよろしいんじゃないでしょうか。

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