機械式時計と煙草でブログ！

< 新しい記事

新着記事一覧(全2400件)

過去の記事 >

2012.04.01

加湿後のジェニュイン　パイプ編

テーマ：パイプたばこを吸おう(1839)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　丸一日の加湿で、触った感触が、良くあるパイプ煙草並になりましたので、まずはこれをパイプで吸ってみます。
　そうしますと、喫煙序盤から、やや深めに熟成された円やかな甘味が強く出るようになっており、非常に美味しいです。着香成分の分かりにくさは加湿前以上で、煙草本来の味が強く出るようになった分だけ、余計に目立たなくなったようです。また、舌へのチクチクした刺激はほとんどなくなりました。
　香りの方は、やや弱まったでしょうか。干草系の香りなので、元々それほど良い香りでもありませんから、弱まったら弱まったで、特に問題はありません。

　この味と香りの方向性は、サミュエル・ガーウィズのベスト・ブラウン・フレイクとかの、熟成を効かせたバージニア・フレイク物の方向性と良く似ている気がします。とても美味しいです。

　火着き・火持ちは加湿前よりも悪化はしていますが、パイプ煙草としては通常レベルです。また、過燃焼気味になる事はなくなりました。

　ジェニュインのこうした味わいは、喫煙中盤を過ぎても続きます。一般的な非着香煙草と同様に、途中の喫味の変化は殆どありません。そして、そのまま喫煙終了。
　後味には円やかな甘味が残り、残り香は煙草らしいものでしたが、この辺は加湿前と大きな違いはありませんでした。

　という事で、加湿後のジェニュインは甘味が増して、とても美味しく吸う事ができました。やはり、開封直後は過乾燥になっていたようです。パウチの密閉性が甘かったのでしょう。
　味は、基本的に熟成の効いた非着香のそれで、この中から着香成分を見出すのは、かなり難しいです。ですから、この銘柄は非着香銘柄として扱っても問題がないように思われます。

　さて、次回は、加湿後のジェニュインを手巻きで試します。

[とても美味しい煙草ブログは此方 Click!]